【24/7】高配当株とかマイレージとか車とか【独り言】

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パタハラ問題を通して感じた、会社に依存しない生き方の重要性

しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も、当ブログをご覧頂きありがとうございます。

もっか、ある企業がちょっとした炎上騒ぎになっています。マタニティ(母性)はよく聞きますが、パタニティ(父性)という言葉は、正直初めて聞きました。

  • 旦那さんが育児休暇から戻ってきた直後に、勤めていた会社から転勤の辞令
  • 育児休暇中に新居に引っ越し、奥さんが職場復帰、保育園への入園も決まっていたため、1~2ヶ月延期して欲しいというも、却下
  • プロジェクトの区切りが見える6月中旬まで働きたいと申し出たが、会社の判断で5月末の退職となった
  • 残っていた30日の有給取得は認められず

business.nikkei.com


先ず、私が感じたこと。
こういう件は、当事者ではないと真実は分かりません。片側がベラベラ喋った内容を鵜呑みにして、是否の判断をすべきではない、と。

ただ、会社の対応でよく分からないのが<有休を認めず、会社の判断で5月末の退社となった>という下線部分。ここは2つのパターンが予想されます。

  • 自己都合退職の場合
    有給休暇の取得は、労働基準法第39条で定められた、従業員の正当な権利。理由の如何を問わず、申請に対しては認められなければならず、これを拒否したのは明らかに違法だと考えられる。
  • 会社からの解雇の場合
    使用者は労働者に対し30日前に予告をする必要があります(労働基準法第20条)但し、解雇と同時に30日分の給与を支払えば即時解雇扱いとなり、有給取得は無効に出来る。つまり5月末での解雇も法的には成立する。

ツィート主のやり取りを見る限り、後者の事例ではなさそうですが、そこの事実を都合よく隠しているという可能性も完全には捨て切れない。ですので冒頭にあげた通り、真実は我々では分からないだろうという感覚を持った次第です。

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私も「新築」→「転勤」コンボの犠牲者です

ところで、今回のような新築・出産からの転勤命令って、昔からの「あるある話」です。かくいう私も、マイホームを建てた6ヵ月後に海外転勤を命じられました。

新居への引っ越しの前だか後だかに、通勤電車でたまたま一緒になった人事部長から「しょこら@ァ、お前家を建てたんだってなぁ?」と話を投げられて、

こ、こいつ・・・なんでそんな駆け引きしてくるんや・・・


と、背筋が薄ら寒くなったことを覚えています。
そしてその数か月後に、突如内示を受けました。新居と海外転勤の関係は定かではありません。自分の仕事ぶりが評価されて選ばれたんだ、とポジティブに考える以外に気持ちのやりようがなかったです。

とはいえ、元々海外には行きたかったですし、海外駐在の方が給与が良いというのも知っていましたので「こうなりゃ、現地で稼いで、楽しんできてやるわク〇が!」と開き直った部分もありました。もし国内転勤アーンド給与水準も変わらなかったら、たぶん阿修羅の如くブチ切れていたでしょう。

転勤の覚悟はいつでも出来ている

今回の "パタハラ" 問題を通して、私が考えることを書き並べます。

【労働者側(私達)に対して思うこと】

  1. 総合職で入社する以上、いつでもどこでも転勤させられる覚悟は持つべき
  2. 自分のライフプランにそぐわない会社は、自分から選別・決別すべき
  3. 会社を選別できるだけの能力・経験を培おう
  4. 会社に依存した生き方は、大きなリスクと捉えよう

【使用者(企業)側に対して思うこと】

  1. 従業員を大事にしない昭和な企業は、直ぐに淘汰されてしまえ!
  2. 「新卒+一括+総合職」という画一的な採用方法を改めるべき
    ライフスタイルや能力・経験や業務の繁忙に応じて、総合職・一般職・専門職など、柔軟に雇用できる体制にしてはどうか
  3. 転勤を伴う異動に対しては、超絶手厚い手当で報いて欲しい

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だめなかいしゃにはさようなら


総合職の場合、いつでもどこへでも、本人の意志を問わず、転勤と背中合わせというものだと私は思ってました。でも今はそういう時代じゃないんでしょうね。

ですから、企業の方も採用時により柔軟に枠を設ければいいのにと思います。男性の一般職採用はもちろん、専門職とかパートとか。もちろん、転勤しない人よりも転勤する人には、その負荷に報いるべく明確に厚い手当をつける前提で(大企業の多くはそうなっているでしょうが)

その一方、会社にぶらさがって、生殺与奪の権利を握られている状態はとても危険。そこから解放されるために

  • 「自分が会社を利用している。自分の生き方にそぐわなければいつでも辞めてやる!」くらいの気持ちで、日々能力・経験を養うことに注力する。
  • 会社の給与以外に「複数の収入の柱」を持つ。仮に本業の給与がダウンしても生きていけるだけのリスクヘッジを取る

という自己防衛は、とっても重要だと考えています。

でも、私はやっぱり家畜で~す!

・・・といいながら、今の私は給与が収入の柱であり、客観的に見ても、会社に完全にぶらさがった家畜の一匹に過ぎません。ブヒブヒ。

少なくとも子供が独立するまで(50歳)は、全力で今の辱めを受けます。

そして、せめて55歳まではフルで働いて資産を貯めます。そこから先は、閑職と言われようと窓際と詰られようと、まったり居座りながら会社を利用してやります!なぁーんてズルいことを考えているとは、口が裂けても言えません。
 

弊社の人事にこのブログが見られないことを祈る