しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も当ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
この5月から6月にかけての急激な株価の戻りによって、含み益が大きく膨らんできた投資家の皆様もおられることだろう。そうなるとひとつ、悩ましく感じられることが出てくるのではなかろうか。それは何かというと、
株の売り時問題
含み益の膨れ上がった株を手放して確定させるか、もうしばらく寝かして更なる利幅を狙うか、はたまたガチホを決め込んで含み益をやり過ごすか・・・。
実は先日、私はこんな呟きをした
この強烈な上げ相場で利確したい気持ちに駆られるのですが、売った後に更に上がって皆ウェイウェイお祭り騒ぎしてる中おいてけぼりになるのが嫌で、売るに売れない自分がいる。
— しょこら@_πスラ萌え (@syokora11_kabu) June 5, 2020
ある意味暴落相場より悩ましくなってきますた🐸
自分ひとり利確した後、株価が更にグイーンと上に伸びて皆が盛り上がっている時にショボーンとしている哀れな己の姿が容易に想像できるのである。うーん、これはちょっと早まっちまったかな、などという後悔。
今回は、特に上昇相場時に多くの投資家が悩まされるこの事象について、深く掘り下げていきたい。
投資の世界には、恐ろしい精神病が存在する
さて、私しょこら@はご存知の通り長期投資家を自称している。そして平時は、以下のような台詞をブログ・Twitterで声高らかに言い張っている。
ワイは買った株は墓まで持ってく(売らない)で!
だがしかし、いざ株価が騰がり、含み益が膨らんでくるにつれて、密かに以下のような症状に悩まされ始めるのである・・・。
- 急にそわそわとし始める
- 株価が気になって仕方がない
- 数時間おきに証券口座の画面を開け閉めする
- おもむろにExcelで妙なシュミレーションを始める
- 頭の中で様々な妄想が飛び交う
そう、これが突発性不意利確症と呼ばれる、投資家だけが罹る特殊な病なのだ!
【突発性不意利確症(とっぱつせい・ふいりかくしょう)】
急激な値上がりにより、本人の予期せぬ水準に含み益が膨れ上がった時に症状が発生することが多い、精神病の一種。それまで永久保有を決め込んでいた株を突如手放してしまうというのが主な病状。投資経験の多寡を問わず、また何の自覚症状もなく罹患する恐ろしい病である(毒蛙書房刊『🐸投資法参之巻・投資病之教訓』より)
貴方もお持ちではなかろうか?「今のこの含み益が、ひょっとしたら最高値かもしれない」「明日になったら風向きが変わって、このプラスが減ってしまうかもしれない」そういった不安に苛まれてしまう経験を。これぞ、突発性不意利確症の初期症状そのものである。
そしてひとたびこの病に罹ると、株価がたった10円下がるだけでも、普段以上に気になって仕方がなくなってしまう。心臓ドキドキ、汗ダラダラ「まずい、このままではあの夢のような利益が無くなってしまう」という得も言われぬ焦燥感。
そして、行き着く先は・・・
嗚呼、なんと恐ろしい精神病であろうか。
大切に育て上げた、金のタマゴを産み続けるはずのニワトリを、たった一瞬で血祭りにあげてしまう。こんな病気に罹っては、不労所得生活が遠のくばかりだ。
だが、心配はいらない!
当ブログでは、この病から貴方の大切な株を守るための "とっておきの処方箋" を3つご用意した。是非以下を熟読の上、参考として頂きたい次第である。
【処方箋①】先に利確基準を決めてしまう
この病は、貴方の判断能力を知らぬ間に鈍らせてしまう、大変危険なものである。打ち勝つためには、判断能力を強制的に正す薬(マイルール)を予め用意するのが一番効果的だといえよう。
例えば筆者の場合、以下薬を処方済だ。
①税引前で利回り4%を切った時
(税引後で3%以上の配当金が欲しいから)
②配当10年前後に相当する利益が取れそうな時
そして症状が現れそうな時は、直ちにこれを飲むのである。絶対に効くという薬ではないが、このマイルールだけは破らないよう強く意識すれば、少しは病状の進行を抑えられるはずであろう。
【処方箋②】他人に止めてもらう
もし貴方に、株式投資をしているとご存知の家族(例えば奥様)がいるなら、その人に毎月 "ポートフォリオ一覧" を渡す。そして、こう約束するのだ。
この中の株を売ってしまったら、MKのバッグを買ってあげる
別にMKのバッグじゃなくても構わないからな?要は、売ってしまったら家族に罪滅ぼしをするための「罰」を己に課すのだ。目の前のキャピタルゲインがMKのバッグ代に消えることを考えてみよ!売りの指が自然と止まるであろう!!
但し、バッグ代を遥かに上回る利確が取れそうな時には何の抑止力にもならない、という恐れがある。それを避けるためにも、出来れば100万円くらいの超弩級のプレゼントを設定することを推奨したい。さすれば、奥様は間違いなく、毎月目を皿のようにして貴方のポートフォリオチェックをするはずだ。
【処方箋③】PCをぶっ壊す
愛する人の力を借りてもなお現物売りのクリックを止められそうにない・・・そんな末期症状の貴方に与えられた最終手段がこちら。
PCの画面をハンマーで叩き割れ!!
こうすれば、物理的に売り注文を出すことは不可能だ。
PCを封印しても、傍らのスマホに手が伸びてしまうやもしれない。その場合はスマホも直ちに自宅裏の川に放り投げてしまえ!ポットン便所に落とすも良しだ。
こうして証券口座への全ての接続手段を断ち、数週間も安静にしていれば、きっと病状は収まることだろう。
如何だっただろうか?
この恐ろしい病は、どれだけ投資経験を積もうが、必ず貴方を襲ってくる。特に今のような上昇トレンドの時は大変危険だ。ウイルスが目の前に迫っているといっても言い過ぎではあるまい。
貴方の大事な株たちを守るためにも、早めに医者の診察を受けて、上に挙げたような然るべき予防処置を取ることを当ブログでは強くお勧めする次第である。
なおこちらの処方箋に関するお問い合わせは、以下バナーにてお願いいたしますぞい