【24/7】高配当株とかマイレージとか車とか【独り言】

ファイナンシャルプランナーである管理人が、趣味の車と旅行を楽しみながら、配当金による『経済的自立』まで目指しちゃいます!

(7201)日産自動車から配当金を頂きました

しょこら@です。

昨日、(7201)日産自動車から配当金を頂きました。
2018年9月確定分になります。

こちらからの配当金は、3か月ほどかかる他の9月決算企業より、少し早く入金が行われるのが嬉しいですね。

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【対象株数】    500株
【一株あたり配当金】28.5円
【今回頂いた配当金】11,356円 ※税引後
【現在の価格】   971.5円 ※2018/11/28時点

ゴーン元会長の問題が発覚した後、株価がゴーンと急落。
現在も、1,000円切る水準で低迷しています。

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(※Yahoo!ファイナンスより)

現在の価格を基にした利回りは、税引後ベースで4.67%(税引前で5.86%)と、(2914)JTもビックリの高利回り銘柄になっています。

しかし「では今、ここが買いか?」というと、慎重にならざるを得ないというのが正直なところですね。

今回の事件を契機に、日産社内でもルノーとの提携見直しの動きがあるそうです。ルノーとの間の持ち株比率(日産が持つルノー株は15%なのに対し、ルノーが持つ日産株は43%に達する)が "いびつ" であることにも言及されています。
比率だけなら未だしも、ルノーに吸い上げられていると揶揄されている「高い配当金」まで見直されたら、長期保有戦略の見直しが避けられない、というのが慎重になっている主な理由です。

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(どうでもいいですがGT-Rはやっぱり32ですねー!次点で34)

日産という会社が潰れる潰れない、ルノーと統合するしないという点では、あまり気にならないと考えます。

もっか自動車業界は、「次世代エネルギー(電気・水素)への転換」「自動運転化」「コネクティビティ=ネットワーク対応」「安心安全の法規制(NCAP)」など、様々な技術的課題を前に、膨大な研究開発リソースが必要とされています。
一つの会社で全部に対応することは現実的に不可能で、どの会社も流れに乗るのに四苦八苦・・・そのため業界内外と提携しながら、少しでも開発の負担を軽減しようとしているのが実態。

一方で、そういった先進分野以外の部品は、どんどんコモディティ化が加速しています。一つの自動車会社の中での複数車種間だけでなく、会社を跨いで部品を共通化させ、スケールメリットとグローバルソーシングにより、部品メーカーにコストを下げさせています。

日産・ルノー連合は20年近くに渡って、上記のような共同開発・共同購買を含めた様々な分野で提携の土壌を築いてきました。今更そのパートナーシップを解消する、という話はまず有り得ないでしょうし、逆により一層近くなって、挙句、統合するというシナリオも現実的ではないと思っています。『敢えて統合するメリットが無い』からです。独ダイムラーと米クライスラーの合併も上手くいきませんでしたが、日系と外資の統合という、より一層ハードルが高い話なんて、日産側がYESと言わないんじゃないかな、と。フランス政府は日産を取り込みたくて必死なようですが。

今のパートナーシップは維持、でも経営的にちょっと距離を置く、配当金は維持(最悪、減額)が落とし所かなというのが、個人的な推測です。

という訳で、配当の見通しが不透明なこちらの銘柄の買い増しは、少々リスキーなので致しません。かといって、直ぐに手放すつもりもありませんけどね。引き続き両社のポリティカルな動きを見ながらホールドしていく予定です。


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