しょこら@です。
今週の日経平均、火曜 、水曜 ときて、ダウさんも水曜 と上げてきたので、こりゃ木曜日の東証もあがるかなー!?と(ごく単純に)思ってましたが、蓋を開けてみたら▲232.81円と、大きく下落。
一方、手持ちPF34銘柄は、前日比プラス21銘柄、同マイナス13銘柄で、どっちかというとプラスが優勢でしたが、トータルでは僅か100円マイナス。
何が足を引っ張ったのか・・・
※SBI証券ホームページより引用
はい!(9433)KDDIでした。
前日比▲454円(▲16.1%)の、すさまじい下げ
おいおい、何があったのかと、ニュースを見ると
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NTTドコモ<9437.T>が31日、現行の料金プランを見直し、2019年4-6月期に2-4割程度の値下げを行うと発表した。通信料金を巡っては、菅義偉官房長官が高すぎると繰り返し批判していた。今後の業績の下振れリスクを意識した売りが携帯大手各社に波及している。(ロイター)
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どうやら、先日の菅官房長官の「携帯電話料金が高すぎる」発言を受けて、ドコモが先陣を切って値下げ、しかも4,000億円という、業績に大きな影響が出るレベルの身銭を切る判断をした模様。
それを受けて、KDDIや(9984)ソフトバンクも追随せざるを得ないと取られたのか、一斉に売り浴びせられたようです。
日経平均寄与度で言うと、これら通信3社で▲185円。
昨日の下げの80%を占めていて、冷や水をぶっかけた格好になりました。
※「日経平均寄与度」サイトより引用 https://nikkei225jp.com/nikkei/
今回ドコモは料金プランを2-4割下げると発表しましたが、具体的にどう下げるかは未定で、来年春先に発表するそうです。下げる案としては、スマホ本体の「端末代金」とデータ通信等の「通信料金」を分離したプランを考えている模様。
※NTTドコモ 10/31決算発表資料より引用
ドコモは、この値下げにより失う4,000億円は、非通信(金融やコンテンツなどのスマートライフ)領域や次世代通信規格5G事業で補って、5年後の2023年に、2017年と同レベルの営業利益まで回復させると説明しています。
※NTTドコモ 10/31決算発表資料より引用
このように、『中身は決まってないんですけど、とりあえず先日指摘されたことに対するやる気だけは見せましたんで... 』というのが、今回の発表。
よほど菅さんの怒りが恐ろしかったのか。
これに対しKDDIは「もう値下げ済だから、ドコモに追随はしない」と言い切っているようですが・・・携帯電話三社の料金は実質ほぼ談合状態なので、今後どうなるかは分かりません。
現状、何とか割とか、いろんなオプションが入り乱れていますが、良く分からないうちにユーザーの支払い総額が高くなっているように見えます。下手にいじると結局トータルで高くついたり、縛り・使い勝手が悪くなる恐れまでありそうで、二の足を踏むんですよね。
そういう点での料金体系の改善・簡素化は、賛成です。
あと、通信端末費用のインセンティブについては、個人的には否定的。
新機種が欲しかったら自分でお金貯めて買うべきと常々思います。一括で最初に支払うなり、携帯料金とは別のローンを、勝手に組めば良いだけの話かと。
古い機種でも長く大切に使うことで、トータルの支払いが安くなる方がありがたい人、多いんじゃないんでしょうか。
ドコモがどこまで頑張るつもりかは、来年の発表を見てみないと分かりませんが、一度格安SIMに移った身としては、メガキャリアに戻るつもりは当分ありません。
それよりも、今日鬼のように下がった株価をどうリカバリしてくれるのかの方が、よっぽど気になります。むしろ、今がお買い得の時かな?
日本の株式市場お得意の、ショック売りですね。(´・ω・`)
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