しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も当ブログをご覧頂きありがとうございます。
私しょこら@はインカム投資家2年生。この界隈ではまだまだ駆け出しの部類に入りますが、日々楽しみながら株式投資に励んでいます。
さて、そんなインカム投資に対して、しばしばこんな声が投げられてきます。
数千、数万円の配当を貰ったところで、端金でしかない。こんなんじゃ、到底お金持ちにはなれないわ!
値動きの大きな高成長・小型株だったら、500円で買った株が1000円(Wバガー)にも5000円(10バガー)にもなり、倍々ゲームの如く、一気に手元資金を増やせる可能性があります。
しかしインカム投資の対象となる高利回りの株は、往々にして成熟企業であることが多いため、値動きも大きくなく、キャピタルで儲ける余地は非常に少ないです。得られる利益といえば、年1~2回得られる、雀の涙的な配当金だけ。
限りある手元資金を極力早く、大きくしたい!そう考える方にとって、インカム投資はただの "のろまなカメ" にしか見えないことでしょう。
果たしてインカム投資では、本当に豊かになれないのでしょうか?今回はその点について、私なりの例えを交えつつ説明してまいりたいと思います。
インカム投資をRPGの冒険に例えてみた!
ところで読者の皆様!一度くらいは、RPG(ロール・プレイング・ゲーム)の王道『ドラ〇エ』『ファイ〇ルファンタジー』シリーズをやったこと、ありませんか?
今回は、それらRPG・・・具体的には、株式購入に使った金額をそのレベルに見立てながら、インカム投資が何たるか、その先にあるものは何なのか、を語ります!
名付けて・・・
スミマセン。ネーミングを捻る余裕がなかったです←
※話をシンプルにすべく、利回りは【税引後3%】に固定します。
株式購入額:10万円「オープニング」
【配当金】年3,000円
その物語は、うさぎ王国の城下町にある、とあるボロ家の一室から始まった。
いきなり城に呼ばれた🐸は、うさぎ王から
「お前は勇者の末裔だ」
と、一方的な説明を聞かされたのである。
だがしかし、王様から与えられたお金は、わずか100Gぽっちだった。
こんなのじゃ「布の服(1435)」「ひのきの棒(8411)」くらいしか買えねーじゃねぇか!ケチくせえ王様だな!!
・・・等とぶつくさ言いながら、城の周りにいるスライムを狩り始める🐸。でも所詮ひのきの棒、ぶん殴っても数ダメージしか与えられない貧弱さである(数円の配当しか無い)だがしかし、これがインカム戦士の長い長い旅の始まりなのだ。
株式購入額:50万円「レベル1~10」
【配当金】年15,000円(月1,250円)
うさぎ王の命令により、城から最寄りにある洞窟に、謎のお遣いをさせられることになった🐸戦士。
俺は勇者じゃねえのかよ!かえる遣いの荒い王様だなァ!!
・・・等とぶつくさ言いながら、スライムを山ほど倒して貯めたお金で、ようやく「てつのつるぎ(5406)」を買えるようになった彼。「やくそう(4564)」を買い込んで、初の遠征としけこむ。だがインカム戦士としての装備はまだまだだ。
株式購入額:100万円「レベル10~」
【配当金】年3万円(月2,500円)
幾分戦闘にも慣れ、最初の城からずいぶん離れて歩けるようになった🐸戦士。歩いていった先にある港町の武器屋で、桁の違う値段の装備品が並んでいるのを見て愕然とする経験は、読者諸氏もよくおありではなかろうか。
くっ・・・欲しい装備(株)ばかりじゃねえか・・・
再び、街の周りにいる敵を延々と倒しキャッシュ集めに励む彼。そう、インカム戦士に必要なものは買付余力!キャッシュ無き者は、この世界には用無しなのだ!!
株式購入額:500万円「レベル20~」
【配当金】年15万円(月12,500円)
レベルも20を超え、🐸の装備も「はがねのつるぎ(5411)」をはじめとするはがねシリーズくらいにはなっていた。そのへんにいる雑魚敵(低位株)程度なら楽に倒せるようになり、インカム戦士としての貫禄が出てくるのもこのあたりからではなかろうか。
しかしここで全身黒づくめな謎のキャラが突如乱入し、ストーリーが急展開を迎えることになるのも、RPGの良くあるパターン。
株式購入額:1,000万円「レベル30~」
【配当金】年30万円(月25,000円)
その謎のキャラ、実は未来から来た自分自身だった!
