しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日もブログをご覧頂き、ありがとうございます。
つい先日、世の中に少しづつ出回りつつある「代替肉」いわゆる、大豆などの植物ベースの材料を使って、工場で人工的に作られるお肉の話を書きました。
そんな話をアメリカ人の同僚としていたら、
それなら、俺も食べたことあるで(英語で)
と、あっさり言われましてね。
えっ、意外と日常まで広まってるのか?と思いきや。
先月から、近所のバーキン※のメニューに出てん(英語で)
※バーガーキングのこと。勿論アメリカ人はそんな略し方しません。
ハンバーガーキチガイ 好奇心旺盛な同僚が、たまたま見つけて食べに行っていたそうです。「おっ、こりゃタイムリーやんけ」としたり顔のしょこら@さん、早速試食しに行ってきましたので、その様子をレポートします!
代替肉ファーストフード戦争、勃発中!
米国市場に出回っている代替肉においてポピュラーなメーカーは、2社あります。
「インポッシブル・フーズ(Impossible Foods)」
「ビヨンド・ミート(Beyond Meat)」
2011年創業のインポッシブル・フーズは、数年前から代替肉を各レストランに提供していましたが、このたび、全米2位のハンバーガーチェーンであるバーガーキングに初めて代替肉パティの提供を開始しました。4月に行った試験販売を経て、先月8月から本格的に「インポッシブル・ホッパー IMPOSSIBLE WHOPPER」がメニュー展開されるようになりました。年内には全米各店舗で取り扱う予定だそうです。
(※バーガーキングHPより引用)
かたやビヨンド・ミートですが、同じくサンドイッチの世界最大チェーン店であるサブウェイに、代替肉を使ったミートボールを提供しています。
(※サブウェイHPより引用)
両社とも、こういった全米規模の大手ファーストフード店を通して代替肉の拡大を一気に図るべく、ガチンコ勝負の様相を呈しています。
なお、全米最大のハンバーガーチェーン「マクドナルド」並びに3位の「ウェンディーズ」は、現時点では代替肉ハンバーガーの提供を開始していません。マクドナルドは5月にドイツで試験販売を行っており、早晩本格参入してくるのではないかと予想されます。
どちらかというと世間の関心が先行していて、流通量もさほど多くないみたいです。店によっては売り切れ、ないし取り扱っていない場合もあると聞きました。
近所のバーキンに行ってみた
さて、今回お邪魔したのは、何のとりとめもない、至って普通の近所のバーガーキング(以下バーキン)です。バーキンって、昼ご飯時だろうが夜中だろうが、いつ行ってもガラガラなイメージがある。大丈夫なのかな。
メニューを見ると、ありましたぞ!
さてここで、ノーマル肉のWHOPPERと、IMPOSSIBLE WHOPPERのスペック比較(単品ベース)をしてみます。以下の表をご覧下さい。
WHOPPER | IMPOSSIBLE WHOPPER | |
カロリー(Kcal) | 660 | 630 |
脂質(mg) | 40 | 34 |
コルステロール(mg) |
90 | 10 |
炭水化物(g) | 49 | 58 |
ナトリウム(mg) | 980 | 1,080 |
プロテイン(g) | 28 | 25 |
価格(税抜) | $4.79 | $5.79 |
うーん、こう見ると、コルステロールが明らかに低いのを除いたら、割とどっこいどっこいな気がするが・・・むしろ炭水化物やナトリウムの含有量は高いし。
これ、ホンマにヘルシーなん?
まぁ、これで貴重な牛さんの命が守られたと思えば罪悪感無く食べられる、という話なんでしょうかね。うん、きっとそうだろう(´・ω・`)
などとモヤモヤ考えている間に、着バーガーです!
(某 食レポブロガー風)
いざ、御開帳!
中には、はんぺんくらいの均等な厚さのパティが1枚入っておりました。
半分に割ってみたところです。粗いミンチ肉より、更に目の細かい「すり身」肉といった感じのパティです。
おそるおそる食べてみました。
・・・
・・・
・・・
うん、食べれなくはない。
代替肉だと分かっていて食べたので構え過ぎてしまいましたけど、何も言わずに出されたら、きっと普通に食べてしまうレベルでしょう。
ただ、やっぱり食感は違いますね。人工的にこねられた感があります。あと、ちょっとスモーキーさが強い気がするかな。
さて、これに$1を追加で払うかというと微妙ですね。さほど健康に良い感じもしないし、劇的に美味いという訳でもないし。得られたのは「今日は牛さんの命を守ったぞ(2回目)」という崇高な動物愛護の心くらいじゃなかろうか。
まぁ、大事なとこやけどな!
「低コスト」か?「健康志向」か?
今はまだ各社ともお試し、といった状態なのでしょうが、せっかく工場で作る人工の素材なのですから、もっと数量が出れば、材料費や加工費が劇的に下がると思うんですよね。個人的には、価格が安いか同等レベルであれば、選択肢としては有りかなという気がします。
しかし販売価格を上げているということは、健康志向の高い層に対する高付加価値商品として売っているのでしょう。それなら、もう少し目に見えてアピール出来るような栄養数値でないと、魅力が薄いのではないか。
まぁ、所詮ハンバーガー。
そういう高い次元を求めてはいけないということか。
ダイエットコークをダイエット飲料とみなす、的な。
バーガーキング・ノースアメリカのChris Finazzo会長はこう語っているそうです。
バーガーを毎日食べたいけれどビーフを毎日食べたいわけではない、という人がバーガーキングの店舗に頻繁に来れるようにすることができる
えっ?
ビーフ(若しくはチキン)を食べたいから、バーキンに行くんじゃないの?(; ゚Д゚)
さすがハンバーガー民族・・・アメリカ人の思考回路は、よく分かりません。