しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も当ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
先日、Twitterでこんな呟きを拝見致しました。
将来、少子化により人口が減って高齢化が進み、国力が衰退していく日本を投資対象にすることは考えられない。だから日本株を買うこともない。
だいたい、こんな趣旨の内容でした。
かく言う私は、もっかリスク資産のうち2/3を日本株、及びリートが占めています。
ここでは、冒頭のような見解に反論するワケではありませんが、日本株などの日本円ベースの有価証券を中心に投資を進める、私のスタンスをはっきりと述べてまいりたいと思います。
日本発 "グローバル企業" へ投資する
先ず、なぜ私が日本株を買っているかについて。
私は、そもそも「日本株=日本に投資する」とは考えていません。一括りに日本企業と言えど、その主戦場は様々。外食産業のように100%内需に頼っている所もありますが、むしろ日本を代表する企業の殆どは、世界中を相手に戦っています。これは米国株でも一緒。米国株=米国という国のポテンシャルに投資する、なんて話にはなりませんよね(それを言うなら、株式市場全体の指数を対象にした商品のことかと)
例えば、私も多くの資金を投じている(2914)日本たばこ産業。こちらに投資することを「たばこはオワコンだから」と語るのは、いささか短絡的だと思うのです。既に同社売上の約6割は海外市場で稼いでいるもの。自分の目の前で嫌煙が進んでいるからといって、世界が全て同じだとどうして言えましょうか?
同社は既に世界中で確固たるポジションを築いています。更に、私がこの先最も伸びるだろうと期待している「アフリカ」においても、ハガー、ナラハ、ナショナル・タバコ・エンタープライズといった現地主要タバコ企業を手中にし、戦う体制を取っています。まさに完全なる "グローバル企業" です。
これ以外にも、どこの国に行っても見かける(7203)トヨタ自動車、インフラや資源を一手に扱う(8058)三菱商事をはじめ、世界中の人々の生活を支えている企業が日本には数多くあります。それらに投資することは、つまり世界のマーケットに投資していることと同義だと言えるのではないかと私は考えています。
少し話は逸れて・・・
以下は、極めて個人的な見解になります。
私は、欧米企業の技術・商品・ブランド力が目を見張るものだという点はまさにその通りだと思っています。しかしながら、一人一人の顧客に対するカスタマーサービスレベルはクソ中のクソだと断言します。これは過去、自分が味わった苦い経験によるものが大半なのですが、やはり国民性なのかな、という諦めもある。
死ぬほど電話口でキレまくりましたぞーい
これまで色んな国をまわり回ってきましたが、我々日本人の手掛けるサービス・もてなしは間違いなく世界ナンバーワンです。そんな同胞が、世界を相手に戦うのを応援したい・・・別に愛国心を拗らせているつもりはありませんが、私の心の奥底に「自分の国の企業に、頑張って欲しい」という気持ちがあるのは確か。
将来の生活を脅かす、為替リスク
もう一つ、私が日本株を買う理由として「為替リスク」が挙げられます。
私にとって、これからの人生のメインステージは、やっぱり日本です。元気なうちに何度か海外でショートステイしたい気持ちはありますが、老後は生まれ育ったこの地で心穏やかに過ごしていきたい。
日本に住み、日本円を使って暮らす以上、日本円での配当金という不労所得を得るのが一番利に適っています。私も、現在は米国株でもインカム銘柄を中心に買い続けていますが、老後を境に少しづつその比率を減らしていくつもりでいます。税金還付の問題もありますしね。
そして海外通貨での資産形成には、為替による目減りが常にリスクとしてついて回ります。かなり極端な例えになりますが、資産を1.5倍に増やそうが、仮に為替が1ドル=50円になったら、日本で使えるお金はむしろ減る格好になります。そのようなリスクを背負ったまま、心安らかな老後を迎えることは私には出来ない。
以上が、私が日本株など日本円ベースの資産形成を進めるモチベーションです。
結局のところ、「バランス」なのかなぁと思います。日本株で足元の生活のための日銭を稼ぎ、海外株で市場の伸びという勝ち馬に乗る。その両輪を操りながら、うまく資産を増やしていければいいのではないか?どちらが良くてどちらがダメ、という話でもないだろうと私は考えています。
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