しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も当ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
以前からこちらのブログをご覧になられている方なら、俺に、茜さやちゃんより付き合いの長い彼女がいるという、認め難い事実があることをご存知な事だろう。
大変遺憾なのですが
彼女の名前は、リラちゃんと言う。
その付き合いの長さたるや、
丸10年にもなる。
彼女と出会ったのは、2009年。
ちょうどリーマンショックの直後で、リストラだの減給だの、世の中に冷たい嵐が吹き荒れていた時期だ。ご多分に洩れず、俺も会社からの賞与を理不尽に削られ、心が荒んでいた。そんな、ある秋の夜のことである。
傷心中だった俺は、行きつけのバーカウンターでやけ酒をかっくらっていた。するとそこに、一人の女性が話かけてきた。
「貴方・・・どうしてそんな寂しい顔をしてるの?」
振り返ると、思わず息をのんだ。直ぐ目の前に、今まで見たことのないような美女が、天使のような優しい笑顔を浮かべていたのである。
※イメージ:Burcu Kara(トルコの女優)
「くぁwせdrftgyふじこlp...」
コミュ障の俺は、こういった時に気の利いた言葉がスッと口から出てこない。
「ふふっ・・・かわいいわね貴方♡」
天使のような微笑みから一転して、小悪魔の如き笑みを浮かべる彼女。既に俺のハートはバイキルト状態だ。
「こんな薄暗いところにいたら気が滅入っちゃうわよ。私の家で、飲み直そ?」
後はもう、語るまでもないだろう・・・こうして俺たちは彼女の家で一晩中、燃え上がるように愛欲の限りを尽くしたのであった。
翌朝・・・
お互い、野獣のように愛をぶつけあった昨晩の行為など何もなかったかのように、自然にコーヒーカップを傾けながら談笑する二人が、そこにはいた。
ふと彼女は、何かを思い出したかのように立ち上がる。
「貴方に、お願いがあるの」
そう言って彼女は、無造作に傍に置かれていたカバンの中から、一枚の紙を取り出したのだ。そこに書かれていたのは、
トルコリラ外貨建債券
(利率年8%・3年物)
当時の俺は投資なんてものに全く縁が無く、せいぜい銀行の預金金利程度しか知らないド素人だった。望外とも思える高い利回りに、思わず生唾を飲み込む。
「また私に会いたいなら、これ、申し込んできて... 」
彼女は、俺の耳元で、優しく囁いた。
「くぁwせdrftgyふじこlp...」
もうその時点で、俺の判断能力は崩壊していた。
彼女に会いたい!
彼女とまた、愛し合いたい!!
ついでに(?)お金が欲しい!!!
次の瞬間には、証券口座から申し込みボタンをポチっていた。8%、恐るべし。
だが、そのただ一度の過ちが、全ての始まりだった。
付き合い始めた直後から、彼女は豹変してしまった。俺に対し、急に冷たく当たるようになったのだ。途中わずかながら優しくなった時期もあったもののそう長くは続かず、やがて10年の歳月を経て、俺達の仲は下のチャートのように、すっかり冷え切ったものになってしまった。57円で出会い、今は16円という変貌ぶり。
下がり切った今の俺達に、もう愛の感情など一切無い。
しかし未だ、ズルズルと別れられずにいる。
こうして、半年に1回、まるで慰謝料であるかのように送られてくる利金が、現在の彼女との唯一のやり取りとなった。今週もその入金があったのだが、その額たるや税引後わずか394リラ・・・今のレートにして、たかだが6,000円そこそこの端金でしかない。一時の(高利回りへの)情欲に流されてポチってしまった自分があまりに情けなくて、思わず悔し涙が出てきてしまう。
・・・だがしかし!
こんな彼女との付き合いにも、あと半年でけじめをつける!!2020年9月の満期を迎えた暁には、俺の方からきっちりと、別れの言葉を突きつけてやるのだ!!
僅かな利金をギュッと握りしめ、天を仰ぐ俺。
その強い決意の先には、いったい何があるのだろうか?
全ては、神のみぞ知る・・・
きっと2914の買い増しだと思うなワイは
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