しょこら@(@syokora11_kabu)です。
本日もブログをご覧頂き、ありがとうございます。
先日(3455)ヘルスケア&メディカル投資法人から、第8期分配金を頂きました。
【対象口数】 5口
【一株あたり分配金】3,120円
【今回頂いた分配金】12,763円 ※税引後
【現在の価格】 114,800円 ※2019/4/23終値
こちらは毎年1・7月末が権利確定月で、支払月が4・10月です。これらの月は高配当銘柄が少なくて配当収入が細くなりがちなので、実にありがたい。
次回(第9期)予想分配金が3,555円となっており、今回の実績とあわせた年間利回りは税引前ベース5.81%(税引後で4.63%)です。税引後でも4%台後半あるというのは、とても魅力的なレベルですね。
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さて、ヘルスケア施設に特化したリートは、私が保有しているこちらを含めても実は「2銘柄」しかありません。住宅・オフィス系リートが63銘柄、インフラ系が6銘柄あるのに比べると、圧倒的に少ないです。
(3308)日本ヘルスケア投資法人
(3455)ヘルスケア&メディカル投資法人
これから日本は間違いなくおじいさんおばあさんが溢れかえる国になります。しかも、結婚比率が下がっている昨今ですから、必然的に独り身が多くなるはず。
高齢になって一人でアパートに住み続けるのは、結構大変だと思うんですよ。足腰が弱くなる中でも毎日掃除・洗濯・食事の準備、そして買い物や通院までこなさなければなりません。特に食事は辛いと思います。毎日コンビニ飯だと間違いなく身体を壊しますからね。
そんな人たちの避難先たる老人ホーム・保養施設は、キャパが足りなくなることはあっても、無くなることは決してないはずです。
この記事では、上記2つのヘルスケア系リートを比較しながら、どちらが「買い」なのかを検証しています。銘柄検討の参考にして頂ければと思います。
両リート概要の比較
先ず、両者のリート概要を比較してみましょう。
歴史で言うと、日本ヘルスケアの方が5か月ほど長く、2014年11月に上場しています。メインとなる投資対象は、両者とも有料老人ホームです。
両者の最も大きな違いは保有するアセットの地域別比率と言えます。日本ヘルスケアは "その他" つまり地方都市に4割近い施設を保有する一方、東京23区には殆ど持っていません。かたやヘルスケア&メディカルは、それが22%という高い比率。
保有方針も、日本ヘルスケアが「三大都市圏(関東・近畿・中部)が50%以上、中核都市部が50%以下」としているのに対し、ヘルスケア&メディカルは「三大都市圏で80%以上」です。都心部への力の入れ方に明らかな差があります。ここは、今後の高齢者の人口動静を踏まえた上での一つの判断材料になると思われます。
後者の物件取得額が物件数に比べて高額だったり、利回りが若干高めなのも、都市部に重きを置いているためでしょう。
将来に向けた成長は?
これから溢れかえる高齢者を囲い込むためのアセット拡充が、各々のリートの利益の源泉となっていくはずです。その視点で見てみます。
日本ヘルスケアのIRには、あいにく将来への明確な指針が見当たりませんでした。
※日本ヘルスケア投資法人 第9期決算説明資料より 以下同
ヘルスケア&メディカルは、現在ある648億円相当の物件を、中期的には1.5倍の1,000億円まで拡大させる目標を謳っています。過去3年で既に2回の公募増資を行いました。一般的に、増資は株の価値を希薄化させることにつながりますが、リートの場合は利益の大半を分配金に充てますから、拡大の為にはある程度避けられない戦略だと考えています。
※ヘルスケア&メディカル投資法人 第8期決算説明資料より 以下同
分配金は、両社とも安定的
最後に、分配金の推移となります。
日本ヘルスケアの分配金は、ご覧の通り微減・微増を繰り返しながらも横ばいが続いています。分配金の内、約800円程の利益超過分配金が含まれていますが、リートの場合は原価償却費の一部を出資の払い戻しとして処理することが一般的です。
一方のヘルスケア&メディカルです。こちらも下がった年はありますが概ね右肩上がり。第9期に大きく跳ね上がっていますが、これは今年1月の公募増資により新たに8物件を組み入れ、賃料収入が増加したことによる増益分を反映したものです。
まとめ
将来の日本を支えるであろうヘルスケア施設関連の2つのリートを、保有アセットの特徴・成長率・分配金施策等を比べながらレビューしました。
これらを踏まえて、しょこら@的には以下の理由で「ヘルスケア&メディカル」の方がベターだと判断し、投資対象としています。
- アセットが都心部に強い
(若い頃から住んでいるだけに、利便性に慣れ切って動き辛いのでは) - 時価総額が大きい。安定が望めそう
- 今後の拡大成長戦略が、より明確
- 利回りが高い・単価が低く買いやすい
あと、IR資料が緑中心の色遣いで目に優しく、読みやすく作られているのも個人的にはポイントが高いですw
どこぞの牛丼屋とはエライ違いや
現在、一口あたり単価がだいぶ上がってきてしまい、成り行きでは買えない状態が続いています。個人的には、市場全体の暴落のタイミングを見計らって、更に買い増しを狙いたい銘柄です。
当ブログは、特定の銘柄の買いを推奨しておりません。
くれぐれも投資は自己責任でお願いします!