【24/7】高配当株とかマイレージとか車とか【独り言】

高配当&優待株で不労所得を得ながら、各航空会社のステータスを狙い、大切な愛車と過ごす日々を綴っています

(7201)日産自動車が減配発表!気になる今後の配当動向を考える

しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日も、当ブログをご覧頂きありがとうございます。

昨日の株式市場は、前日のダウが$600超、▲2.38%も下げたので、東証及び私のPFも更なる深海に潜ってしまうものとばかり思っていましたが、意外にも無傷で済みました。(9433)KDDI(4188)三菱ケミHD(2914)JTの良銘柄3兄弟の踏ん張りのお陰です。

一方、閉場後に発表された決算発表で、私が保有する以下3銘柄の数字がいずれも悪かったので、今日はきっと↓↓となるでしょう。以下、連結・対前年比。

  • (6904)原田工業 増収・減益
        売上高+0.5% 営業利益▲22.9%
  • (4188)三菱ケミカルHD 増収・減益
        売上高+5.3% 営業利益▲16.2%
  • (7201)日産自動車 減収・減益
        売上高▲3.2% 営業利益▲44.6%

各社、原材料コスト高騰や円高、米国関税問題等が損益を圧迫している模様です。

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日産、ついにやっちまった!

さて、上記3銘柄のうち、高配当で人気の(7201)日産自動車。ゴーン前会長逮捕以降暗雲立ち込めまくりの同社ですが、昨日発表の2019年3月期本決算で、2019年度配当を前年の57円/株から40円/株に▲30%減配する予定が明らかになりました。

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※同社 2018年度決算報告資料(PPT)より引用


これにより、株価840円に対する利回りは、税引前ベース6.79%から4.76%に急落します。率だけ見ればまだ十分高配当と言えますが、以前のような美味しさはなくなってしまいました。ま、今までが良すぎとも言えるし、この程度は仕方ない。

問題は、この配当が維持されるかの一点に尽きます。
 

本決算内容を眺めてみる

今回の決算の数字を早足で見てみましょう。
ご覧の通り、営業利益のダウンが際立っています。

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※同社 2018年度決算報告資料(PPT)より引用

この減益の要因を分解したのが以下図です。
為替影響は、特にトルコリラ・ロシアルーブルといった新興国通貨が想定よりも円高に振れたことが大きな要因です。また、欧州のCO2排出規制強化やNCAP対応等による開発費増加も収益悪化につながっています。

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※同社 2018年度決算報告資料(PPT)より引用

セグメント(地域別)の状況は、前年比で分かるように以下表に変換しましたが、先日の記事でも触れた通り、稼ぎ頭である北米事業の落ち込みが著しい他、欧州においては遂に赤字に転落してしまいました。

 

この表だけだと、もう潰れそうな会社に見えるんやけど

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以下の表が、来2020年3月期の見通しですが、引き続き減収減益(しかも減益幅は3割弱!)という厳しい状況が続きます。

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※同社 2018年度決算報告資料(PPT)より引用

販売台数は前年を維持したいとしていますが、目玉となる新型車両、特に北米で核となるSUVが弱いこと、また実行中の施策が「米州での生産適正化(要するに生産減)」とか「欧州でのインフィニティブランド撤退」といったマイナス要因が目立つ中、本当に売り上げることが出来るかは、個人的には懐疑的です。

以上を踏まえると、日産の自動車事業は非常にお寒いものと言わざるを得ません。

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激 お こ で す

果たして配当は維持されるのか

今回の損益悪化に伴い、EPSも急激に下がりました。配当性向も、2019年3月期は69.9%まで上昇。2020年3月期は92.1%(予想)となっています。もし更なる損益悪化という事態になれば、もう一段の減配の恐れまで考えられます。

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実際に日産は2008年から2010年にかけて、40円→11円→0円と無配転落した経緯があります。この時は、2009年に営業利益が赤字(▲1,379億円)になっています。

営業キャッシュフローマージンは9%と高く、また手持ちの現金も1.36兆円と十分に持っているため、たちまち紙切れ行きということはないでしょう。ただ、新車開発サイクルは通常2、3年かかりますし、業績回復への道筋が非常に長いスパンになるのは避けられないはず。

来期見通しではまだ利益が出ることになっていますが、いわば絵にかいた餅で、勝負はここ1年以内だと見ます。早速以下のようなリストラのニュースが出ました。今後更にどこまで大ナタを振るえるか?仮にこのあたりの進捗が思わしくないようであれば、引き際も徐々に視野に入れていくべきかもしれません。

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