しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も、当ブログをご覧頂きありがとうございます。
つい先日、「配当金を毎月貰えるように分散させていきた~い!」という趣旨の記事を書いたところ、恥ずかしながらすまにゅー砲を頂きましてありがとうございます。
その記事に対して、読者様から以下のようなコメントを頂きました。
個人的には森トラストホテルREITが主役です。先日、分配金がUPした割には投資口価格は上がらず、放置されてる感があると思ってます。
なぬぅー・・・?!
ちょっとノーマークなREITだったぞい!
こういう話には、めっぽい食いつきが早い🐸さん。早速、この銘柄を調べてみました。すると、なかなか「尖がった」良さげな銘柄であることが分かりましたので、毎月配当で2・8月を埋めたい方のために、当記事にて紹介したいと思います。
(3478)森トラスト・ホテルリート概要
こちらは、100%国内ホテルを投資対象にするリートです。スポンサーはその名の通り「森トラスト」及び「森トラスト・ホテル&リゾーツ」で、都内を中心に資産性の高い物件開発・運営を強みとする森トラストグループをバックに従えています。有名所では『赤坂ツインタワー』『東京汐留ビルディング』等は皆様もご存知ではないでしょうか。尚、JCR等の格付けは持っていません。
少数精鋭!ハイクラスホテルリート
さて、同じホテルを対象としたリートでも、規模的に言えば(8963)インヴィンシブル投資法人が国内では最も大きくて、82棟(ホテル以外も入れると147棟)資産総額にして実に5,000億円を超える物件を保有するマンモスリートなのですが、
この森トラスト・ホテルリート、保有物件はたった
5棟
しかないんです。資産総額もせいぜい1,000億円程度。しかしその5棟が、いずれも素晴らしいホテルなんです。以下に、どんなホテルかを説明してまいります。
①シャングリ・ラ ホテル東京
【客室数:200】
東京駅から徒歩1分の超絶立地、最上級インターナショナルブランド「シャングリ・ラ」日本初進出となるホテルです。もちろん☆5!元フジテレビの中野美奈子アナがここで結婚式を挙げています(あ、これどうでもいい情報ですねw)
※同投資法人ホームページより引用。以下同じ
ユーザーレビューも、まさに圧倒的といえる高評価です。あー、私も泊まりたい。
※Googleによるレビュー結果(2019/11/4時点)以下同じ
②ヒルトン小田原リゾート&スパ
【客室数:163】
東京から1時間圏内、相模湾を一望できる絶好のロケーションに位置する、これまた世界に名だたる「ヒルトン」ブランドのリゾート型ホテルです。全室オーシャンビュー、天然温泉付き、充実のスポーツ・アミューズメント施設などなど・・・特に長期滞在を好む欧米人に受けそうなコンセプトではないかと思われます。
滞在客の皆さんも、十分満足いく滞在が出来ているようですね。
③コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション
【客室数:150】
東京駅から徒歩4分!
はい、ここも有名なブラ・・・ゲフゲフッ
有名ドコロが続き過ぎて、語彙力が・・・
世界最大のホテルチェーン "マリオット・インターナショナル" の中でもミドルクラスの位置付けとなるホテルです。ここも東京駅目の前という好立地で、ビジネス客も観光客もなんでも来いのナイスホテル。ところで、米国のコートヤードってめっちゃショボいんですよねー。ついマリオットの名に迷わされてしまうっていうか。
立地評価が「4.9pts」とあるように、利便性の良さがとっても受けている様子。
④コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーション
【客室数:332】
同投資法人が唯一保有する関西エリアの物件は、新大阪から徒歩1分とこれまた素晴らしいロケーションにあるコートヤードです。利便性を重視したい方が大阪に出張・観光に来られるとしたら、もうここで問題無しって話じゃないでしょうか?
いや、別にマリオットの回し者じゃないんすけどね
こちらも東京と同じく、大変高い満足度のようです。
⑤ホテルサンルートプラザ新宿
【客室数:624】
眠らない街の真ん中にあり、日本一の乗降客を誇る新宿駅から徒歩3分・・・インターナショナルブランドこそつかないものの、ビジネス・観光ニーズを洩らさず掴むには十分な大きさ&ロケーションのホテルです。日本を代表するホテルチェーン「サンルート」の旗艦物件となっています。
特筆すべきはやはり「立地」の評価。大半の方が満点をつけられています。出張族なら一度は使ったことがある宿ではないでしょうか?(ちなみに私もあります)
いかがでしょうか?まさに「ホテルといえばこのブランド」というものばかりですし、立地条件も全て超駅近、ヒルトン小田原も東京から1時間圏内という至便さ。来年のオリンピック需要は勿論のこと、2025年の大阪万博や、今後のインバウンド客を取り込む上でも「外す」ことは無いであろうポートフォリオと思われます。
東京駅から近いってのは何処でもイケる、ってことだもんね
問題があるとすれば、物件が5棟しかなく、リスク分散が効かないという点が第一に考えられます。万が一、関東地域で大きな震災が発生したら一斉に稼働が止まりそう。また、収益の大幅な伸びが期待出来ないという課題もあるでしょう。これらの点を除けば、その圧倒的なブランド力と競争力のある物件を背景に、安定的なホテル運営が期待出来るのではないでしょうか?
あまり価格が高騰していない
以下は、こちらのリートのチャートになります。前述の方のコメントにもありました通り、投資口価格は上がっているものの、インヴィンシブルのような他リート銘柄に比べると、その伸びは緩やかに見えます。
第8期(2020年2月期)の1口あたり分配金は3,410円(予想)となっていますが、このうち105円は固都税の取得簿価計上等による一時的な増加によるものなので、巡行ベースでは3,300円(偶数期)3,400円(奇数期)となります。
連休前終値に対する利回りは税引前ベース4.53%。リートの利回りとしては、ギリギリ合格レベルだと私は判断しています(ホントは5%くらい欲しい)
なお詳しい財務状況につきましては、先月末にリリースされた第7期(2019年8月期)決算説明資料をご覧下さいませ。(丸投げって言わないで・・・)
以上、他の銘柄とは一線を画した、少数「超」精鋭のポートフォリオが光る森トラスト・ホテルリートについて取り上げてみました。私同様、2・8月の配当金額の少なさに悩まれている方は、一度ウオッチリストに加えてみてはいかがでしょうか?
当ブログでは、特定銘柄の買いを推奨していません。
くれぐれも、投資は自己責任でお願いします!