しょこら@です。
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先日の記事でも書いた通り、今は海外を行き来する上で、多くの航空会社ないし国がPCR検査の陰性証明を要求しています。私も今回の帰国に際して駐在先でPCR検査を受けましたが、その結果無事陰性との結果を受領。これで晴れて飛行機に乗れることになった次第です。
今回、UAEのフラグシップキャリアであるエミレーツ航空を使ったのですが、
片道のみながら、生まれて初めてファーストクラスに乗って帰りました。エミレーツ航空のファーストは、ハード・ソフトの双方で評判が高いのですが、コロナウイルスの影響で各社飛ばすことさえままならない昨今、どこまでサービスを再開・提供しているのでしょうか。今回は、その様子を紹介したいと思います。
出発元の空港の様子
今回の旅のスタートは、ベルギーのブリュッセル国際空港(BRU)からです。空港の人出は、通常時の3~4割程度でしょうか。日常には遠く及びませんが、お店は一通り営業しており、少しづつ再開に向けて進まんとする空気がありました。
ビジネスクラスのチケットはそこそこ見てきましたが、ファーストのそれは初めてお目にかかります。有償でしたが、目玉が飛び出るほどの値段ではありませんでした。時期柄というのもあるでしょうが、同社のハイクラスチケットは、しばしば安い値が付いているのをネットでも見かけます。
チケットにも記載されていますが、ブリュッセルの空港で通常時なら使えるエミレーツのパートナーラウンジが、現在コロナの影響で閉鎖になってしまっていました。仕方ないので、スタバでコーヒーを飲みながら時間を潰すことにします。
いつも通りの過ごし方ですぞい...
搭乗開始10分前に、ゲートに向かいました。これも、なんだかんだ言っていつも通りのルーティン。優先搭乗だからといってギリギリに行けない貧乏性な私です。ゲートには、今回お世話になる機体777-300ERが既にスタンバってました。
機内の様子
ドキドキしながらの優先搭乗です。事前にシートマップを確認した時は新型777(座席1-1-1 x 2列の6席)だと思っていたのですが、まさかの旧型。うーん、残念。新型は仕切りの壁が天井まで延びていて、より個室感が高まっている設計だったのですが、旧型は背の高い人が上から覗けば中が見えてしまいます。座席は1-2-1 x 2列、計8席。ファースト利用者は私を入れて3名いました。
今回の座席は進行方向・右窓側の2K。
どうして2列目を選んだかというと、1列目は窓が2つ分しかない(2列目はご覧の画像の通り、3つ分)のに加え、機体の形状上足元や頭上に出っ張りがあってちょっとだけ圧迫感がありそう、という先人達の搭乗記を「予習」した結果です。
ディスプレイは32インチのタッチパネル。でも遠すぎて手は届きません。代わりに、脇にあるタブレット式のコントローラを使って操作します。
まぁ、タブレットにも手が届かないんですけどね。
さて、航空各社とも現在コロナウイルスに対しては細心の注意を払っていますが、エミレーツはもし搭乗者が旅行中に感染してしまった場合、最高15万ユーロの医療費と1日あたり最高100ユーロの14日間の隔離費用を補償する保険を搭乗者全員に無償で付与するという、世界的にみても太っ腹なサービスを提供しています。
各座席にも感染対策キットが設置されていました。マスク、手袋、消毒液、ふきんが含まれています。
提供されるスナック類も、ネットの搭乗記で紹介されているようなものから大きく変更されています。以下の通り全て密封された菓子類が配られます。
テーブルは、流石のビッグサイズ。
仕事も余裕で出来ます、絶対やりたくないですが。
ウェルカムドリンクにアルコールが無くて、離陸後に選べるようになっていました。「とりあえず」ドンペリを1杯頂きましたが、自分にはやっぱり向いてないなと思いました(汗)個人的にはマンゴジュースが美味しかったです(※お子様)
あ、今回の便でファーストの乗客にサーブしていたCAさんは総勢4名、私には中国系の若いおねえさんがついて対応頂きました。
離陸30分後から、飛行機の旅でのお楽しみ・・・機内食の時間が始まります。午後3時発なので、時間的には少し早いディナーですね。ファーストクラスでは、日系航空のハイクラスと同様「アラカルトダイニング」として、好きな時に好きなメニューを頂けるスタイルを採用しているのですが、コロナの影響で通常時に比べメニュー自体が簡素化されています。要するに、極力手を使った調理が要らないようになっている模様。ちなみにEK184で出されていたメニューは、こんな感じでした。
【アピタイザー】
- Caviar
- Sweet potato and celeriac soup
- Arabic dips
- Seven spiced beef
- Salad
【メイン】
- Beef tenderoin with mushroom sauce
- Chiken florentine
- Stir fried tofu with black bean sauce
- Grilled lamb cutlets
【デザート】
- Passion fruits tart
- Chocolate tuffle slice
- Seasonal fruits
- Cheese board
この内、今回私が頼んだのは赤字の4品だったのですが、別々に来るかと思いきや、エコノミーのようにワンプレートで全部一緒に運ばれてきました。
お味の方は・・・お肉は柔らかかったですが、まぁ「可も無く不可も無く」といった感じでしたかね。採点すると、100点中の75点くらい。日系エアライン、ビジネスクラスの通常メニューの方がよっぽど良いですが、これも全てコロナのせいだということにしておきましょう。
食事後、映画を1本観た後、軽く仮眠しました。
かえるは引き続きTVを見てます。
2時間ほど寝て目覚めると、イランに侵入してた。
撃ち落されないか心配(←?)
仮眠後のお口直しに、Seasonal fruitsを頂きます。
これも見た目・・・ちょっとショボくないすか?
そんなこんなで、定刻よりやや早い22時50分頃、ドバイ国際空港(DXB)に降り立ちました。自身にとって15年ぶり、まさに「因縁の街」への再来であります。
せっかくなので窓から外の景色をカメラに収めようと思ったのですが、真っ暗で砂漠もブルジュ・アリファも見られず、感慨も何もありませんでした。
果たしてこの便が、生まれて初めてのファーストクラス体験となったワケですが、ハードはともかく、ソフトの部分ではやはり幾つかの制限を余儀なくされている事情を目の当たりにしました。しかし感染拡大を防ぐためには致し方ないでしょう。エミレーツは同業の中でも比較的早く、各都市へのフライトを再開させた航空会社ですが、何とか頑張って欲しいなと、CAさんたちの熱心な働きぶりを見ながら思った次第です。
さて、次の乗継便は午前3時発です。つらっ。
深夜のドバイでの乗り継ぎや、2本目のフライト、そして最終目的地・関空(KIX)での入国の様子については、続く搭乗記②にて書いてまいります。