しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も、当ブログをご覧頂きありがとうございます。
サラリーマン読者の皆様、今月は幾ら「自分のため」にお金を使えましたか?
新生銀行が毎年「サラリーマンのお小遣い調査」を行っています。そして先日、2019年度の最新調査結果が発表されました。正社員・パート・アルバイト等、計2,717人を対象にして行われた数字です。
最近は私も、時間が許される限り原文を読む癖をつけています。
金融庁のあのレポートの一件があってからや
こちらのレポートも平易な内容で、15分もあれば読めます。流石に某・立憲民主党党首様のように「5分」で読めるかというと厳しいですが。
原文を見ると、小遣いの平均値だけでなく、以下のような項目のデータが出ています。会社員の経済動向という観点で広く見渡せるので、なかなか興味深いです。一度ご覧になられてはいかがでしょうか。
- サラリーマンの昼食事情(回数・金額)
- サラリーマンの飲み事情(回数・金額)
- ランチタイムの過ごし方、昼食の中身
- 月々の出費内訳
- お小遣いが無いときの切り詰め方、不足時の対応
- 副収入の有無
- 電子マネーの使い方
- 経済的なゆとり感 etc..
今時の、オッサン懐事情はいかに?
さて、今回のレポートで私的に特に気になった項目を4点、挙げたいと思います。
真っ先に削られているオッサンのお小遣い
報道にもある通り、男性会社員全体の小遣い平均値が、2019年は調査を開始した1979年以降、この40年間で過去2番目に低い数字なのだそうです。
外食組が減少し、ランチ費用は微減
社畜にとっての大事な 餌 栄養補給・・・ランチは、お小遣いのやりくりに影響大な項目ですね。男性会社員の昼食代平均は、昨年比▲15円と微減。
昼食をどのように取るか?という質問に対しては、弁当持参が+0.9pts、弁当購入が+0.3pts、社食が0.6ptsとそれぞれアップ、外食が▲1.6ptsと大きく下がったのが、全体の平均値を押し下げた要因と思われます。
飲み代は「宅飲み」の影響が出て減少
仕事帰りに飲みに行くかを問うた質問においては、2018年に比べて「飲みに行く」の率がかなり下がっており、コスト削減のために宅飲みに移行している傾向が如実に表れています。
出費状況・・・意外と皆さん贅沢しているんですね
小遣い以外の「月々の出費トップ10」を並べたのがこちらのデータ。携帯電話・昼食代が最上位、共に1万円近い平均値となっています。飲み代もファッション費用もそれなりに高く、突っ込み所の多い数字だと感じます。
副収入に取り組まない人達、やはり多し
私達節約・投資ブロガーが日頃から訴えている「副収入の重要性」について、世の中のサラリーマンが一体どこまで真剣に取り組んでいるか?
はい、やはり全体の2割強しか副収入を得ていないという結果に終わりました。
その中でも最もメジャーなのがポイントサイト。副収入を得ている人の、実に半数以上が取り組んでいます。株式投資は20~30%、つまり2割の20%なので全体の4%って話ですかね??
グワーーーッ!少なァーーーッ!!
余談ですが、50代になると、株式ではなくて不動産投資にシフトしているのが面白いです。子育てや家のローンを終えると、皆そっちに走るんでしょうか?
皆さん、少ない小遣いで何とかやりくりしようとしている涙ぐましい様子がアンケートから溢れてくるようです。しかしその割には、お金の使い方がどこかズレているように私は感じるのです。
冒頭のネット記事にしても、
「4万円くらい」「(どのような形でもらっている?)小遣い分だけ振り込み。全然足りない。2回飲めば終わっちゃう」
(50代 製造業)
はぁ?どんだけ飲んどるねん
「(中略)やっぱ下がりましたね。子どもの教育費とか、そういうのが増えてきたので下がった。昔よりは、コンビニで(昼食を)買う日が増えた」
(30代 化粧品会社勤務)
はぁ?コンビニで買わんかったらええやん
と、突っ込みどころが満載です。
これらは一部の人の声なのかもしれませんが、月々の出費の数字を見てみてください。いくら平均値とはいえ、世の中のサラリーマンの皆様、いったいどれほど贅沢な生活を送っているのでしょうか。
携帯なんて、格安SIMにお変えなさい。
昼食なんて、家から弁当をお持ちなさい。
飲み代なんて、付き合い止めて家でお飲みなさい。
ファッションなんて、誰も貴方のこと見てませんから。
小遣いや収入の少なさを嘆く前に、今一度、自分の中のお金の使い方の「当たり前」を一から見直すことを強くお勧めします。このデータを見る限り、同情の余地は正直全くないと思います。調査の裏にひそむ実態の、いかに愚かしいことか。
若干厳しいモノ言いになってしまいましたが、出費を削るためのノウハウなんて、ネットを叩けばいくらでも出てきます。そういった努力をとことん突き詰めることが、お金と付き合うための、最初の、本当に最初のスタート地点なのです。