【24/7】高配当株とかマイレージとか車とか【独り言】

ファイナンシャルプランナーである管理人が、趣味の車と旅行を楽しみながら、配当金による『経済的自立』まで目指しちゃいます!

「配当投資のリスク」コロナによる、2019年から2020年にかけての減配影響を調べてみました

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しょこら@です。
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日々、配当という不労所得を得るためにシコシコと配当株を買い続けている私のような配当投資家にとって、最も忌避すべきNGワード、それはやっぱり
「無配」「減配」
であります。

狂ったようにサーキットブレーカー連発となった3月半ば。この時も、テンション高目に「買い場がキタ!」と暴落をポジティブに捉える余裕があった私ですが、

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※幣ブログ 3月13日記事より抜粋

大減配には滅法耐性が無いという弱点があります。
1,725円→30円という超絶クソ減配を食らわされた(8963)インヴィンシブルには、思わずこんな恨み辛みが漏れ出てしまいました。

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※幣ブログ 5月12日記事より抜粋

さて、この2020年はコロナ感染拡大による業績悪化に伴い、多くの銘柄において減配・無配の嵐が吹き荒れています。果たして「高配当銘柄」を中心に組んでいた私のポートフォリオ(PF)では、コロナ影響前と比較して、一体どれほどの影響を食らっているのでしょうか?

その現実をありのままに見つめ、「配当投資の減配リスク」というものを数値でご覧頂ければと思い、本記事にてまとめました。私同様に、配当株を投資対象としている方々の参考になれば幸いです。

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配当推移 2019年 vs 2020年

ここから先では、「日本株」「海外株」「J-REIT」のそれぞれにおいて、私が現在保有している各銘柄の【2019年配当実績値】と【2020年予想値(最新公表値)】を比較しつつ、PF全体での増減額をまとめています。

それでは、先ず日本株から参ります!なお表中の1株(1口)あたり配当金額は、全て税引前ベースです。

日本株

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【注釈】現在、配当未定となっている銘柄においては暫定的に「半減」としました(灰色フォント部分)また8591については、中間配当のみ確定しているのでその値のみ引用しています。出典元は「ヤフーファイナンス」を使用。

確定している範囲において、日本株で最も減配幅が大きかったのは(8570)イオンFSの▲66%、次いで(7148)FPGの▲43%です。(7272)ヤマハ発動機も中間配当が無配だったので、仮に期末が半額程度になると前年比▲74%という酷い減配率になってしまいます。

そして、保有している株数と掛け合わせた場合の2019年 vs 2020年それぞれの配当金合計金額は、税引後ベースだと以下の金額になりました。

  • 2019年 422,689円
  • 2020年 393,365円(▲6.9%)

海外株

次に、海外株です。

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【注釈】年4回支払いが多いので、年毎にまとめる時はカレンダーイヤーで括りました。正式値が未発表の部分は直近の値をそのまま引っ張っています(DISのみ下半期を半減で仮定)なお出典元は「Dividend.com」を使用。

目立った銘柄としては、上半期に無配を決定したDISと、3Qで0.51ドル→0.10ドルと▲80%もの超絶減配を発表したWFCが挙げられます。それ以外は、配当王・配当貴族を中心に組んでることもあって、堅調とも言える数字が並んでいます。なお、みんな大好きSPYDは▲14%のダウン。まぁ、元の利回りが高いしね・・・

さて、これによる合計額が税引後ベースでどうなるか?

  • 2019年 2,190.96ドル
  • 2020年 2,121.30ドル(▲3.2%)

J-REIT

最後に、J-REITです。
こちらは決算・分配金が年2回に分かれていますので、それぞれ記載しました。

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【注釈】出典元は予想値も含めて全て「JAPAN-REIT.com」を使用。

リートで最もやらかしたのがご存知(8963)インヴィンシブルです。なお出典元の次期予想値は前年並の数値になっていますが、これが上半期同様の30円となった場合は、実に▲98%ものクソ・クソ・クソ減配になります。あー忌々しい・・・

そして何気に、8963以外も全ての銘柄で減配となっているのも、注目ポイント!

上2つと同様、この結果による合計はというと、

  • 2019年 279,583円
  • 2020年 236,982円(▲15.2%)


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以上、全てまとめると以下表のようになります。
繰り返しになりますが、税引後ベースの数字です。

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ご覧の通り、今年のコロナ禍においてはJ-REITが最も減配率が大きいという結果になりました。昨年末まではバブっていてホルダー皆ホクホクの状況だったのですが、一転して涙目になった感があります。一方で海外株は、この厳しい状況下でも▲3%程度と比較的出血が少ないのが印象的。日本株はその中間くらいかな。

PF全体では、コロナ前と比べて▲8.5%という減配率となっています。一方、評価額に対する利回りは4.4%と、減配を差し引いてもまずまずの水準かなと。

ところで、インヴィンシブルが次期も30円というクソ・クソ・・・(以下略)減配という度し難い発表を行った場合にどうなるかも、渋々計算してみました。

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リートマジ終わってるぞい


まだまだ未発表の銘柄が多いため、これからどう下振れするか分かりませんが、2020年の想定としては昨年の水準から▲10%強の減配を覚悟すべきといったところかと考えられます。

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もっか私は全部で40銘柄ほどを保有しており、比較的リスクの低そうな銘柄を中心に買ってきた "つもり" でしたが、それでも景気後退時にはこれだけの下げがあるというのが配当投資の実態である・・・この点を、自分のPFを題材としてお伝えしたいと考え、こちらの記事でまとめてまいりました。勿論、これは単年の数字ですので、長期化すればするほど減配額も増えていきます。

配当による不労所得生活を目指す上で、このような想定も踏まえてゴールにする金額を設定する必要があるのではないかと思うのですが、如何でしょうか?

 

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