【24/7】高配当株とかマイレージとか車とか【独り言】

ファイナンシャルプランナーである管理人が、趣味の車と旅行を楽しみながら、配当金による『経済的自立』まで目指しちゃいます!

「自社株買い」を積極的に進めている、とある財閥系グループ銘柄に注目したい

しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も、当ブログをご覧頂きありがとうございます。

高配当株投資をしていると、どうしても「増配」の二文字が気になります。特に毎年継続的に配当を増やし続けている「連続増配」は、ものすごくポジティブなインパクトを私達に与えてくれます。米国株では "配当王" "配当貴族" なんていう特別な称号があるくらいですから。

一方、増配ほどの派手さはないものの、投資家にとって大きなメリットとなるアクションがあります。それが投資先企業の『自社株買い』

自社株買いとは、既にその企業が市場に対して発行した株式を、自らの資金を使って買い戻す行為を指します。なぜこれが投資家にとって嬉しいのか?簡単に言うと、株数が減ることで一株あたりの価値が上がるからです。

例えるなら、市場に出回っているニワトリが少なくなる=欲しい人にとっての稀少価値がアップする=価格が騰がる、という効果が期待できるんですね。

ここで、再びアイツに登場頂きましょう

 

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また、1株あたりの価値が上がる以外にも良いポイントがあります。市場に出回る株数が減るということは、企業にとっては配当を払い出すための金銭的負担が減ることにつながります。 即ち増配余地が確保される/減配リスクが抑えられるという株主にとってのメリットが出てくるのです。インカム投資家にとっては、株価へのインパクトよりもむしろそちらの方が嬉しい話ではないでしょうか。

ガチムチニワトリ「カイザー」達を飼っているしょこら@養鶏場にとって、ニワトリの数が減る分、一匹あたりの飼育負担も抑えられる・・・そして、まさに少数精鋭!健康な卵を産んでくれる環境が整えらえるゼ!!って感じの話でしょうか。

ちょっと例えが強引だわ♡


この点は、人気ブロガージンさま(@jin_walletplus1)も、以下ブログ記事にて言及されていますので是非ともご参考ください。

jin-plus.com

 

今年は自社株買いが過去最高ペースで増加中!

とある新聞記事によりますと、2019年は自社株買いが大変な勢いで増加しているそうなんです。10月末時点で既に、2018年自社株買い総額の実に1.7倍(5.5兆円)ものハイペースで進んでいるんだとか。うーんスゴイ。

ひと昔前に比べると、日本企業においても「投資家重視」の風潮が強まってきました。しかし増配によりひとたび配当金を増やしてしまうと、減配時のネガティブインパクトが少なからずあります。それよりは、自社株買いによって投資家に還元するというやり方が企業にとって融通が利き、好まれるという背景もあるようです。

いずれにしても、私達投資家にとっては歓迎すべき、ありがたい状況ですよね!

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最強自社株買い集団は「スリーダイヤ」

さて、各社からの自社株買いに関する最近の発表を見ていると、上記にジンさまが挙げられた(8058)三菱商事をはじめとする三菱グループ系各社が自社株買いにとても積極的に動いている傾向が分かります。

以下は、直近6年間の同グループ各社の自社株買い金額(上限値)を示しています。
※下段%は、時価総額に占める割合

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特に、業績を下方修正したにも拘わらず積極的な自社株買いと増配によって株主への貢献をはっきり見せている三菱商事、毎年のようにかなりの株数を買い戻している(8306)三菱UFJ、(8766)東京海上HDなどの数字が目立ちます。

その一方でこのリストに出ていない、三菱御三家の1つ(7011)三菱重工業や、日本を代表するメーカーである(6503)三菱電機や(7211)三菱自動車は、ほとんど自社株買いを行っていません。こんなカラーの違いがあるのも興味深いですね。

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特に、累進配当政策を公言している三菱商事、16年連続非減配の東京海上HDなど、積極的な自社株買い施策によって安定した配当払い出しを実現させている銘柄は、ホールドする上でも安心感が高いのではないでしょうか。

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※三菱商事「中期経営戦略2021」より抜粋

配当利回りも、2503以外の全銘柄で4%前後あって、十分な水準になっています。

私も、これらのうち8058と4188は既に保有中で、8058は更なる買い増しを進める方針です。また、8766と4182についても監視リストに入れています。是非頃合いをみながら新規エントリーを狙いたい、魅力的な銘柄たちだと考えています。


当ブログでは、特定銘柄の買いを推奨していません。

くれぐれも、投資は自己責任でお願いします!