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(3197)すかいらーくHDの2Q決算を5分で解説!気になる株主優待の継続はいかに?

しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日もブログをご覧頂き、ありがとうございます。

今週、外食優待銘柄の王様(3197)すかいらーくHDが、2019年第2四半期決算発表を行いました。私しょこら@も同社株を500株保有していますが、最近ガストにはお金を払って食べに行った記憶がありませんw

典型的な優待乞食やんけ!!


とは言え、ホルダーの皆様は私と同様、優待制度を存分に楽しみ、また、この制度がいつまで継続されるのか、という不安な気持ちをお持ちではないでしょうか。

こちらの記事では、今回の決算内容を簡単にまとめつつ、今後の優待の展望について個人的な見解を綴ってみました。ご参考として頂ければ幸いですが、くれぐれも投資は自己判断にてお願いいたします。

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2Q決算内容を5分で読み解きます

それでは先ず、今回の第2四半期決算内容を5分で読めるよう、さらっと見てみましょう。結論としては増収・増益で、なかなか良いと言えるものでした。前年同期比で、売上高+4.5%営業利益+7.4%と、堅調といえる水準で着地しています。

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※同社 2019年第2四半期決算説明資料より

新規出店による売上増だけでなく、既存店も頑張っているようです。グランドメニューの改定、フェアメニューなど販売促進施策が当たって客単価が増加。既存店全体の売上高が+53億円、営業利益にして+20億円分の貢献となりました。

新規出店による売上・利益増が "特効薬" と例えるなら、既存店の頑張りは "自然治癒" みたいなもの。自然治癒でよくなるのが一番なのは間違いないですね!

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    し  ぜ  ん  ち  ゆ  だ  い  じ

さて、先日記事にした(7550)ゼンショーHDもそうですが、外食産業では昨年より「人件費増」が利益を圧迫する大きな要因となっています。今回の決算でも、同社は人件費増が利益に対して▲12億円のインパクトとなっていること、更に+3%/年の賃金引き上げが継続するならば、年間20~30億円の利益押し下げ効果があると説明しています。

これを、株主優待と並んだ経営上最大の懸案事項であるとした上で、対応策として「全店舗へのデジタルメニューブックの導入」「セントラルキッチンでの加工度を高めたメニュー拡大」といった業務効率化を進めているようです。

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もう一つの懸案が、今年10月以降の消費税増税です。今回の決算資料の中では、2014年の消費増税(5→8%)時の影響が参考情報として添付されています。

増税直後は客足がガクッと一時的に落ちるものの、半年後には元の水準に戻っていること。また客単価の確保が鍵であることが以下データから読み取れます。「増税の影響は気にするほどでもない」というメッセージが行間から伝わってきそうですが、ともあれ不確定要素として引き続き注視が必要なのは変わりません。

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最後に、一番気になる株主優待に関するアナウンスです。巨大なコメントボックスが存在感を示してますが、要するに今後は株主優待制度のコスト影響は安定する(ある程度読める)ということが言いたいのでしょう。

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以上が、2Q決算の主な内容になります。
5分で読めましたかね・・・(´・ω・`)

今後の株主優待制度存続について:管理人見解

さて現時点で、年間200~250億円の営業利益のうち75億円(3割強)程度のコストを占めている同社の株主優待制度。果たして今後も継続されるのでしょうか?

この懸念に対して、私しょこら@は「当面は大丈夫だろう」という楽観的な見方をしています。そう考える背景として、先ず以下2つの事実があります。

①昨年、紙の優待券からカード式に切り替わった。それなりの設備投資費用を掛けた手前、自発的に廃止する選択を取るとは考え難い。

②前年度決算で、優待改悪ではなく減配を選択した。会社にとっては「減配の方がインパクトが少ない」という判断を下したと考えられる。


従って優待改悪の引き金としては、営業利益の極端な減少、ひいてはキャッシュフロー悪化により、企業存続上いかんともし難い状態になった場合くらいかなと。

その上で、消費増税と先々の景気後退の中で外食市況がどこまで冷え込むかは??ですが、会社が存続できないくらいに劇的に落ち込む要素が果たしてあるのかどうか。ガストを始めとして、デフレ下でも底堅いのではと個人的には見ています。もちろん、増税後の影響有無としての3~4Q決算数字は、引き続き注視していきたいと考えています。


当ブログは、特定の銘柄の買いを推奨しておりません。
くれぐれも投資は自己責任でお願いします!