しょこら@です。
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昨日8/7、私たちの年金財源の一部を運用している「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が、2020年第1四半期の運用状況を公開しました。
その内容たるや、コロナショックにより苦戦した1~3月期(17兆7072億円の赤字)から一転、四半期ベースでは2016年10~12月期の10兆4971億円を超えて過去最高となる運用収益(12兆4868億円)をあげたことが明らかになりました。4月以降の国内外の株式市場の急回復が大きく寄与した模様です。
同じく投資を志す一人として、流石だなと感嘆せざるを得ません。まさにお手本のような存在だと思っています。
さて、本題はココからです。
遡ること数ヶ月前・・・GPIFから1~3月の運用結果が発表された時、マスゴミ各社が鬼の首を取ったかのように「過去最悪の損失」「年金が溶けた」などと盛んに報道したことは、皆様の記憶にも新しいことでしょう。
その時叩きまくっていたマスゴミが、今回のGPIFのV字回復を果たしてどう報じているでしょうか。"公正なる" 報道機関としては、
当然
このニュースも大々的に伝えて然るべきですよね。
なんてったって「過去最高の数字」ですからね。
さーて・・・各社がどう報道しているか、きっちり検証しちゃいますよー!!
調査方法概要
先ずは、今回の調査方法について、簡単に整理しておきましょう。
マスゴミ各社のネット配信記事
【調査方法】
検索窓で「年金積立金管理運用独立行政法人」と入力し、目視確認
【調査日時】
2020年8月8日 AM5:00時点
(公式発表より20時間程度経過)
速報性を重視すべきマスゴミですから、20時間もあれば十分記事に出来ますよね!
忙しい、なんて言い訳はゆるさんぞーい
調査対象メディア
ではここで、今回の調査対象となる面々に登場頂きましょう!!
- 日本経済新聞
- 朝日新聞
- 読売新聞
- 毎日新聞
- 産経新聞
- 時事通信
- 共同通信
- ロイター
- ブルームバーグ
ご覧の通り、国内外を代表するゴm・・・報道機関が揃いました!(※調査時間の関係上、TV局系は割愛させて頂きます)
比較審査ポイント
ところで、今回比較する上で予め「審査ポイント」を3つ、決めてみました。
- 文字数
このニュースに対し、どれだけ詳しく情報提供しているかを確認しました - タイトルを構成する単語
読者にどんな印象を与える言葉をチョイスしているかを確認しました - オリジナリティ
記事内の、その会社ならではのコメント有無を確認しました
これらのポイントを通して、今回のGPIF発表内容に対する各社の「重み付け」や「情報の伝え方」が少なからず垣間見えるのではないでしょうか。
調査結果発表!!
それでは、早速各社からの記事の有無と、文字数から見ていきましょう。
いきなり衝撃的な結果(笑)
なんと1社だけ、報道すらしておりません・・・まぁ、でもこれは、ある意味誰もが予期していた結果なのかもしれませんが。
さて、文字数ですが、8社の平均値は367文字。今回のニュースに対して、最も多くスペースを取っていたのが「産経新聞」。逆に一番あっさりと伝えていたのが「時事通信」という結果になりました。そして流石の「日経新聞」きっちり平均的なところを狙ってきていることが分かります。
次に、各社の記事タイトルを見てみましょう。
今回のニュースで重視される点としては、何より「(四半期として)過去最高の利益を叩き出した」という事実だと考えられます。その観点で見た場合、赤字で記した通り、各社とも表記は異なれど過去最高であることをきっちり伝えてい・・・
ません!!
一社だけ「プラス運用」などと、めちゃくちゃボヤけた表現を使っているメディアがいました。どうしても過去最高を叩き出したというポジティブな事実を認めたくない、という忸怩たる思いがタイトルからじわじわと滲み出ております。
最後に、記事の中で、公式に発表された数字情報以外の部分で目立った書きっぷりをしている箇所について、それを抜き出してみましたのでご覧下さい。
読売新聞は、現在のGPIFの運用構成と変動要素についてコメントを加えています。確かに、これは間違ってはいません。ポジでもネガでもないですね。
産経新聞は、GPIF理事長の談話として、今後の運用においても慎重に対応する旨を添えています。これは彼らが今回の運用結果に一喜一憂している訳ではないことを暗に伝えつつ、読み手に「守り」の印象を与える一文のように感じます。
ロイターは・・・
同四半期の投資行動ははっきりしない
えっ?
はっきりしない??
そもそも、あなたの日本語すらはっきりしてないんですけど・・・もはや、無理矢理ネガティブな方向に持っていきたい感が、じわじわ滲むのを通り越して、豪快に溢れ過ぎてしまっています。
まだGPIFのリリースから間もないので、各社共に数字を淡々と伝える速報程度に過ぎない状況ですが、前回はここから更に「私たちの年金が~」等と更にネガティブキャンペーンを展開した所が多々ありました。今回はどうでしょうね?きっと大人しく、速報で終わるような気がしますが(苦笑)暫く様子を見てみましょう。
・・・・・
以上、今回のGPIFの発表に関する、報道内容の違いをお伝えしました!
世の中にある一つの「事実」に対して、マスゴミ各社がどのようなスタンスで報道しようとしているのか?今回の調査を通して、その断片なりでも、伺い知れたのではないでしょうか。悪い時は悪い・良い時は良い、それをきっちり公正に伝える・・・そういったメディアとしての当たり前の姿勢が取れない企業には、さっさと退場して頂きたいものだと強く願う次第であります。
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