しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日もブログをご覧頂き、ありがとうございます。
何度もくどいようですがw ただ今、出張で東欧ハンガリーにきております。
せっかくここまで来たことだし、ハンガリー料理を堪能したい!ということで、現地の人からお勧めされた、こちらのレストランにディナーを頂きにまいりました。
とても素晴らしいお店だったので、この場を借りて紹介したいと思います。
『KASCA ÉTTEREM』
【住所】Budapest, Fő u.75, 1027
【電話】+36-1-201-9992
【時間】毎日12:00 - 23:00
【予算】5,000~10,000円/人(夕食)
お店の場所は、ブダ地域側のドナウ川沿いにあります。国会議事堂正面の撮影スポットから徒歩5分、セーチェーニ鎖橋からでも15分程度と、夜景を見た前後に立ち寄ることが出来、夜の行動プランが立て易いロケーションにあると言えます。
店内はノスタルジックな家具や装飾に溢れ、とても可愛らしい雰囲気です。
こちらのお店の最大の特長が、毎晩夜19時から、バイオリンとピアノによる生演奏を聴きながら食事が楽しめるということ。会話を遮ることが無い程度の、しっとりとした音楽が流れています。
ハンガリー料理に舌鼓を打つ!
今回はとりあえずオードブル、スープ、メインという感じで注文いたしました。
「Selection of Hungarian Appetizers」
(3,900Ft = 約1,370円)
燻製ハム、レバーペースト、チーズ、野菜等の盛り合わせです。ちょっと塩っぱ目な味付けがお酒のつまみにぴったりでした。
「Goulash Soup」
(1,690Ft = 約590円)
グヤーシュは東欧一帯で食べられるそうですが、起源はハンガリーで、こちらの伝統的な家庭料理の一つです。牛肉とじゃがいも、野菜をじっくり煮込んだスープ。ビーフシチューに近いですが、だいぶシャバシャバしててスープっぽいです。
とりあえず今回はこれを食べに来たと言っても過言ではありません。ビーフシチューのようなトマトっぽい味ではなくて、もう少しあっさりした感じ。スパイスを効かせているんでしょうね。
「Pork Cheeks confit with Chilli-Plum Ragout and with Mediterranean Celery mixed Bulgur Wheat」
(4,200Ft = 約1,470円)
豚の頬肉を唐辛子とプラム、セロリで煮立てたソースで絡めたメイン料理です。
実はハンガリー料理といえば、フォアグラに代表される「アヒル料理」が有名で、ここのレストランでもDuck Specialitesとして色々なお勧めをされたのですが、どうも身近な動物過ぎて頂く気になれず(汗)普通に豚肉をチョイスしました。
かなり辛かったです。やっぱり極寒の地になると辛い料理が普通に出てきますね。でもとても美味しかった。
なお料理以外でも、店員の対応も素早く、気さくに対応してくれます。その点でも評価はマルでした。
世界三大貴腐ワインに感激する!
ところで皆さん。
「貴腐ワイン」なるものをご存知でしょうか?
(私は、出張が決まる前まで、よく知りませんでしたw)
ブドウの果皮をある特定のカビ菌によってわざと腐敗させることで、果汁の糖度が上がり、更に菌の代謝によって貴腐香と呼ばれる独特の香りを持つようになります。そうなったブドウで造られたワインが、貴腐ワインと呼ばれるものです。「高貴なる腐敗」だと言われたことから貴腐という表現がついたのだそう。
そして、ここハンガリーのトカイ地方で作られたものが、世界で最初の貴腐ワインであり、フランスのソーテルヌ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼと並んで「世界三大貴腐ワイン」として知られています。
あのRPGゲーム「ファイナルファンタジー」で、キャラクターのHP・MP・ステータスを全回復させる "エリクサー" というアイテムがありますよね。あのエリクサーのモデルが、なんとこのトカイワインなんだそうです。昔ハンガリーでは、貴腐葡萄純度100%の超レア貴腐ワインは薬として飲まれていた程なんですって。
・・・というわけで、ここのレストランでも、早速頂いてみましたよ・・・
こ、これ・・・
めちゃめちゃ飲みやすい!!
口当たりが軽くて全然癖がない。しかもフルーティーと言うにはまたちょっと違った、深みのある甘さが感じられます。こんなワイン、飲んだことがありません。
こちら、食前酒やデザートワインとして飲むそうなのですが。ついつい3杯くらい飲んでしまいました。あまりに美味しかったので、勢い余って次の日に市内のスーパーマーケット「TESCO」でボトルを2本、買ってしまったほどでしたw
こちら2016年物トカイ・アスー・6プットニョシュ※
10,000Ft(約3,500円)
※糖分の多さにより3~6で階級が決められ、数が上がる程グレードが高いとされる
同じく2016年物トカイ・アスー・5プットニョシュ
4,000Ft(約1,400円)
これ、いずれも
日本の市価の3分の1ほど
安すぎです(汗)
私の母親が白ワイン大好きなので、お土産として持って帰るつもりです。
大切な人とのひとときを過ごすために
というわけで、今回は生演奏を聴きながらハンガリー料理をゆっくり愉しめるレストラン「KASCA ÉTTEREM」並びに、貴腐ワインについてご紹介いたしました。
ノスタルジックな雰囲気が漂う街をのんびり散策し、美しくライトアップされた夜景に癒され、そして伝統的な料理を美味しく頂く・・・大切なパートナーとのひとときを過ごす上で、決して外すことはないお店だと胸を張ってお勧め出来ます。
【Googleでのクチコミ評価】
さて今回、出張の機会を使って街の様子を見ながら、色々とブログでもお伝えしてまいりました。「会社のお金を使って、公私混同だ!」などとは私は思っておりません。こういった経験を積み重ねてこそ、人との会話のネタにもなるし、いざお客様をお連れする場面になっても多少はアテンド出来るようになるし、最終的に自分自身の引き出しになると考えているためです。
とはいえ、たかが1回で分かる訳もなく・・・是非次の機会は、プライベートで誰かと共に来れたらなと願いつつ、ハンガリーシリーズの締めとさせて頂きます。
お付き合い頂き、ありがとうございました。