「このままでは、世界は魔王に征服されてしまう!」と告げられる、🐸戦士
そんなことワイに言われてもなぁー、めんどくさ・・・
・・・等とぶつくさ言っているうちに、いつの間にか港町の町長の娘の幼馴染が仲間に入り、いつの間にか「船」を入手してしまい、いつの間にか最初の大陸から外の世界に出られるようになってしまった。だがこのあたりから、RPG(インカム投資)として一番面白い時間帯になってくるということは言うまでも無い。
株式購入額:3,000万円「レベル50~」
【配当金】年90万円(月75,000円)
大陸を出た後、世界各国を冒険して経験を積みまくった🐸戦士。「〇〇の剣」とかいう固有名詞付きの武器・防具に身を包み、4桁ダメージをバッスンバッスン与えられるようになった。まぁ逆に、受けるダメージも半端ないのだけどね。だって1%下落したら何十万円も評価額が落ちるじゃん?
行く先々で出会った仲間たちと共に、ラストダンジョンの奥底にいる大魔王に戦いを挑み、そして激闘の末、遂にそれを倒したのだった!
HAPPY☆END やったね、かえる戦士!!
エンドロールが流れた後、突如現れるメッセージ。
それは、
TO BE CONTINUED..
ん?今時のRPGのノーマルシナリオクリアなんて、序章みたいなものだしね?!
株式購入額:1億円「レベル80~」
【配当金】年300万円(月25万円)
表世界(本業)では敵無しとなってしまった🐸戦士。クリア後に現れた裏ダンジョンで、レアアイテムを集めたり、パラメーターカンストを狙っている。何せお金は潤沢にあるので、エリクサー(2914)の大人買いなんて造作もないことだ。
お金に対する執着が極限に減り、インカム戦士としても悠々自適に過ごせているのがこのレベル。投資というRPGを止めて、他の遊びに移る人もいることだろう。
以上、ダラダラと書いてきましたが、何となく雰囲気は伝わったでしょうか?
要するにインカム投資は、このRPGの世界のように、少しづつ株式購入額(投資資金)というレベルを上げ、次のステージに進んでいくものだと捉えてみて下さい。
RPGでは、パーティーが全滅してもゲームオーバーになることはありません(たまにあるけど)。せいぜい所持金が半分に減る程度です。それと同様に、資産総額が減ろうが、配当が続く限り、そして手持ちの武器(本業)がある限り、いつまでも冒険を続けられることが可能なゲーム・・・それがインカム投資なのです。
インカム投資は「お金持ちになる方法」に非ず
ここで正直に申し上げます。
もし貴方が、いわゆる "お金持ち" になりたいのなら、インカム投資はあまり効率的ではありません。キャピタルゲインを狙うなり、起業するなり、宝くじを当てるなり、その確率を問わなければ、より爆発的に増やすやり方は存在します。
インカム投資とは、お金持ちになるためではなく
貴方の生活を豊かにする
ための方法だと私は考えています。そしてそれは、上記に挙げた爆発力のあるやり方よりも、威力は少ないが、再現可能性の高い方法でもある。
「生活を豊かにする」とはどういうことか?
前述のRPG、それぞれのレベルごとに得られる配当金によって、貴方の生活がどれくらい豊かになるのかを、具体的な例を挙げていきますね。
このように「お金持ちになる」というよりは、生活の中で掛かる費用の負担感が少しづつ減って、生き方に余裕が出てくるという感覚。これこそが、インカム投資のポイントだと私は考えています。
投資額を増やして少しづつレベルを上げ、次のステージに進む。そのためには雑魚敵(サラリーマンで言う所の、本業)と戦って得られるお金・経験値が不可欠なんです。いきなりLV99の最強戦士になることなんて出来ません。
その金額が少ないうちは、なかなかモチベーションは上がらないでしょう。ですがそれはRPGでも全く同じ話!最初の城を出てスライムを倒しまくる時期が辛いのは、誰しも一緒です。楽しくなるのは、ある程度レベルが上がってから、そして高レベルになれば、本業(戦闘)においても精神的に余裕が出てくるのです。
冒頭に挙げたような「カメのような遅さは嫌だ」「いち早く金持ちになりたい」言い換えると「いきなりレベル99になりたい」と考える方には、このゲームは向いていません。コツコツと地味な戦闘を繰り返し、レベル上げを厭わないRPG好きの貴方にこそピッタリな投資方法だと、私は考えるのです。