しょこら@です。
私は、所帯を持つサラリーマン投資家ですが、家計の管理から投資に至るまで、財布の紐は100%自分で握っています。小遣い制度は大嫌いな人です。
小遣い制度なんて、独身男性からしたら「結婚したくない理由」の五本指に挙がる悪しき風習ではないでしょうか。自分が稼いできた給与がどう使われているか分からないまま、一方的に与えられたお駄賃で日々を過ごすだなんて、私には到底耐えられません。
会社ではこき使われ、家庭ではヒモ扱い・・・そんな人生はたくさんです。皆さんの家庭はどうでしょう?ちゃんと納得してやっていますか?
まだまだメジャーな「小遣い制度」
小遣い制度に関する調査は毎年のようにされていますが、既婚男性の3/4が小遣い制度の下で管理されているという数字もあります。リンク先の調査はやや古いので、今はもっと減っていることを期待したいのですが。
また小遣い金額については、新生銀行が毎年調査結果を発表していますが、2018年の既婚男性の平均は、全体で4万円弱だったそうです。そして我々40代はというと、37,000円・・・少なッ!
※新生銀行 2018年サラリーマンのお小遣い調査より引用
我が家の主導権も、元々は嫁さんだった
かくいう私も結婚当初、20代の頃は、なんとなくの流れで給与口座のキャッシュカードを嫁さんに渡し、毎月3万円の小遣いを貰うやり方にしてしまっていました。
そして月末になると、
「そろそろ小遣いくれないかなあ」
「あ、ごめん。まだ口座から引き出してないから後でね」「今月は苦しいのよね~ちょっとガマンできないかなあ」
みたいなやり取りを繰り返して、心の底では少なからずストレスを感じていたんですよね。なんで俺こんなに気を遣って小遣いを貰わなアカンの?みたいな。
そうこうして何年か経ったある時、転機が訪れました。
彼女はちょっと忘れっぽいところがあり、当初から公共料金の払い忘れが散見されていました。そしてある日、遂に水道が止められてしまったんです・・・。
そんな管理をしている奴に家計なんて任せられるか!!
と、キレちゃいました。
この件があってから、私が全てのお金を見る立場になりました。大変恥ずかしい話ですが、こういうチャンスがあっただけ運が良かったのかもしれません。そうでなければ、一生奴隷の立場に甘んじていた可能性大です。
しょこら@家の家計管理について
我が家は、基本的には一馬力でやっています。
まず毎年始めに月々の予算を決めます。私は管理職ゆえ、残業代という変動要因がなく収入がほぼ一定なので、それを配分する作業をします。もちろんこの内容は嫁さんと共有します。
今の世の中、公共料金の大半はクレジットカードで支払えますし、そうでなくても勝手に口座から引き落とされる設定が出来ますから、仕事をしていてもコントロールは容易です。現金決済しているのは、基本的に生活費と娘の交通費のみ。
生活費(食費・雑費)は、現在は5万円を枠としていますが、特別費用(学校のイベント費用とか)があれば、必要性を鑑みて適時臨時予算を組みます。
嫁さんはアルバイトをしていて、彼女が欲しいものはその給与から自分で払ってもらいます。私はそこには一切タッチしません。逆に嫁さんも、私の給与の使い道には全く言及してきません。株式資産が幾らあるのかも全然興味ないようです。
ちなみに賞与も全額私が管理しています。「幾ら貰った」くらいは口にしますが、それを何に使おうが全て私の勝手。まぁ、大半が自分のため以外の用途に消えていくんですけどねw
お金の管理も自己責任!出来ない人は小遣いで甘んじればいい
こんな感じで我が家は、夫婦の間では割とゆるい距離感でやっています。その代わり、私が全責任を持って家計のIN/OUTを見ます。こういうことが出来る出来ないは、性格的な部分が大きいのかもしれません。いわゆる「家計管理は、得意な方がやればいい」というやつ。
ただ、果たして小遣いが少ないと嘆いている既婚男性のどれだけが、自分の稼いできたお金をきっちり見切れているのでしょうね?結局は嫁さんに"おんぶに抱っこ"として甘えているだけではないのでしょうか・・・それこそ「俺が全部面倒見てやるわ!お前は黙ってこのお金でやってこい!」と啖呵を切ればいいだけなのに、なぜそれをしないのか。
その啖呵に納得されないのは、嫁さんがその人の金銭管理能力を信用していないか、既得権益を手放したくないだけ、ではないかと思うんですけど。
各家庭によって事情は千差万別でしょうから、その是非を論じるつもりは全くありません。ただ少なくとも私は、折角苦労して自分で稼いできたお金は、その行き先が何であれ、自分で納得いくように使っていきたい。だから、小遣い制度だなんて真っ平御免!なのです。