しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日もブログをご覧頂き、ありがとうございます。
中国のEC最大手アリババの会長であるジャック・マー(馬雲)が、創業20周年を迎えた会社の創立記念日であると同時に、自身の55歳の誕生日でもある昨日9/10に、自らその会長職を退き、後進に道を譲りました。
同日晩、本社のある中国浙江省杭州市のオリンピックスタジアムに国内外の社員を数万人集め、創業20周年を記念する大規模なイベントを開いてその場で従業員に別れを告げたようです。その様子がこちら。
だ、だ、誰やこいつ... (; ゚Д゚)
なんだか、めちゃくちゃ弾けてますよね・・・さすが、一流の人間は仕事も遊びも全力なのがとってもよくわかる、素晴らしい絵です。
ちなみに御本尊はこちら。
10年前から引退を計画していた!
彼の退任にあたって最も驚くべきことは、既に10年前から今日という日での進退を決意し、その日に向けて周到に用意を進めていたということなんです。
10年前ということは、彼が44歳の時・・・私達と全くの同世代です。その時すでにビジネスマンとしてのゴールを定め、時価総額5兆円・従業員数10万人という巨大企業のトップとして自分が何をすべきかを考え、長い時間を掛けて着実にその計画を実行に移してきたそうです。
私も同じように50歳半ばでの社畜脱出を目論んでいますが、正直言ってまだまだ五里霧中の感は否めません。 大規模な景気後退が起きたらそのタイミングは大きくずれるかもしれないし、計画とリスク回避策は全く十分ではありません。
自分の力で、10年掛けてきっちり退任の道筋をつけ、そして完遂する。流石ジャック・マーとしか言いようがない、見事な引き際ではないでしょうか。
「行動しない人の言い訳」が衝撃的
彼には数多くの名言があることで知られていますが、その中でも「成功する人としない人の違い」というスピーチが、貧富の格差が進みつつある現代社会をズバッと風刺し、成功するためにはどう行動するべきかを明快に語っていてとても印象的でしたので、この場で紹介したいと思います。
スピーチ全文
貧乏マインドの人に尽くすほど最悪なことはない。
何かをプレゼントしたら「これは罠だ」と非難する。
「少額投資で大丈夫」と言うと、
「じゃあ、儲からないじゃん」と文句を言う。
「多額の投資が必要」と言うと、
「そんな金ない」と文句たらたら。
「新しいことに挑戦しよう」と誘うと、
「経験が無いから無理!」と諦める。
「伝統的なビジネスだよ」と言うと、
「じゃあ成功しないね!」と却下される。
「新しいビジネスモデル」と言うと、
「ああ、MLMか」と決めつける。
※MLM:Multi Level Marketing、いわゆるマルチ商法
「店を経営してみたら」と言うと、
「自由がなくなる」と主張。
「起業してみたら」と言うと、
「プロじゃないから無理」と受け入れない。
貧乏マインドの人達の共通点とは、グーグル検索が大好きで、似たような貧乏マインドの友人の話ばっかり聞いて、慰めあっている。
口先だけは大学教授並み、でも行動は盲人以下。
彼らにこう聞いてみて?
「じゃあ、あなたは何が出来るの」
何も答えられないから。
私の結論は、言い訳を熱弁している暇があったら、もっと素早く行動に移せば良い。いつも考えているばかりよりも、何か実際にやってみたらどうか。
貧乏マインドの人は、ある共通点により人生を失敗します。ずっと待っているだけで、自ら何も行動しないからです。
・・・・・
どうですか?身の回りの人に、こういう人いますよね?むしろ、私の周りもこういう人ばっかりで、本当に頷くしかない風刺っぷりです。
【WARNING!!】
【WARNING!!】
【WARNING!!】
ここから下は「いつもの毒ガエルモード」に入りますので、ご注意くださいませ。
「損をするから」→で、実際やってみたの?
世の中にいる、投資に対してネガティブな人は、ほぼ10人に10人がこう言います。
「損をするから」
「元本保証しないんでしょ」
でも、ジャック・マー風に言わすと、こうですね。
「で、貴方は実際にやって、損をしたの?」
投資をしない人達って、目の前のお金を1円たりとも失いたくないって固執するから、投資なんてとんでもないって言うのでしょう?
でもそれ、明らかに勘違いですぞ。セクハラをしているオヤジが「相手の女もその気だと思っていた」と同じレベルの誤解。
これからの時代、インフレ+増税+企業による巧妙な価格設定、などなど、私達の所有している資産の "価値" は、何もしなかったら見えない形で確実に減っていきます。1,000円で買えたものが数年後には1,100円、1,200円になります。もしくは同じ価格でも内容量が減っていくように。
以下は総務省統計局による「消費者物価指数」の推移ですが、ここ数年で食料品の物価は2%以上あがっていることが分かります。
私たちはいわば、気付かない内にじわじわと茹でられている、釜の中にいるようなものなのです。肌感覚として「なんとなく最近、物価高くなっているなぁ」と感じるのは、言い換えれば釜の中で「うーん、少し熱くなってきたかなぁ」と感じるのと同じ。それ、確実に茹でガエル化が進んでるってことですからね。
「~だから」という言葉は、止めましょう
ジャック・マーの言う通り、貧乏マインドの人は、先ず言い訳から入ります。
「損をするから」
「元本保証がないから」
も一つ挙げると、
「お金がないから」
資産運用に限らず、話す時にこのような "~だから" という言葉を付ける癖がある人は、気付かないうちに貧乏マインドに染まっています。
一方、そうでない人は "~のためにはどうすればいいか" という視点で入ります。
「老後を生き抜くためにはどうすればいいか」
「資産運用で損をしないためにはどうすればよいか」
「お金を作るためにはどうすればよいか」
目標に向けた方策・計画を十分練り、実行に移す。失敗を踏まえて改善し、次のアクションに活かす。どんなことでもそうやって腕を上げていくもの。最初から失敗しない資産運用なんてあり得ない!。失敗してこそ、次があるのです。
でも・・・失敗したら大切なお金が無くなるし・・・
と思ったお方。
だから、今すぐやるべきなんです。
一日でも早くやれば、仮に失敗しても取り返しがつく時間があります。お金なんて、取り返そうと死ぬ気でやったら幾らでも出来る。逆に時間だけは死ぬ気でやろうが取り戻すことは出来ません。一日でも遅いと、その分挽回の余地はどんどん減る。
口先ばかりで動かない漬物石のような貧乏マインドはいち早く捨てて、将来に向けて「今」何をすべきかを具体的に考えていくべきではないでしょうか。
以上、このたびのジャック・マーの退任に際して思ったことを、彼のスピーチを引用しながら綴らせて頂きました。私自身も「10年後の社畜脱出を実現するために、そしてその後の人生を充実したものにするために、今から何をしていくべきか」この視点を心に留めて、計画を考えていきたいです。