しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日もブログをご覧頂き、ありがとうございます。
剛健質実な名古屋人が誇りにしている「名古屋銘柄」をゴリ押しする企画!
・・・すみません・・・
前2回からすっかり間が空いてしまいました(;´・ω・)
第1弾は、無料モーニング・シロノワール・味噌カツサンドなどなど、美味しさ一杯な喫茶空間を全国展開する(3543)コメダHDを。
第2弾は、カレーといえばココしかない!みんな大好きココイチ!こと(7630)壱番屋を紹介していきました。
トリを飾る今回第3弾は、肉汁たっぷりのステーキ・ハンバーグをガッツリ食べたい時に超絶おすすめな(3091)ブロンコビリーを取り上げたいと思います!
トリだけどビーフのお店やね
さ む い わ ぼ け ぇ ー !
ステーキ専門チェーンとしては古い方です
日本にあるステーキ専門店って、意外と多くはありません。個人的には、ステーキといえば『あさくま』のイメージが強いんですが。若い人からしたら、やっぱり『いきなりステーキ』が出てくるのかな?
日本では古くから「牛鍋」つまりすき焼きが広く親しまれ、そこに使われるお肉として "霜降り" が最高の贅沢だとされてきました。一方、分厚い肉を扱うステーキはそれなりの設備が必要とされ、家庭での調理が困難であること、更にそのボリューム感や豪快な焼きっぷりから、非日常的な食べ物、それが転じて「高値の花、ごちそう」的なイメージが長らくついてきました。
そんな、まだステーキハウスがさほどメジャーではなかった今から40年前の1978年、名古屋市北区にブロンコビリーの第一号店がオープンしました。そして今では東海地方を中心に、135店舗を展開しています。
ブロンコビリーの魅力は、なんと言ってもあの肉汁たっぷりのステーキじゃないでしょうか?・・・って言いながら、私しょこら@はいつもステーキではなく、ハンバーグの方を選んでしまうのですが(´・ω・`)
※同社ホームページより
もちろんサラダバーも、期間限定アイテムがあったり、非常に充実しています♡ でも予算がお高目なので、なかなか頻繁には行けません。年1、2回くらいかな?
※同社ホームページより
安定した利益を生み続ける高単価製品
早速、投資先としての指標を見てみましょう。
売上高は素晴らしい右肩上がり具合です。経常利益は10%を超える高い率を維持、日経MJによる飲食業界利益率ランキングでは、なんと2014・15年と業界トップ!それ以外の年でも常に5位以内に入る程の高利益体質を誇ります。ただ、ここ4、5年の利益額は、横ばい傾向が続いている様子。
EPSも、ここ数年は横ばいです。特筆すべきは配当性向の低さ!なんと10~20%前後の水準しかありません。十分余裕があるといえますが、もうちょっと出して欲しい気がしなくもありません。
最後に営業キャッシュフローです。10%台をしっかり維持しており、儲かっていることを示しています。
こうやってみても、大きな決点が見当たりません。一般的な外食チェーン店と比べても高い客単価と、自社工場によるサプライチェーンが高い利益の原動力だと思われますが、それでもここ数年は、人件費や材料費高騰のインパクトを吸収しきれず、やや停滞気味といった感じが伺えます。
配当利回りは、物足りないレベル
同社の年間配当は24円/株(2019年実績)です。株価2,222円に対する配当利回りは税引前ベース1.08%しかありません。配当性向は以下決算説明資料にもある通り「20%以下」に抑え、内部留保に回すようです。これは投資家としては残念な話。
※同社2019年2月期 決算説明会資料より
そして、外食業界ならではの株主優待制度も勿論あります。権利獲得月は、6・12月末の年2回で、その金額はというと
- 100株 食事券2,000円
- 200株 同3,000円
- 500株 同5,000円
- 1,000株 同8,000円
- 2,000株 同15,000円
※お米(魚沼産コシヒカリ)の選択も有り
100株保有時の利回り効率が一番高くて、配当と合わせたトータル利回りは(2,400円+4,000円)÷ 222,200円=2.88%(税引前ベース)です。うーん、まだ微妙。普通に利回り4、5%台の別の高配当株を買って、その配当金(現金)でお店に食べに行った方がよっぽど効率的じゃなかろうか。
株価はジリジリと下げ続けている
株価1年チャートを見ると、悲しい曲線を描いています。ひたすら右肩下がり。
【株価】2,222円 ※2019/6/24終値
【PER】20.67倍
【PBR】1.98倍
同社はここ数年、積極的に新規出店を掛けて売上を伸ばしてきましたが、それに比して従業員の育成や定着がままならないという歪みがでてきました。再教育のため出店ペースを抑制する方針を打ち出しており、それによる減益傾向が嫌気されているようです。
以上、トータルで見て「指数的には非常に手堅い印象を受ける」ものの「配当や優待目当てで買うには、かなり物足りない」銘柄だと結論付けたいと思います。
またもや、ゴリ押しどころかdisってしまったやないか
名古屋銘柄を、一言でまとめると
さて、これまで紹介してきた名古屋銘柄たちを、以下表の通り比較してみました。
ここから、3つの共通項が浮かび上がってきます。
- 利回りが低い
- 配当性向が低い
- キャッシュフローが高い
要するに、名古屋の株を一言で表すと、
ケチ堅実派なのです。
このあたり、地域の色がくっきりと表れていて面白いのではないでしょうか。
結婚するならやっぱりケ・・・堅実派が一番やで
当ブログは、特定の銘柄の買いを推奨しておりません。
くれぐれも投資は自己責任でお願いします!