しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日もブログをご覧頂き、ありがとうございます。
世界屈指のオイルメジャー、エクソンモービル(XOM)の株価が、今年に入ってから下げ止まりません。とても美しい弧を描きながら、行き着く先は・・・
\ リーマン以来の$50台!/
直近の最安値は以下グラフをご覧の通り、リーマンショック直後につけた「$57」だったのですが、昨日はそれ以来の50ドル台となる「$59.97」をマークしています。これにより、配当利回りも税引前ベース5.73%まで上がってきました。
先月来、こちらXOMを小口(10株づつ)で買い集めていたことは先の記事でも書かせて頂きましたが、更にここ数日間2~3%/日づつ、連続で落ちてきているのを目の当たりにしながら「こりゃ、黙っちゃおれん」とばかりに急遽20万円ほどドル転し、突撃してきた次第です。
ちょっぴりインするのが早すぎましたぞーい
買い向かうには完全に向かい風ですが
確かに、同社が先週1/31に発表した2019年度第4四半期の決算内容は悪かったです。原油や天然ガスの価格がここ10年来での最安値水準になり収益が圧迫されたとのこと。2019年の通期EPSが$4.88→$3.36と30%以上減少し、1株あたり配当金($3.43)を下回った結果、Payout Ratio 100%以上の「タコ足配当」状態になっています。
※同社 2019年第4四半期決算資料より
その上、新型コロナウィルスによる原油需要の減少が、火に油を注ぐ羽目になってしまいました。サウジのように、原油産出量調整を検討する国も出てきました。
石油輸出国機構(OPEC)の関係者によれば、サウジアラビアは新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ原油需要に対処するため、短期的な大幅減産を検討している。サウジアラビアは、危機が去るまで全体の減産幅を日量50万バレル拡大することを検討。サウジが単独で暫定的に日量100万バレルの減産を実施する案も考慮している(※ウォールストリートジャーナルより)
そんな厳しい経営環境の銘柄に買い向かうのは無謀だと思われるかもしれません。でも、やっぱり思うのです。
原油や天然ガスの無い生活って、考えられますか?
って。
他にESG投資のトレンドの中で逆風を受けている業種として「タバコ銘柄」が挙げられます。各々の財務状態は別にして、要るか要らないかという観点では、タバコよりもエネルギー関係の方が、私たちにとってはよっぽど不可欠じゃないかしら。
タバコ比率MAXのワイが言うと、自己否定みたいですがね
後は、リーマンショックの時(2008~2010年)でも、過去に利益が今の1/20に落ち込んだ時(2015年)でも、配当を増やし続ける経営姿勢を崩さず、37年間積み重ねてきた配当貴族としての意地を、私は信じようかなと。今回決算を悪くした価格の下落や、コロナウィルスの影響が恒久的なものでもないでしょうから。
大事なのは格言よりも "自分の中のポリシー"
下がりゆく株価の中で買い増していくいわゆる「ナンピン買い」は、"下手なナンピン、素寒貧" と揶揄されるように、投資初心者としての悪手だと言われています。ナンピンし続けるうちに含み損は膨らむわ、手元資金はすっからかんになるわで、良いとこ無しだぞという有名な格言ですね。
しかしながら、インカム投資をしている立場としては、とにかく少しでも安く仕込みたいワケですよ。となると平均買付単価よりも上か下かが、自分的には一番分かり易い指標になってきます。とにかく株数、ひいては配当金額を増やすのが目指すべきKPIなのですから、格言で何と言われようが、気にする必要は全くありません。
大事なのは自分の中での買付方針・ポリシーを強く持って、納得いく価格で仕込むこと。それが出来ていれば、誰もそれを責めることなんてありませんよ。
当ブログでは、特定の銘柄を推奨してはおりません。
くれぐれも、投資は自己責任でお願いします!