しょこら@です。
実は、この銘柄についてはあまり記事で触れたくなかったのですが、検索ワードでも上位に来ているということで、重い腰を上げるに至りました・・・。
それは、(1435)TATERUであります。
暴落後の9月に欲をかいて598円で参戦し、目下300株ではありますが、絶賛気絶ホールド中(´;ω;`)
今週月曜日に、2018年12月期(3Q)の決算発表がありました。
11月に入ってから、せっかく決算内容の「期待上げ」で600円超まで戻していたのですが、決算の内容を受けて、失望売りが爆発。
翌火曜日はストップ安、そして昨日水曜日も▲11%の爆下げで、あっという間に400円台の世界まで帰ってきてしまいました。
撤退戦をどこで仕掛けるか考えていたのですが・・・。
文書改竄問題のその後は?
今回の同社四半期報告書を読みましたが、市場が最も懸念しているであろう「改竄問題に対する調査委員会の調査がどこまで進んでいるか」「今後の再発防止策を具体的にどう進めるか」の新たな言及はありませんでした。
噂では、12月の頭に調査委員会からの報告があるとの話もありますが、いずれにしても公式発表を待つしかありません。
※同社IRニュース 第13期第3四半期報告書より
売上・受注は大きく下落傾向
2018年12月期の売上は、問題発覚後最初の3Qで急ブレーキが掛かって、同年2Q比の実に6割・・・前期割れの水準まで落ちています。
グラフには表れていませんが、主力のアパートメント事業での受注状況も、大幅に悪化している模様。2Qは255件の成約を獲得していたものの、内133件が契約取り消し。3Qに至っては成約自体が45件まで激減。取り消しは、900件の引き渡し予定に対し180件を占めているとのこと。
まさに、信頼回復が事業継続のための緊喫の課題となっています。
※同社2018年12月期第3四半期 決算説明資料より
結果、通期業績見通しは、売上高こそ1Q/2Qの貯金によりかろうじて前期比プラスですが、営業利益は同51.9%、ほぼ半減になるとの発表でした。
※同社2018年12月期第3四半期 決算説明資料より
配当と優待の存続がとにかく心配...。
今期の中間配当(6月)は、5円/株です。
12月の期末配当予想は5円で、現時点の株価(465円)に対する年間の配当利回りは、税引前ベースで2.15%です。前期比で激減しているように見えるのは、この1月に1株→5株に株式分割を実施した為。
※同社 平成30年12月期 第3四半期決算短信より
そして、ある意味最も気がかりなのが「株主優待」。
12月末時点の一単元(100株)保持者を対象に、3,000円分という高額QUOカードが頂けるのですが、今回の決算発表では、この行方について触れられていません。
現時点で廃止の告知が無いので、おそらく今年の12月確定分は頂けるだろうと思うのですが、いつ無くなってもおかしくない気がします。無くなることはないにしても、QUOカード優待は最近、カタログ・ポイントギフト的なものに変わるケースが顕著ですからね。当面は、まめにチェックしておかねばなりません。
『IoT+アパート経営』という事業コンセプトは良いんですが・・・とにかく、まずは具体的な再発防止の明示が何より望まれます。それさえしっかり出してくれば、今の低迷する株価も、少しは戻してくれると思うのです。
あとは、顧客からの信頼回復。これはもう何より、時間を掛けて愚直に取り組んでいくしかないでしょう。
当ブログでは、特定の銘柄を推奨してはおりません。
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