しょこら@です。
昨日の東証は、前日比135円安の23,975円と、24,000円台を割り込んで終わりました。手持ちの株は、やっぱり日経平均とは連動しないもので、トータル▲6,000円ほどの下げで済んでいます。
その中でも、少々調子が良くない銘柄が、その日経平均採用銘柄の代表格でもある(9433)KDDIです。ここ3日間で200円近く落ちています。(7203)トヨタ自動車と(9984)ソフトバンクが、MaaS(Mobility as a Service)事業のための共同出資会社設立を発表しており、それを嫌気したとされています。
※SBI証券ホームページより
トヨタはKDDIとは既に「4G」ベースでのコネクテッドカー開発で数年前から提携しており、KDDIは、一部の車で既に搭載がはじまっているDCM(Data Communication Module)用のSIMカードを供給しています。
DCMとは、簡単に言うと、自動車が携帯電話のような通信手段を持って、単独で車内外データの送受信を出来るようにするための箱みたいなものです。
今回の提携はそれより広い話で、あちこちで走る自動車から吸い上げた情報をビッグデータとして活用したいトヨタと、スマホやPCから同様にデータを収集し、分析するIoT基盤があるソフトバンクが組んで、自動車を介した新しいサービスの創出をしていく、という動きのようです。
トヨタは、「5G」用開発ではNTTと組んでおり、もうどこでもござれ状態。
自動車メーカーも、もう今までのように単純に車を作って売るだけではやっていけないので、強みのある会社からどんどん力を借りていこうという動きが加速しています。
面白いのが、2社が共同出資して作る会社「MONET Technologies」の出資比率です。
トヨタ49.75%、ソフトバンク50.25%・・・
ソフトバンクの方が多い(゚д゚ ;)
たった0.5%ですが、出資比率って、めちゃくちゃ繊細なんですよね。
この分野では、ソフトバンクの方がトヨタより立場が上であることを、はっきり示した感があります。
(7267)ホンダも、米ゼネラルモーターズ(GM)と「無人ライドシェアサービス車両」の共同開発のため、GMクルーズという子会社に出資すると先日発表しましたが、実はこのGMクルーズにも、ちゃっかりソフトバンクがお先に出資済。
自動車メーカーのみならず、シェアライドの世界で「Uber」「滴滴出行」「オラ」、半導体系では「NVIDIA」「ARM」、ネット企業では「アリババ」など・・・未来の車を取り巻く全てのキー企業に、ソフトバンクは食い込んでいます。
もう、自動車業界を代表する企業と言えばソフトバンクとなる日が、近いうちに来るのかもしれません。
7,000~8,000円あたりで買えている人は、勝ち組ですね(´・ω・`)
まだこれから上がるかなぁ・・・
※Yahoo!ファイナンスより