しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も当ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
新型コロナウイルスによる生活への影響は、徐々にそのステージを変えて、私たちの足元まで忍び寄ってきています。
最初のステージはマスクやトイレットペーパー等、生活必需品の不足でした。そして今問題になっているのが、外出の一斉自粛による外食・サービス業の売上激減です。そしてその次に待ち構えているのが、あらゆる業種において私たちに襲い掛かってくるであろう「賃金・賞与カット」「首切り」の波。
航空会社も、8~9割減なんていう普段では考えられないような搭乗率が当たり前、CAさんも飛ぶことが出来ず自宅待機という辛い状況に置かれている模様です。
でもこちらの方は正社員として、自宅で待機しながら給料が支払われるだけまだマシです。こういう時に真っ先に切られるのが、非正規従業員(派遣・契約社員、パート、アルバイト)なのですから。働き口が無くなって収入の道が経たれることほど、辛いことはありません。
「正社員である」という立場に感謝したい
さて、このブログで曝け出している通り、もっか私は数百万円もの含み損を抱えています。それでも比較的落ち着いて日々を過ごせています。それはなぜか?
一言でいうと、
正社員という、安定した本業を持つ立場にある
からです。
毎月確実に収入があって、その枠内で生活出来ていれば困窮することはない。含み損もあと何年か堪えればどうにかなるだろう・・・そのようにどっしり構えていられるからこそ、多額の含み損とも距離を置いて付き合えているワケでして。
私は、そんな正社員という立場にいられて、非常に恵まれていると思っています。
と同時に、正社員というだけで、投資家としても最高・最強の属性を持てていると感じます。今のような暴落相場で投資が上手くいっていない時でも、毎月確実に投資資金を捻出し、継続的に株式を購入することが出来るのですから。
このような恵まれた立場を自ら放棄するなんて、現時点ではとてもじゃないですが考えられません。どうせ企業も私たちの終身雇用を保証なんてしないのですから、逆にしがみつけるだけしがみついてやればいいんですよ。もちろん、会社に対してvalueを与え続ける(業績に貢献する)という大前提の下で、ですけどね。
一時期、サラリーマンであることを、自分の貴重な時間を切り売りする「悪」のように言う風潮がありましたが、そこは考え方次第だと私は捉えています。
自分のキャリアを積み、仕事を選び、働き方を変えれば、サラリーマンであっても自分の時間は十分確保できるのです。数年間ずっとジムに通い続け、600日以上毎日ブログを書きながら、好きな車やゴルフ、ゲームを楽しんでいる私がその例です。「自分は、とても恵まれている」と思っていますが、「誰もが、同じようになるのが不可能だ」とは思っていません。誰でもやれば出来るはずなのです。
配当は「もしものための保険」にもなり得る!
今はそんな恵まれた立場にいる私ですが、それがずっと続く保証なんて勿論ありはしない。いつ会社が潰れるか、会社に首を切られるか、全く分かりません。
リストラとまではいかなくても、賞与削減はかなり現実味のある話です。私はいわゆる「二次産業」にあたる会社に勤めていますので、現時点ではまだ売上影響は出ていません。おそらく4月からの次年度業績は相当ヤバイことになるでしょう。賞与は冬・夏型なので、最短だと年末の冬賞与に影響が出る可能性が極めて高い。
そこで、配当金ですよ!!
私が貰える配当金は、まだ年間80万円程度しかありませんが、それでも「賞与カット」された時のセーフティーネットくらいにはなります。これが200、300万円レベルになれば、仮に今の会社を追い出されたとしても、夫婦2人くらいなら不定期のアルバイトを入れつつ生活することも十分可能です。
配当金は私たちサラリーマンにとって、こういった最悪の事態における保険のような位置付けにもなるのです。
不況時でも配当が支払われる銘柄を!
"万が一の保険" としての役割を果たす以上、景気の良し悪しに拘らず、確実に配当金が支払われることが最優先条件。不景気で本業がうまくいかず、同時に配当も十分に支払われないようでは、そもそも保険の意味がありませんものね。
「不況時でも、稼げるビジネスモデルのある業種を」というと大袈裟ですが、不況時でも確実に人々に必要とされる商品・サービスを扱っている企業であれば、潰れてしまう可能性が相対的には低く、その分安定的な配当を期待出来るはずです。
以下表は、一般的にどの業種が、景気による業績インパクトを受けやすいかを表しています。この中の "ディフェンシブ" にあたる銘柄は、不況時であっても安定した収益が見込めるもの。景気敏感(強)に属する銘柄は真っ先にその影響を受けるもの、とイメージしておくのがいいと思います。
これ以外にも、過去の連続増配実績を参考にするのも一つの指標にはなりますね。いわゆる米国株の「配当王」「配当貴族」銘柄です。長期間に渡って配当を出し続けてきた歴史は、将来を約束するものでは決してありませんが、少なくとも経営層が投資家を軽視していない企業文化である証左です。
個人的には、連続増配とまではいかなくても「過去一度も減配したことが無い」という条件でも十分かなと思っています。日本株で言えば(2914)JT、(7751)キヤノンといった銘柄です。キヤノンは御手洗会長がいなくなった後が怖いですけど。
今週は、多くのサラリーマンが給料日を迎えることでしょう。私にとっても25日がその日になります。「今月も大事なお賃金を頂き、ありがとうございます」という感謝の気持ちを忘れず、コツコツと買付余力に回していこうと思います。
当ブログでは、特定の銘柄を推奨してはおりません。
くれぐれも、投資は自己責任でお願いします!