しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も、当ブログをご覧頂きありがとうございます。
今、仕事を取り巻く環境が大きく揺れ動かんとしていること、皆さんもニュースを通して感じられていると思います。政府が推進する「70歳までの雇用延長」経団連や企業のトップすら認めつつある「終身雇用の崩壊」。
そんな荒波の中、本当に人生のゴールに辿り着けるのか?このまま何処かで沈没するんじゃないか?と、会社人たる私達には心配が尽きないのではないでしょうか。
世界のトップの給料は、半端ない
そんな中、ネット民にとって「燃料」的な記事が投下されました。こちら (7203)トヨタ自動車の役員賞与が、一人あたり平均2億950万円であるという内容です。ま、でもこれ毎年公表されてますけど。
予想通り、コメント欄にびっしりついたのが「下々や販売店にも還元すべき」といった、やっかみの数々。
全員が2億円づつではなく、社長の豊田章男さんが1/2~1/3くらいであとの役付が残り分だと想定すると、実際は1人あたり2億も行かないと思いますが、私から見たら「天下のトヨタ様の役員報酬がたった2億?少なーッ!」という感覚です。
欧米系の会社役員の報酬って、幾らかご存知ですか?やや古いですが、経済産業省が行った「日本と海外の役員報酬の実態及び制度等に関する調査報告書(平成27年3月)」によると、CEO以外では
- 米国 7.4億円
- 英国 4.4億円
- 独国 3.1億円
- 仏国 1.9億円
※日本と海外の役員報酬の実態及び制度等に関する調査報告書(平成27年3月)より
だそうです。グローバルでしのぎを削っている自動車メーカーの雄トヨタの上位6名ですよ?2億円だなんて、少ない少ない☆
そしてCEOだけになると、米国の中位値は18億円です。
※同上
よく「世界のCEO、給与ランキング!」なんて情報を見かけますよね。AmazonやGoogleのトップの年棒が100億円超えとか、異次元の世界な数字が並ぶアレです。でも、そのへんの企業(といってもかなりの大企業には違いないですが)の社長も、しっかり億単位で貰ってるって話。
高い給料は、何かとのバーターです
上の数字はやや極端ですが、私は、高い給料を手にする立場ってそもそも
- 私生活を犠牲にする(仕事に没頭する)
- 特異な才能を発揮する
このいずれか(もしくは両方)によって初めて得られるものだと考えています。
能力がある者は、9時5時でもしっかりアウトプットを出して高い給料を貰えます。能力のない者は、がむしゃらに働いて少しでも会社に貢献し、認められて上にあがるしかその手立てはありません。何の能力もない凡人が、定時に帰って家族との団欒を大事にしながら得られるものではないという点、先ずは自覚すべき。
勿論、無能なワイは「がむしゃら派」でぇ~す♡
厳しい話ですが「会社に属する」というのはそういうこと。それが嫌なら、自営業になれば良いだけです。
お金を取るか、プライベートを取るか、はたまた両方とも犠牲にするか・・・我々凡人は、会社にどれだけ貢献するかで値踏みされる「家畜」に過ぎません。
「キリギリス」の未来はヤバイ!
突然ですが、「アリとキリギリス」ご存知ですよね。
夏の間に好きなことをしながら過ごしていたキリギリスさんと、その間もせっせと働いていたアリさん。キリギリスさんは、アリさんを小馬鹿にしながら楽しく過ごしますが、備えを疎かにした結果、寒くなってから立場が逆転して辛い日々を過ごすという、有名なお話。
私は、今の世の中、まさにこの童話通りの世界だと感じています。
冒頭でも少し触れましたが、件のトヨタの社長さんが、時期を同じくして終身雇用を否定するような発言をして話題になりました。
この終身雇用崩壊は、誰が何と言おうと、もう待った無しの話と捉えるべきです。
つまり厳しい冬は必ずやってくる。
夏(若い頃)の過ごし方次第で、冬(老後)の生活も変わってきます。どこぞのインフルエンサーよろしく自営業を目指すなら別ですが、会社人になっても
仕事は効率化第一っしょ!あ、それワイの仕事じゃないッス
やっぱりプライベート大事だよね!定時退社ウェーイ☆
このような「キリギリスさん感覚」でいる人と
- ガムシャラに仕事し、酸いも甘いも経験を積む
- 専門知識を得るべく、日々勉学に勤しむ
- 月々の給与をしっかり蓄え、資産形成する
こんな「アリさん的」過ごし方をした人との間で、10年20年後、ひいては老後にどんな差がつくか?ある程度想像力があれば容易に分かる話ではないでしょうか。
来たるべき冬に備え「アリさん」を続けます
私は、お給料を少しでもたくさん頂きたいから、どんな国でも、どんな仕事でもやらねばと思いながら今までモーレツに働いてきましたし、これからも続けていくと思います。一方で、日々節約しつつ、資産もコツコツ蓄えていきたい。
繰り返しますが、どれほど国や社会に愚痴を言おうが、どんな怠惰な日々を送ろうが、老後と言う冬は必ずやってきます。どう備えるかは、自分次第。
セミリタイアとして冬支度するのは、まだちょっと早いかなと私は思っています。もうしばらく、働きアリの如く頑張りまーす(`・ω・´)