しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日もブログをご覧頂き、ありがとうございます。
新型コロナウイルスが広まりつつある我らが日本、各地から発症者の報告が続々と上がっています。2月28日時点で厚生労働省から発表されている感染者数は計230名(内、死者5名)とのこと。
ですが、そんなウイルスの被害以上輪をかけて混乱を引き起こしているのが日用品の買い占め問題です。最初はマスクだったのが、やがてトイレットペーパー・ティッシュペーパー・生理用品といった他の紙製品へと波及しています。
これは、もとはと言えばSNSで拡散した何の根拠も無い "デマ" が引き起こした騒動なのですが、まさか令和という新時代になった今になって、昭和のオイルショックと同じようなシーンを目にするなんて思ってもみませんでした。今回は、私がこの一件を通して思ったことを、ド直球気味に吐き出してまいりたいと思います。
ちょっと?ばかり毒が入ってます。
ここから先は、閲覧注意でお願いいたします。
買い占める人達は、単なる自己チュー人間だ
実際に店頭で買い占めている人達の多くは【今回の話はデマだと分かってて、それでも敢えて並んで買っている】という層らしいです。
インタビュア:デマだという話ですけど
買い物客:そうですよね
買い物客:デマで買う理由は、一応念のため
うん、きっとそうなんだろうね。
要するに、デマがデマを呼び、実際に品切れのシーンを目の前にして、買えなくなった場合の「もしもの時」に対して心配性を拗らせた人達が局地的にワーッと押し寄せたのが今回の騒動の背景なのでしょう。いや、中には本当にデマを信じているスーパー情弱や、転売目的で買いに来ている輩がいるのかもしれないのだけど。
だけど、私は強く言いたい。
その貴方の「念のため」が混乱の一端を担っていること、自覚しろや!!
本当に危機感を持っていたなら、もっと前もって備蓄しておくはず。今お店を駆けずり回っている人達は「何となく(心配だから)」という感情で動いているだけ。いわば暴落している株式市場で狼狽売りをする、イケてない投資家と同類。
いつも通り過ごしていたら、いつも通り買えるんですよ。「自分一人くらい」という軽い気持ちが連鎖となって、本当に必要な人に行き渡らなくなるというケイアスを引き起こしている。その自己チューさ加減を、自覚して欲しいものです。
弊社倉庫、明日の出荷準備が終わった段階での在庫です。
— ハバタキ (@havataki) February 28, 2020
弊社はあくまでメーカーさんやベンダーさんの倉庫に入りきれない商品の一時保管所です。
メーカーさんにもベンダーさんにもこの数百~数千倍の在庫があり勿論、今日も生産しています。
本当に商品はあります!
皆さん、冷静に! pic.twitter.com/nzQXPIzuu5
実際にマスゴミの被害にあった弊社のお話
ところで、その状況を伝える世のマスゴミにも、社会を混乱に陥れている責任があるのは間違いありません。なんせマスゴミは、事実を伝えているフリをして、巧妙に人々を不安に陥れるネタを仕込むのがとっても大好きな輩ですからね。
彼らは情弱が「絵・タイトル」で釣られ易いことを知っています。例えば、がらんどうになった店舗の陳列棚の映像をしきりに流します。すると
うわー、全然無いやんけ!はよ買いにいかな!
また、以下記事『各地のスーパーに大行列、物流ストップの噂』という見出し。
これを一目見て、情弱たちは
えっ!マジー!物流止まるの?!
と、いずれのケースでも思考回路に電源が入ることなく危機感をグイグイ煽られてしまいます。単なるうわさを、なぜそれを敢えてタイトルに持ってくるのか・・・そりゃ、視覚的にインパクトある内容の方が読者に対してアピールし易く、そのぶん部数・PVが伸びますから。
実は私の会社でも、以前マスゴミによる「釣り記事」で大変な目に遭いました。
誰もが知っている、とある世界的に有名な某メディアから、昨年発生した台風19号による影響に関して、弊社工場に直接問い合わせがあったんです。対応したのはその工場のトップだったのですが、部品供給が厳しい状況にあること、それに備えて社内外で様々な可能性に当たっていることをさらっと電話口で話したそうです。これ、メーカーとしては当たり前のリスク対応ですよ?
そうしたら、いきなり翌日に
『〇〇社が、生産停止を検討している』
という見出しで、突然ニュースを流されたんですわ。
もちろん生産停止が最終事態にはなるんでしょうけど、それを回避するために色々と検討しているのです。"生産停止" を "検討している" などと言う訳がない、それを、あたかもそれありきで進んでいるかのようなタイトルをつけやがったのです。しかも、「えー!あの超有名な某メディアが?!」というようなところが。
もちろん「誤報」なのですが、おかげさまで、各方面からこの件に関して問い合わせが殺到し、社内は蜂の巣をつついたような大騒ぎになってしまいました。
このように大衆が興味ある方向に書こうとするのがマスゴミの本質であり、その大衆が興味を抱くのは、大抵ネガティブ&下世話な話なんですよ。
情報リテラシーを高めるためにすべきこと
今回の記事では、情報を悲観的に切り取ってしまう日本人の悪い部分と、それを誘導しようとするマスゴミの闇について、私の思うところを綴ってまいりました。でもどうすれば、情報を見る目を養うことが出来るんでしょうね。以下にて、私が意識しているところを幾つか挙げてみました。
マスゴミの情報は信じるな
先ずそもそも、マスゴミの流す情報は「全て」疑ってかかるべきだと私は考えています。特に、以下のような書き方をするニュースは要注意。
- ~と高官/関係者が語った
(ソースが明らかでない) - ~と検討している・~となる模様だ
(未決定事項を可能性が高いように伝える) - ~と伝えている、~と訴えている
(一次資料を意訳している)
SNSの情報も信じるな
一方で、SNS上の情報も信用なりません。Twitterやinstagramはマスゴミよりも情報の鮮度が早くて便利ですけど、基本的には便所の落書きくらいに捉えておくのがいいのでは、というのが私の感覚。最低限、
- 現場発のリアルな内容かどうか
- ソースが明確であるかどうか
このような真偽の確認が必要だと思うのです。発信者が例え有名人であっても信用なりません。だって市川海老蔵ですら、あの幼稚なデマを広めるくらいだから。
私もすっかり歳をとって「めんどくせーからサクッと済ますかー」などと安易な道に走ろうとする時期は確かにありました。しかしマスゴミの情報操作を目の当たりにし、改めて情報を鵜呑みにする姿勢を改め、ガセ・デマ・ノイズに惑わされないようにせねば、と強く思っている次第です。
あと、転売厨は即滅びて欲しい