しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も当ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
私が好きな経営者に、ジャック・マーがいます。
中国における電子商取引の最大手アリババグループ(阿里巴巴集団)の創業者であり、昨年9月、55歳の誕生日を持って後進に道を譲って会長職を辞したという、世界で最も成功したアーリーリタイヤーであります。
彼は今月、新型コロナウイルスの感染が拡大しつつある日本に対して、マスクを100万枚寄付したことで話題になりました。中国で今年始めからのウイルス拡大に苦しんでいた頃、日本から防護服12万5000着を寄贈されたそうで、それに対する恩返しという話とのことです。
マスクを入れた段ボールには 「青山一道 同担風雨(青山も雲雨も共に見る友よ、一緒に困難を乗り越えましょう)」という漢詩が添えられていたそうです。何とも粋な計らいではないですか!こういうことに対して「何か見返りを期待しているんじゃないの?」と穿った見方をするさもしい人がたまにいますが、仮にそうとしても、実際に行動に移せる分、そんな人の何万倍も人間が出来ていると言えましょう。
さて、そんな彼ですが、様々な名言を残していることでも知られています。以前当ブログでも、彼のスピーチを引用した記事を書きました。
彼の言葉は、本当に心に響き、頷かざるを得ないものばかりだと思っています。今回はその中でも特に資産運用に取り組んでいる私たち個人投資家にとって是非心に留めておきたい言葉を8点、ご紹介いたします。
他人の成功話を聞いても意味がなく、どう失敗したかを聞きに行け(多花时间去听别人怎么失败的,不要花时间去听别人怎么成功的)
しばしば「資産〇〇万円到達しました!」「買った株がテンバガー(株価が10倍)になりました!」といった声を見かけますよね。でもそんな話、聞く側にとっては再現性の欠片もないし、単に妬ましくなるだけのノイズに過ぎません。
重要なのは、まさに失敗談の方なんです!
拳をギリギリ握りしめる程の苦しみ、泣きたいくらいの失敗、そのような経験を重ねることで人は強くなれるのだと私は思っています、そして強くなったその先に、目標資産到達といった華々しいゴールが待っている。ゴール云々ではなく、彼が一体どんな道を歩んでいったのか、その裏話にこそ耳を傾ける価値がある。
勿論そんな話は、そうそうネットには転がっていないでしょう。そりゃ、誰だって言いたくありませんもの。ジャック・マーが言う通り、リアルな人間関係の中で自分から聞きに行って初めて知り得る、深い部分なのかもしれません。
短期的な情熱は価値がなく、永続的な情熱こそがお金を稼ぐ鍵です(短暂的激情是不值钱的,只有持久的激情才是赚钱的)
いくら燃えるようなやる気で投資に取り組んでも、それが僅かな期間で終わっては大成することは有り得ません。仮に成功したとしても、それは単なる「運」。とにかく長く続けること、それが資産運用における成功の鍵だと言えましょう。
明日まで待つな。なぜなら明日は遠すぎる、今行動を起こせ(不要等到明天,明天太遥远,今天就行动)
いやぁー、これちょっとカッコ良すぎじゃないですか?こんなこと自分の目の前で言われたら、痺れてビクンビクンしてしまうわ。
林先生もこれを引用した説
今日は残酷、明日はもっと残酷。明後日はもしかすれば良くなるが、ほとんどの人は明日の夜までさえ続かないでしょう(今天会很残酷,明天会更残酷,后天会很美好,但大部分人会死在明天晚上)
この言葉では今日・明日・明後日とありますが、長期投資の場合はもっと長い時間軸、今年・来年・再来年くらいで捉えてもいいかな?この2020年はメタメタな一年になるかもしれない。でも再来年・・・いや、もっと先かもしれませんが、いつかきっと夜は明けます。重要なのは、相場に居残り続けるということ!
成功したければ、バカであれ(想成功,就要疯狂一点)
要するに、人と同じようにしていては成功を勝ち取るのは難しい、という話かなと私は理解しました。相場の格言にも「人の行く裏に道あり花の山」という言葉があります。周りから見て突飛な行動と言われようが、自分の信念を貫くことが大事。
全てを捨てて、突き抜けましょう!!
さやちゃ~ん♡
バカの意味を取り違えてる、バカの典型ね
失敗の最大の原因は諦めること。その最大の敵は自分で、最大のパートナーになるのが時間です(最大的失败是放弃,最大的敌人是自己,最大的对手是时间)
これは、まさに今コロナショックで喘いでいる私たちにとって、とても沁みる言葉ではないでしょうか。諦めたらそこで終了、進退を決めるのは全て自分の意思なのです。そんな私たちにも、時間という最も心強い仲間がいるではありませんか!
さて、以下は資産運用に直接関係ありませんが、お金に関わる内容として私が印象的だなと思った名言です。
多くの人が失敗する原因は、お金がないからではなく、足り過ぎているからだ(很多人失败的原因不是钱太少,而是钱太多)
しばしば、巨額の契約金・年棒を手にした有名スポーツ選手が破産するという話を耳にします。貧しい時はハングリー精神の下で大きな力を発揮しても、豊かになれば人が変わったかのように堕落してしまうのが人間です。例え投資で大きな資産を築けたとしても、自分を律する強い心は、常に無くさないようにしたいもの。
この世の中、結局お金持ちが愛を手にする(天下有钱人终成眷属)
愛、とありますがこれは異性のパートナーのことではなくて「慈愛」のことだと私は受け止めました。お金に余裕が無いと心に余裕が無い、ひいては周りの人たちに対する思いやりが持てない、ということなのかなと。特に今の日本人にとって、とても耳に痛い言葉のような気がします。
どうですか?
貴方にとって、刺さる言葉はありましたでしょうか?
他にもジャック・マーの名言はたくさんあります。自分のお気に入りの言葉を手帳に書き残すなり、手元に残してみるのが良いかもしれませんね。