しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も、当ブログをご覧頂きありがとうございます。
月曜は、仕事が始まる日なのでとても憂鬱ですが、一方で株式市場が開くのでそれが楽しみという人も多いのではないでしょうか。ええ、私もその内の一人です。
要するに、株バカ!
しかも金曜日のダウがまた上げて、遂に28,000ドルに乗せてきましたから、週明けの日経平均もリスクオンのいい流れで来るかもしれませんね。
さて、幸いにも今は相場が良いので手持ちの株が含み益になっている方も多いのではないかと思います。そんな時に気になるのが「利確すべきか否か」問題。
利確しなければ含み益なんて絵にかいた餅ですから、一旦売却して次の利回りの高い銘柄に移行したい、という気持ちに駆られることもあるでしょう。今回はそんな悩ましいプロセスについて、例えを交えつつ、私の考えを綴りたいと思います。
ニワトリ理論・弐「私はなぜ利確しないのか」
私しょこら@の売買スタンスですが、基本的には
手放さない(利確しない)
です。将来の私の不労所得生活を支えてくれる、金の卵を産むかわいいかわいいニワトリ達を、どうして手放すことが出来ましょうか?(反語)
・・・・・
ここで例え話をしますね。
名付けて「ニワトリ理論・弐」
養鶏場を営むしょこら@さん。近所の市場で悩みに悩んだあげく、一羽1万円でニワトリを買ってきました。そして彼を「カイザー」と呼ぶことにしました。
ガチムチで健康極まりないカイザー。毎日元気に金の卵を産み続け、それがとても美味しいと評判でした。結果、市場でも500円という高値で売れていました。
さて、いつしかその美味しい卵の噂を聞きつけ、カイザー自身を欲しいという人達が大勢出てきました。しょこら@さんの家にも「15,000円で譲ってくれ!」「2万円で買います♡」という問い合わせがじゃんじゃん来るようになったのです。
予想外の展開を前にして、小学校しか出ていないしょこら@さんは、無い知恵を絞りながら必死に考えた挙句、ある案を思いつきました。
カイザーを2万円で売って、1万円のニワトリを2匹買えば、1,000円の儲けになるんじゃね?
まるでロマサガ3の閃きの如き良案にしたり顔の彼。それまで手塩にかけてきたカイザーを無慈悲にも2万円で別の養鶏業者に売り渡し、その金を元手に再び同じ市場で1万円のニワトリを2羽買ってきたのです。
そしてしょこら@さんはこの2羽に「ジョージ」「ふさえ」と名付けました。
よっしゃー!卵をじゃんじゃん産みまくってくれよ!!
彼は毎日、ゲージの前で卵が出てくるのを待ちました。
しかし、どうも様子がおかしいのです。
ジョージはそれなりに卵を産んでくれたのですが、ふさえはどうも病気がち。いつしか質の悪い卵しか産んでくれなくなりました。彼女の卵は市場での評判も良くなく、200円の値しかつきませんでした。がっくりするしょこら@さん。
更に知人から、他人の手に渡ったカイザーが産む金の卵はその後どんどんプレミアがつき、いつしか800円の値がつくようになったという噂を聞きました。焦った彼は市場を駆けずり回りましたが、ニワトリ相場はすっかり高騰していて、カイザーのような優れたニワトリを見ることはその後二度とありませんでしたとさ。
~ The END ~
要するにどういうことなのか?
ここで、整理しますね。
しょこら@さんは、超優良健康ニワトリ「カイザー」を持ち続けていれば、800円の卵を得られていました。しかし欲を張って病気がちな「ふさえ」を掴んでしまったがために、 期待していた卵が得られることが出来ませんでした。
さて、このクソ分かり難い例え話を通して提起したい点をズバリ申し上げますと
貴方は、ニワトリを売ったその利益で、より安定的に卵を産んでくれる別のニワトリを目利き出来る自信がありますか?
インカム投資を通して構築したいのは、安定的な不労所得の基盤です。それにおいて大切なのは、質の高い卵を供給し続ける優れたニワトリを見つけることだと私は考えています。でも、そんな個体がいたら最初から買えていますよね。次に選ぶニワトリは、一匹目に比べてどこかで妥協している点はありませんか?
目利き能力の弱いしょこら@さんのように、売った後で別の良いニワトリを掴む自信がないのなら、多少キャピタルゲインが出ていようが、そのまま持ち続ける方が、安定した養鶏場を経営する上では吉となるのではないか、という趣旨です。
ちょっと違うかもしませんが、イメージとして
- カイザー=(8058)三菱商事
- ふさえ =(7201)日産自動車
でどうでしょうか。カイザーの卵の値上がりを増配、ふさえの卵の値下がりを減配と捉えるんです。1年前に利回り5%のふさえを掴んだ人は、まさに悲劇です。
まさにワイのことやで
利確する基準を決めて、チャンスを待つ戦略
それでもやっぱり売りたい時もあります。
その際、私は定数的な基準を決めて判断します。
1. 税引前で利回り4%を切った時
2. 10年分前後の配当金が確定出来そうな時
例えば、先日手放した(1928)積水ハウスの場合、
株価2,313円に対し、配当金は81円/株。利回りは税引前3.5%です。また売却によって得られた利益286,000円は、約7年分の配当金に相当します。
7年も待てば、ニワトリ市場にも暴落がやってきて、カイザー級の凄いニワトリがまた市場に出回ってくるだろうという算段です。もちろん、暴落がやってこなければ持ち続けた方が得になりますし、増配が続けばその分岐点は前に来ます。
目先の利回りの高低や、キャピタルゲインに囚われず、先々まで安定した卵を運んでくれる健康なニワトリを揃えることに注力してポートフォリオを構築していく。これが私の「基本的には手持ち株を利確せず、持ち続ける」主な理由です。
当ブログでは、特定銘柄の買いを推奨していません。
くれぐれも、投資は自己責任でお願いします!