しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も当ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
毎日まいにちマイニチmainichi、新型コロナウイルスのニュースで本当に嫌になりますね。私が携わっている仕事でも、中国に引き続き、欧州そしてフィリピンと、あっちこっちでサプライチェーンの火の手が上がり始めて、もう今にもチェーンがプッツリ切れちゃいそうな状況です。
さて、Yahoo!ニュースでもトップに出ていましたが、新型インフルエンザ薬として(4901)富士フィルムHDの子会社が開発した新薬「アビガン(一般名称:ファビピラビル)」に新型コロナに対する治療効果が認められたと中国政府が発表、治療薬の1つとして同国の医療現場で使用を勧めていく方針が明らかになりました。
報道によると、ウイルス検査の結果が陽性から陰性になる日数の中央値がこれまでは11日だったのが、アビガンを投与した患者においては4日へと、劇的に短縮されるようになったそうです。また肺炎の症状が改善する人の割合は91%と、明らかに効果が見られています。
ちょっとコレ、来たんちゃう?!
でも、所詮中国政府の発表ですものねぇ・・・
"中国政府の発表であること" 以上に、手放しで喜べない事実もあります。この薬は「劇薬」に指定されていて、見逃せない様々な副作用があるらしいのです。
最も大きな懸念が、妊婦さんに対するもの。
動物実験で、以下のような問題が発現しています。
- 初期胚が死に至った(ラット)
- 奇形児が生まれた(サル、マウス、ラット、ウサギ)
- 精巣の病理組織学的変化があった(ラット、イヌ)
- 精子の異常が認められた(マウス)
※投与をやめることで、回復傾向が見られるとのこと
以上、産まれてくる子供に与えるリスクが大きいため、妊婦に対する投与は明確にNGとされています。また、この薬は口から摂取するものですが、成分が男性の身体の中を通って精液にも移行するそうで、性行為によって女性の体内に伝達されるという恐れもあります。投与期間中は、女性のみならずパートナーである男性側にも、細心の注意が必要になりそうです。
精子の異常って怖過ぎやん
だからあなたは摂取しちゃダメ!!
更には、摂取後一時的に血中の尿酸値が急上昇するため、痛風などの持病がある人などには症状が再発・悪化する可能性があること。特に若年者に対する投与において異常行動(急に走り出す、徘徊する等)が発現する事案が見られることも、重大な副作用に挙げられています。臨床試験の結果では、全体の約20%で、尿酸値上昇をはじめとする何らかの数値異常が確認されたそう。
以上、ソースはこちらをご覧下さい。
厚生省から認可は下りているものの、これだけのリスクがある薬だけに、軽度の患者がおいそれと使うことは出来ないと感じました。国の承認と、インフォームドコンセント(本人の同意)が不可避という話も、なるほどと頷けます。
さて、幸いにしてこういった治療薬が医療現場に広まったとしても、順番としては、重症患者が少しづつ減っていくのが先。ウイルスの拡散自体は未だしばらく続くはずです。本当に世の中から憂いが無くなるのは、相当先になる恐れが高い。
しかしながら、こういった治療法の可能性が出てきたというニュースは、世の中に与える安心感、一筋の光明という点で、大きな意味があるように思います。
それは株式相場でも同様かと。株価は数年先のトレンドを織り込んで、ある程度期待値込みで動いていく部分があるでしょうから、こういったニュースがたくさん出てきて市場心理的にも改善すれば、夜明けも決して遠くないのかなぁ、と個人的にはみています(←もちろんこれも期待値込みです)
マスゴミも、意味の無い感染者報道はもういい加減にして、こういったポジティブなニュースなり、製薬業界の方々の頑張りを積極的に世に広めて欲しいと思います。そして1日でも早く治療薬が世に出回るようになることを切に願いつつ、今日も私は弊社のサプライチェーン問題「ザ・モグラ叩き」に勤しんでまいります。