【24/7】高配当株とかマイレージとか車とか【独り言】

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高校・大学入試を耐え抜いてきた我が家の教育事情を紹介します【後編】

しょこら@(@syokora11_kabu)です。 
本日も当ブログをご覧頂き、ありがとうございます。

こちらは、ご子息の受験を控えた読者様向けに、同様の試練を乗り越えてきた私しょこら@家の実態をご参考としてシェアする記事【後編】です。

前編は、小さい時からの過ごし方として「机とトモダチ」すなわち、いかに机に向かう習慣をつけておくかが重要であることをお伝えしました。そして日々コツコツ勉強する癖がつけられたので塾通いの費用は最低限で済んだ、という実感も書き綴っています(※高校入試のみ。大学入試は結構お金掛かった・・・)

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後編は「受験校の選び方」「勉強方法」について、我が家のリアルを振り返って、こうしたのが結果的に良かったな、という体験談を書いていきます。

帰国子女としての進路決定プロセス

進路選択においては、長女・次女とも結構悩みました。いずれも帰国子女入試のケースなので、一般入試の場合には当てはまらないところが多々あろうかと思いますが、部分的にでも参考になれば幸いです。

長女の大学選択

米国の高校を卒業した彼女が最初に考えたのが、現地の州立大学にそのまま進学して英語を究めるという道。結論を言うとこれは早々に断念・・・理由は幾つかありました。一人暮らしの安全性、ビザ取得、将来の就職場所、金銭的負担(年間250~300万円)などなど。

そして日本の大学を受験することにしたのですが、条件は3つありました。

  1. 帰国子女入試制度のある大学
  2. 学びたい内容に沿った学部
  3. 私立は自宅通い、下宿なら国公立(親の脳内希望)

1.ですが、日本の学習要項に沿った教育を受けていないため止むを得ません。長女と一緒に、制度のある大学を受験の1年以上前から、片っ端から調べ倒しました。

帰国子女入試を受けた経緯やポイントについては、以下の記事をご覧下さい。

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2.は、一般の受験生と同じですね。とにかく本人の興味ある領域をリストアップして、それらが学べる学部の有無で消去法的に決めていきました。長女の場合、米国で学んでいた「外国語」を伸ばすことを主軸に、「社会学」「心理学」領域を絡めて志望校を探しました。

3.は勿論、金銭的な負担の兼ね合いです。でも本人の意志を極力尊重したかったので、厳しくは言いませんでした。「早慶ならともかく、MARCHを受けるなら近場の関関同立でもいいじゃん?」的にやんわりツッコミを入れる程度。

最終的に、試験日程(帰国子女入試の場合、日程が被らない限り、国公立でも無限に受験が可能)を睨みながら、5校に受験校を絞りました。決定時期は、第1志望は受験の1年前、それ以外は願書提出の数か月くらい前だったと思います。

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次女の高校選択

次女も米国からの帰国後、帰国子女枠で高校を受験しました。卒業後に大学に進学する、という大前提の下、選択肢は2つでした。大学付属の私立高か、国際コースのある地元公立高か・・・最終的には前者にした訳ですが、決めたのはギリギリでした。滑り止め制度が使えなかったので、私立高の合格を頂いた時点で公立高の方は悩みに悩んで受験を辞退した経緯です。

大学付属高校に進学することのメリットについては、以下の記事でまとめていますので、ご参考にして下さい。

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絶対的な武器を持つ!それ以外は平均点で

さて、志望校を決めたら、後はその学校に向けた試験対策を取るだけです。ここで私がつくづく実感したのは、受験成功にあたっての最大の鍵は
絶対的な得意科目を作る
ことです。勿論、志望校の受験科目にマッチしていないとダメなのは言うまでもありません。英数国のどれかだと汎用性が高いですね。

長女の得意科目は「小論文」でした。米国の高校ではレポートを出させる宿題が多く、自分の考えを英語でまとめる訓練を3年間やっていたのが地味に奏功したのかもしれません。後は予備校の小論文コースで講師からポイントを聞き、書く練習と添削指導を繰り返したようです。

次女の場合は「英語」でした。まぁ3年間住んでたらそれなりに、というやつで。

そして私のリーサルウェポンは「数学」。実は理系の男子クラスが嫌で文系に進んだという不純な専攻動機でして(笑)国語と社会は赤点ばかりでいつも先生に怒られていましたが、数学 "だけ" は理系の奴らにも負けない自信がありました。

その勉強法ですが、高校時代前半はチャート式を擦り減らすくらいこなしました。そして2年次からはZ会の通信教育を受講してました。クッソ難しい問題に相当悩まされましたが、Z会に慣れると、国公立二次の記述問題はかなり楽に感じます。予備校通いよりも費用対効果は全然良いなと思いました。

3人の共通点は、この絶対的な武器があったこと。
先ずは武器をこしらえた上で、後の科目を人並み(偏差値55~60くらい)に引き上げる戦略を取っていきました。次女の場合、英語は大丈夫でしたが、米国と全く次元の違う "日本の数学" が全く出来ませんでしたので、3ヶ月付きっ切りで解き方を覚えさせた結果、何とか本番前までに平均点くらい取れるようにはなりました。

後編のまとめ

  • 志望校決定は、早くから情報を収集する。
    優先度は、制度の有無>勉強内容>お金
  • 武器として誰にも負けない絶対的な得意科目を一つ育てる。出来れば英数国のいずれか(小論文のある学部なら、それも有り)

2020年から受験制度が変わるようで、詳しい内容は私も分かっていませんが、一芸に秀でる・・・将来のことを考えても「語学系」を伸ばす・・・戦略がおススメなのではないかな、と個人的には考えています。

以上です。これまでの長文をお読み頂いて、ありがとうございました。