しょこら@です。
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私はここ最近めっきりテレビを見なくなりまして。先週末のMr.サンデーで「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」が特集に組まれ、あの元・三菱サラリーマン氏をはじめとする何人かの個人投資家が紹介されていたという話も、完全に見逃してしまっていました。
これに留まらず、最近は個人投資家が積極的にマスメディアに取り上げられ、投資に対する関心が少しづつ広がっています。数年前のビットコイン狂騒曲とは違い、地に足をつけた投資に取り組む層が増えるのはいい傾向だなぁと感じます。
投資界隈で一躍有名になってた「寝ているだけでお金持ち」ねーちゃんは今どうしてるかの...
人生のリストラクチャリングとしてのFIRE
ところでこのFIRE、人によって賛否両論、様々な考え方があって、なかなか興味深くそれらを拝見しています。
個人的にFIREは人生の組み立て方のひとつと捉えています。人生はたった一度きりですよね?家と会社を日々往復するサラリーマン生活を送りながら漫然と歳を重ねるくらいなら、より充実した、より幸せな人生を再構築するためにFIREという方法を取られている方には、素晴らしい英断をされたと拍手を送りたいです。
ただし、資産運用と同じくFIREも "単なる方法論" なので、その点は勘違いしないほうがいいのかなと。FIREした後の自分の人生をどう組み立て直すのか?そのビジョンを綿密に練った上で決断することが何より重要だと私は考えています。
日本は未だFIREに優しくない国ですね
その一方で「とりあえず先のことは、辞めてから考えよう」と、とにかく目の前の仕事から逃れたい一心でFIREを考えている人もおられることでしょう。もしくは「細かいところは何とかなる」なんて軽い心持ちの方もいるようで。
少なくとも今の日本は、FIREという選択を取ることに対して未だ優しくない環境だと私は思っています。決断する前に十分過ぎるほどKY(危険予知)の視点を持っておくべきではないでしょうか?
例えば、こんな厳しさが考えられます。
辞めた後の再復帰が絶望的に困難
リタイアした後に「やっぱり苦しいからお給料が欲しい」と考え直したとして、果たしてもう一度同じ立場に戻れるとお考えでしょうか。
昔は転職可能年齢が35歳、なんて話でした。最近は即戦力を欲する企業もあってか、その水準も多少上がっていると聞きます。が、よほど目立った技能・経験を持っていない限り、歳が増すごとに就ける職は加速度的に減っていきます。
仕事を選ばなければ職はあるでしょう。十分食っていけるはず。ですが、それが幸福な道かどうかは別。50歳にもなって、ノルマもプレッシャーも無く体力的に楽な正社員になれるなんて思わない方が賢明です。
年老いた後のリスク要素が多すぎる
将来必要なお金の計算をする時に「今の」「自分を」基準に考えていると足元をすくわれます。
先ず、歳を取るにつれて自身の健康状態がどんどん悪化します。例え今の健康診断結果がオールAであっても必ずどこかしら悪くなると考えておいた方がいいです。血圧が上がります。膝や腰が痛くなります。内蔵系の機能が落ちます。ひょっとしたら腫瘍が見つかるかもしれない。そうなった時の備えを、お手元の計算機でシュミレーション出来ますでしょうか?
更に、自分以外の世界からお金の問題が降ってきます。一番のファクターがご自身の両親です。老後の面倒をどう見ますか?当然介護サービスはタダではありませんし、施設に入れようと思ったら想像以上にお金が掛かります。亡くなられた後の実家を維持しようと思ったら固定資産税も掛かりますし、家柄によっては冠婚葬祭の費用が馬鹿になりません。
このように、これから先、自分自身の裁量だけでは測れないリスク要因が多々待ち受けています。そういった点まで考慮すると、仮に単身であれど5,000とか7,000とかいった資産水準では正直心もとないように個人的には思っています。
家族2人で5,000って、老後の再就職待った無しじゃ...
「窓際FIRE」が最適解?
このように、先々待ち受ける不確定要素を考えると、安定的に収入が得られ、手厚い社会保障も受けられる正社員というカードは相当貴重と言えます。
といっても、仕事を続けるのが辛い、一日でも早く好きなように時間を使えるようになりたいと考える人は多いでしょう。かくいう私も、仕事を辞めたくて辞めたくて仕方がありません(笑)
仕事に対する責任感に過剰に囚われず、定時内に出来る範囲でこなす・・・Twitterで窓際FIREという表現を使われている方を見かけましたが、そんな心持ちで十分じゃないかしら。
若しくは、極力若いうちに転職するだわね~
私は現在40代半ばですが、育児からも手が離れ、幸いにも好きなことをそれなりにやれています。本当にFIREによってまとまった時間を確保しないと出来ないことと言えば、数ヶ月くらい掛けた世界旅行とか、自宅でのガーデニングとか、後はこのブログとか。それらをどうするかはおいおい考えるとして、あと10年くらいは(悪い表現を使うと)正社員としての「甘い蜜」を吸いまくるため、FIREという方法は取らずとも、時間を上手くやりくりしながら楽しんでいきたいと考えています。
そして最後は早期退職制度狙いでグフフ...
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