しょこら@です。
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これまで当ブログでも度々記事にしている通り、私はポートフォリオに占める(海外)債券比率を上げたいと考えており、SPAB・VWOB・BNDXそしてVCLTなど米ドルベースのETFを積極的に買い増そうとしてきました。しかしながら、最近の円安傾向の中ではドル転に躊躇、元本投下が捗らないという悩みがありました。
いろいろネットを眺めている内に、そういえば今更ながら自分的にスポットを当てられていなかった商品があったことに気付きまして。それは、
例えば、米国株ETF投資の鉄板「VTI」
VTIには、国内投資信託として「楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)」「SBI VTI(SBI・V・全米株式インデックス・ファンド)」という類似商品が出ています。本家VTIを買うためには手数料を払って為替を気にしながらドル転し、米ドル証券口座にて購入する、など幾つかのハードルがありますが、これらは日本円ベースで買えるというメリットがある・・・
海外債券においても、東証に上場されている円ベースのETFが幾つか存在するので、仮に今の円安が続いても心安らかに買い増し出来るかなと考えた次第です。
懸案としては、国内証券会社が入って為替ヘッジもかけている分、高めの信託報酬が掛かること、本家ETFに比べると多少パフォーマンスが落ちる部分などありますが、ドル転した後々に円高に戻ってしまうことへの不安感を鑑みると、多少の差には目を瞑りましょう。
たびたびの銘柄転換じゃが、背に腹は代えられぬ
そこで、保有していた米ドル債券ETFのうち最近買い始めたVWOB・BNDX・VCLTを一旦放流。その資金を円転しても良かったのですが一方でドル配当も捨て難く(汗)悩んだ挙句、RYLD購入に充てました。
そして、日本円口座にあった追加の60万円で、以下3つの債券系ETFを購入・・・
- iシェアーズ米ドル建 投資適格社債 ETF(1496)
- iシェアーズ米ドル建 ハイイールド社債 ETF(1497)
- iシェアーズ米ドル建 新興国債券 ETF(2622)
平等に、各105口づつのスタートです。
入れ替えイメージとしては、こんな感じ。
先進国債券は良さげなのが無く、後回し。
これら東証ETFは、前述の楽天・SBI VTIのように数日要する投信と違ってリアルタイムで約定が決まります。しかも購入は1口単位で可能ゆえ、S株(端株)のような手軽さがあるのも良き。
更に蛇足的な話になりますが、今回購入した1496、1497、2622は『二重課税調整』の対象商品になっています。米国株投資をしていると10%の現地所得税が余分に掛かり、確定申告でこれを取り戻すという手間が掛かるのですが、二重課税調整が掛かっている商品なら、投資信託側でその課税分を自動で相殺してくれるので、投資家側での手間が掛からないという嬉しさがあります。
※二重課税調整対象の銘柄についてはこちらをご参照下さい。
(日本証券業協会「投資信託等の二重課税調整制度開始のご案内」より)
以上、債券ETF投資の選択肢としてこういった商品もあるなということで記事にて取り上げさせて頂きました。
老後に向けた配当ソースとして株式一辺倒にならぬようバランスよく積み上げていく安定性、そして利上げが落ち着くであろう2~3年後に再び債券価格が元に戻るという値上がり期待感、その両方を意識しつつじっくり買ってまいります。
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