しょこら@です。
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日本の個別株投資が誇るガラパゴス的特長、それが株主優待制度です。
この制度が大好きな方であればおそらく100人中100人全員が知っているであろう超・鉄板銘柄、それが
4%近くという高い配当利回りに加え、1単元(100株)保有するだけで豪華なカタログギフト(ふるさと優待)が頂ける、まさに無双とも言える銘柄です。ここを保有する個人投資家の数は、初心者から上級者に至るまで実に70万人にものぼると言われています。
ご多分に漏れず私もその70万人分の1人として、2018年より100株だけ保有し続けています。
株主優待の巨星、堕つ?
本日、同社の2022年度3月期決算発表があり、同時に『株主優待廃止のお知らせ』というタイトル名のプレスリリースが出されました。タイトルだけ見て「あー、ついにこの日が来たか・・・」という感想が真っ先に湧いてきました。
プレスリリースの要旨は以下です。
- 「ふるさと優待」「株主カード」制度は、2024年3月末時点で名簿に記載のある株主への発送を以て、廃止になる。
- 「ふるさと優待」のコース条件(※3年以上継続保有で上位のAコースにランクアップ)は最後まで変更無し。24年3月時点で3年に満たない場合は最後までBコースが届く。
- 今後は配当等による利益還元策に集約していく。
同社のカタログギフトは、特に上位となるAコースは「お米10kg」「すき焼き用神戸牛肉」「マスいくら醤油漬け」などなど、お得感の高いアイテムが揃っていたので人気が高かった。今回の廃止には、多くの個人投資家がショックを受けた様子です。Twitterでも "オリックス優待廃止" がトレンドに上がっていたほど。
果たしてここで手放すべきなのか
株主優待が無くなってしまった為「最早、この銘柄には用無し」とばかりに速攻で手放すつもりの方もおられるやもしれません。それについて、どうこう責めるつもりは1mmもありません。
ですが、投資というものの本質が、その会社(事業)の将来価値に財を投じるものであるという点を鑑みると、株主優待が無くなっただけで投資対象から外す判断は、個人的にはいささか短絡的ではないか?というのが正直な感覚です。
そもそも、同社の今回の決算内容は「非常に良かった」です(※どう良かったかは長くなるので割愛させて頂きます。こちらをご覧下さい)そしてアナウンス中で宣言されている通り、今後は配当や自社買いに注力していくとの意向。実際、2022年度3月期の配当金は前期78円/株から+7.6円増配(85.6円/株)です。
更に言うと、株主還元方針『配当性向33%または前期配当金額の高い方』という前提に立つと、少なくとも減配の懸念はない上、当期純利益が中期目標通り22年度比1.4倍になれば配当も120円近くまで上がる可能性があるわけです。そうなると現在の株価2,293円に対する利回りは5.23%。株主優待廃止を補って余りあるポテンシャルと言えるのではないでしょうか。
今後は "株主優待のオリックス" ならぬ "高配当のオリックス" となるんですね。
(※2022年3月期 決算説明会資料より抜粋)
中には「株主優待の愉しみが無いと嫌だ」という方もおられるでしょう。私も以前は外食系を中心に優待銘柄をたくさん保有していましたが、途中から「配当金で貰い、そのお金で外食に出掛けた方がよっぽど合理的ではなかろうか」と思い直し、もっか優待投資はQUOカードを中心に、スパイス程度に留めています。
以上、延々とポジショントークを展開しましたが、要するに私は引き続きホールドしていく方針です。言うても、たかだか100株なんですけど(笑)
買い増したくても金が無い...ッ!