しょこら@です。
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分配金の利回り20~30%・・・一見投資詐欺では?と勘繰ってもおかしくないほどの高さを誇る高配当投信。ここにお金を投じる上で気になるNGワードが「無配転落」でしょう。
運用会社も、保有銘柄の運用益から投資家に支払う分配金を捻出している訳ですが、当然期待通りのパフォーマンスが得られない時期もままあります。そんな時でもいきなりゼロにせず、手持ちから分配金に回すといったやり繰りが出来る投信なら多少は安心して保有していられるというもの。この指標として一般的に使われるのが "分配金の余裕月数"
その数字は、以下計算式で算出されます。
(翌期繰越分配対象額+当期分配金)÷ 当期分配金
投資する一人として私も気になっていたので、もっかSNSで頻繁に名前が挙がっている人気高配当投信、最新の余裕月数をチェックしてみました。参照するのは各投信の交付運用報告書。
アライアンス・バーンスタイン 米国成長株投信Dコース
圧倒的な資産規模を誇る、いわゆる略称「AB-D」
最新のデータは2024年6月発行と半年ほど空いていますが極端なズレは無いとみています。
【計算式】(3,033 + 400)÷ 400 =
8.58ヶ月
直近分配金は1万口400円と高めだったので、仮に半分の200円でみると17ヶ月。コロナショックレベルの短期間ならまだしも長く続くと無配転落は直ぐにありそう(てか実際ありました💦)
フィデリティ 米国株式ファンドDコース
続いて、アライアンス・バーンスタインと並んでメジャーな運用会社フィデリティ。最近はこちらの方が資金流入額が多くて人気みたいですね。直近決算、2024年11月時点です。
【計算式】(3,559 + 1,050)÷ 1,050 =
4.39ヶ月
こちらもAB-Dと同じく直近分配金が多く、余裕月数がほとんど無い計算結果になりました。過去の支払い実績をざっくり眺めると300~600円が通常巡行レベルかな?それをベースにすると7~15ヶ月とAB-Dに近い水準になりますね。
ちなみに、同じくランキング上位『Fコース』の余裕月数は直近実績ベースで10.84ヶ月とDコースよりは少し高かったです。

インベスコ 世界厳選株式オープン
そして我らが那奈さまファンド!
(コホン)もとい、インベスコ。
運用報告書は2024年6月時点になります。

(※同投信 交付運用報告書より抜粋)
【計算式】(9,428 + 150)÷ 150 =
63.85ヶ月
なんと約5年強の余裕度!
これはめちゃんこ心強いですね。なんとなく2~3年程度のリセッションなら耐えてくれそうな繰越額。さすが那奈さまファンド(←しつこい)2017年1月に毎月決算に変わって以降97ヶ月連続で無配無し、この安定感こそがベスコに対する期待値に他ならない、と考えている投資家は私も含め多いことでしょう。
三菱UFJ 次世代米国代表株ファンド
最後に「メジャー・リーダー」との愛称で知られる、次世代米国株代表株ファンドも見てみます。2024年9月時点のデータより。
こちらの分配金清算方法は少々特殊でして、決算時点で基準価額1万円を超えている分を全て分配金として払い出します(➔その後、基準価額が1万円にリセットされる)故に翌期繰り越し分配対象額ほぼ無し、余裕月数は
0ヶ月w
以上まとめると、こんな感じ。
利回りの高さだけがその銘柄の強みではない、ということが分かるデータです。
勿論、これはあくまで参考指標のひとつ。運用状況によって今後いくらでも増減しますし純資産額が急減してしまったら取り崩しも早まります。将来の支払いを保証する数字でも何でもないという前提下、あくまで保有する上での気持ち的な余裕くらいに見ておけばと私は捉えています。
この他に気になる投信があったら、その運用報告書を眺めては如何でしょうか。
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