しょこら@です。
新年早々、市場はなにかと大荒れです。
年始の閑散相場を狙いすましたようなドルの暴落で、FX界隈では阿鼻叫喚のロスカット地獄が広がっています。
また株式市場も、一足先に開場していたダウ平均が、1/3に$660の大幅な値下がりを見せ、それに追随するが如く、2019年の大発会となった1/4の日経平均も急落。前営業日453円安の終値19,561円と、あっさり20,000円を再度割り込む結果となりました。
これだけ株価が下落すると、当然ながら全体的に配当利回りが上がっています。Yahoo!ファイナンスでソートすると、税引前で5%超えの銘柄が30社以上も出てきて、高配当株でポートフォリオを組む身としては目移りしそうな状況です。
しかしながら、長期保有が前提である高配当株投資では、目先の配当利回りだけでなく、先々の減配リスクが出来るだけ少ない銘柄を選ばねばなりません。ここが最も難しい課題です。
さしあたって私が考慮する要素は、以下四点です。
- 連続非減配が続いている(増配でなくても良し)
- 時価総額が大きい(500億円以上)
- 配当余力が確保されている(配当性向50%以下)
- 営業CFが安定している(マージン20%以上)
そして、これまで非減配期間が長い、高配当(税引前利回り3%以上)銘柄ベスト50を、これらの条件に沿ってスクリーニングしたものが以下の表になります。
※ソース
配当金チェッカー https://haitoukin-checker.com/
IR BANK https://irbank.net/
色がついているところは、高評価な部分です。
青を3点、水色を1点、非減配20年以上:3点/19~15年:2点/13~15年:1点、としてスコアリングしてみましょう。
【ランクS:10点】
(9433)KDDI
(8308)りそなホールディングス
【ランクA:9点】
(4502)武田薬品工業
(9432)日本電信電話
(9437)NTTドコモ
(8766)東京海上ホールディングス
【ランクB:7~8点】
(8570)イオンファイナンシャルサービス
(7751)キヤノン
(8593)三菱UFJリース
(6622)ダイヘン
(8377)ほくほくファイナンシャルグループ
(3258)ユニゾホールディングス
これはあくまで単年の結果なので、一時的な数値でないことの検証が必要ですし、どの要素にウェイトを置くかは考えが分かれる所です。先ずはこれをベースに「営業利益の推移」「ROEや、PER・PBRなどの指標」、あと最も大事な点として「事業の持続性、業界内での強み」を踏まえて、監視銘柄を絞り込みます。
やっぱり通信系が強いですね。逆にメーカー、輸出産業は殆ど入っていません。金融系は景気に大きく左右されるイメージがありますが、上記の会社はリーマンショックも減配せず乗り越えてきたというのは興味深いです。
当ブログでは、特定の銘柄を推奨してはおりません。
くれぐれも、投資は自己責任でお願いします!