しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も、当ブログをご覧頂きありがとうございます。
最近は、ETF(Exchange Traded Fund:海外の証券取引所に、普通の企業の株式と同様に上場している、投資信託)が米国株投資の中では人気です。複数企業の株をいっぺんに買い付けるようなイメージの商品なので、分散効果・リスク低減を望めるのがその理由。
現在、私は日本市場と海外市場の個別株を買って、その運用・配当収入を楽しんでいますが、今後はETFも投資対象に入れるべく、昨年末に初めて「VYM」を購入しました。そして更に、他の銘柄も並行して買い貯めていきたいと考えていました。
この記事では、ETFの中でも特に高配当を売りにした4本のETF・・・「VYM」「HDV」「SPYD」「PFF」各銘柄の特長を紹介しながら、今週私が新たにエントリーしちゃった銘柄が何かを、書きしたためたいと思います。
要するに、本日のポジポジ日記
高配当ETF それぞれのキャラクターを知る
先ずは、各銘柄のアウトラインを比較しながら眺めます。メリット(強み)と思われる部分については水色でハッチングしました。
各銘柄サマリーと、その出自
VYMもHDVも、米国株式市場に上場している中でも高配当な銘柄で構成される指数にリンクしたETFという点は同じです。異なるのはVYMはバンガード社、HDVはブラックロック社で運用会社が違うのと、構成銘柄数でVYMが圧倒的に多い点。
一方SPDRは、流動性のある大型株で構成されるS&P500のうち、高い配当利回りの銘柄80種を1.25%づつ均等配分した指数を使います。そしてPFFは、米ドル建の『優先株式(議決権がない代わりに、配当や会社解散時の財産を "優先" 的に受け取れる条件のある株式)』に限定して銘柄構成された指数が対象です。
要するに、指数の取る対象が、少しづつ(だいぶ?)変わるということですよ。
ちょっとづつ 、とってます
各銘柄の構成セクター
次に、各ETFを構成する銘柄のセクター別構成比です。ソースは、Morningstarのサイト「Portfolio」から参照しました。
先ずはVYMとHDVが、それぞれどんなセクターの銘柄を対象としているかを表したグラフが以下になります。
VYMで最も多いのは「金融(18.4%)」次いで「ディフェンシブ消費財(14.3%)」「ヘルスケア(13.7%)」の順です。多いといいながらも満遍なく10%前後を持つ感じですね。若干ディフェンシブ寄りセクターが多い印象。
HDVは出自がVYMと同じでありながら、よりメリハリが効いている構成です。VYMのトップ「金融」が「エネルギー(24.0%)」に置き換わり、VYM同様「ディフェンシブ消費財(19.7%)」「ヘルスケア(18.3%)」の比率も高め。ただVYMにあるハイテクや素材系といったセクターが無く、その分凸凹が大きいです。
更に、SPYDとPFFです。
SPYDの特長として挙げられるのがとにかく「不動産(21.3%)」が高いこと。これはETFとしては出色と言える構成です。そして「景気連動型消費財(15.3%)」「公共事業(10.5%)」も多い。VYMやHDVと比べ、真ん中より下の景気敏感ゾーンに寄っているのが見て取れます。
PFFは「公共事業(56.1%)」「金融(22.0%)」「資本財(11.4%)」の3点買い。
まとめますと、最も守備力が高いのは分散効果も込みでVYM、次いでやや偏りある分HDV。その2者に比べるとSPYDは景気敏感寄り、非常にピーキーなPFF、といったキャラクター分けが出来るかと思います。
で、これらの中から悩みに悩んだ(?)末に、私が選んだETFはこちらッ!
SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF
現在株価 :$37.94 ※2019/7/19終値
年間配当 :$1.70 ※過去12ヵ月実績
配当利回り:4.47%(税引前)
HDVは保有中のVYMと性格が似ているので却下、PFFは毎月配当が魅力なのだけど少しとんがり過ぎてて敬遠、結果SPYDにしました。VYMと組み合わせると、うまいこと欠けている部分を補完しあっているようで、良いんじゃないでしょうか?
すんません、単なる独りよがりです
あと、単価が$30台と安価なのもイイかなと。
証券会社の買付手数料が今月から引き下げられ、小単元での買付のハードルがぐっと下がりました。例えばSPYDを10株(約4万円)づつ、毎月積み立て/配当再投資しようかな、なぁーんて計画も立てやすいです。
※いつも拝見している「かいまる」さまのブログを引用させて頂きました
ダウントレンドに入りつつある米国不動産市場の今後を考えると、不動産セクターが多めなのはリスクじゃないの?という向きもありますが、価格下落したらその分多めに買い増せるだけの話なので、むしろ喜ばしいくらい(←意固地)
個別株と違って、倒産リスクを見込まなくていいのはETFの強みですね。
今後も折を見て、少しづつコツコツ買い増していきたいと考えています!
当ブログでは、特定の銘柄を推奨してはおりません。
くれぐれも、投資は自己責任でお願いします!