【24/7】高配当株とかマイレージとか車とか【独り言】

ファイナンシャルプランナーである管理人が、趣味の車と旅行を楽しみながら、配当金による『経済的自立』まで目指しちゃいます!

「逆イールド現象」って何のこと?かえると一緒に勉強しましょう

しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も、当ブログをご覧頂きありがとうございます。

今日15日、超巨大な勢力の台風10号が西日本に上陸する見通しとなっています。お住まいの皆様、どうかくれぐれも安全にご留意ください。

さて、そんな暴風雨の吹き荒れる日本列島でありますが、市場の方もかなりの荒れ模様になってきました。現地時間14日(水)のダウ平均株価が、▲$800という今年一番の下落幅になっています。

f:id:syokora11:20190815101554p:plain


債券市場で、長期金利の指標である10年物の米国債利回りが下がって、2年物のそれを下回る「逆イールド現象」が表面化したことで、一気にリスクオフの動きに傾いたというのが要因のようです。

ところで、この「逆イールド現象」という言葉・・・しばしば耳にしますが、いったいどういうことなのか、読者の皆様はご存知でしょうか?

今回は「今更そんな基本的なこと聞けないしなぁ」とお困りの方のために、そもそも逆イールド現象っていったい何?をテーマとして、アホな🐸でも分かるようにかみ砕いて説明してみます。どうぞご覧下さい。

 

f:id:syokora11:20190815034705j:plain

 

ビギナーかえる野郎との一問一答を試みる

それでは早速、アホ🐸との一問一答形式でお届けしましょう。

よろしく頼むぜ!ほな早速、そもそもイールドって何?


日本語で「利回り」と訳されます。このケースでは米国債の利回りのことです。

米国債の利回りは基本的に、

  • 表面利率による利子収入
  • 償還額面 or 売却価格と、購入価格の差額

の2つで構成されます。
米国債を持つと、満期までの間、固定で利子が支払われます。その償却期間は最短で1ヶ月~最長で30年間と、多岐に渡る設定があるんですね。で、そこで設定された利子(表面利率)と価格差によって毎年の利回りが決まってくるのです。

ふーん、英語って難しいワ。じゃイールドカーブって?


1ヶ月物から30年物まで、償還期間が異なるそれぞれの債券利回りをグラフ化したもののことです。この曲線は、通常右上がりの弧を描きます。より長期の国債を持つことは、より高いリスクを負うことになりますので、投資家達からは、その分高い利回りを求められるのがその理由です。

f:id:syokora11:20190815025131p:plain


長期債券と短期債券の間の金利差が拡大して、カーブの傾斜がきつくなることを「スティープ化する」と言います。逆にその差が縮まって傾斜がより平らになることを「フラット化する」と言います。現在の状況は、上のグラフをご覧の通り、10年物までの部分はかなりフラット化していることが分かります。

よく分からんわ(呆)じゃ本題!逆イールドって何やねん!


上の説明の通り、通常は短期での金利は長期のそれより低いです。これが何らかの事情によって「短期金利>長期金利」つまりグラフが右肩下がりになるというのが「逆イールド」と呼ばれる現象です。

基本的に、短期金利は「米連邦準備理事会(FRB)による政策金利」の影響を強く受けるのに対し、長期金利は「市場参加者による将来の見通し」に左右されます。

これまで続いてきたFRBによる利上げで短期金利が上昇しています。ここに、市場からの長期金利が下がる向きが強まった場合(例えば、投資家の買いが、より安全な長期債券に集中して債券価格が上昇=利回り低下、した場合など)に、逆イールド現象が発生するとされています。

Oh、もうギブ・・・で、でも逆イールドの何がアカンの?


短期金利が長期金利を上回るというのは、言い換えると、短期でお金を借りるときのコストが、長期のそれよりも高くなるということを意味します。

企業は、日々の運転資金のためにお金を借りています。その調達コストが高くなると、会社としては投資を抑制・凍結する判断を下しがちになります。一方、一般消費者がお金を借りる時の返済額も増えて、前借りで買い物をするような場面にも響きます。米国は世界でも名だたる「借金大国」で、多くの家庭が自転車操業的な支払い状況です。金利が上がると、そんな彼らの消費心理も冷え込んできます。これらが加速すると経済が縮小回転し始め、リセッション(景気後退)に突入してしまう可能性が高まるのです。

f:id:syokora11:20190815033548j:plain

 

基本リボ払いのワイ憤死ってやつ?不景気になったら何も買えんぞ~!(怒)


逆イールド現象は、昔からリセッション到来のシグナルだとされてきました。米国では1960年以降、過去6回の逆イールドが発生し、そのうち5回で、12~24ヶ月以内にリセッション入りが起きていたそうです。

今回も確実にリセッション入りするかと言うと断定は全く出来ませんが、ここ1~2年間の金利と市場の動きに注視しながら、株価暴落に備えてキャッシュポジションを高めていった方が賢明かもしれませんね。

・・・・・

以上、逆イールド現象についての簡単な解説でした!(注記:私の上記説明が間違っていましたら、お手数ですがご指摘お願い頂けましたら幸いです)

私も引き続き状況を注視していきますが、その前にキャッシュを貯めるために持病のポジポジ病の治療をしなければなりませぬ・・・そろそろ病院通いを始めなければ、と思う今日この頃です。

結局よく分からんけど、逆イールドって美味しいの?


当ブログでは、特定の銘柄を推奨してはおりません。

くれぐれも、投資は自己責任でお願いします!