しょこら@(@syokora11_kabu)です。
アメリカの通信大手Verizon(VZ)が今週より、第5世代となる移動通信サービス「5G」を始めました。そして期を同じくして、韓国の携帯大手三社も同サービスを開始したそうな。
5G立ち上げ世界最速の座をかけた茶番を繰り広げたアメリカ・韓国、そして我らが日本の各国状況がなかなかシュールでしたので、今回紹介したいと思います。
【米国】超ピンポイントだけど、一応公に開通
まずは、米国代表Verizon。
もともと、来週にサービスを開始する予定でしたが、急遽日程を一週間繰り上げ、4/3に「世界初」としてローンチさせたことをアナウンスしました。
利用のための条件は、以下の通りです。
- 現時点でシカゴとミネアポリスの二都市、かつ限られたエリアのみ。
- 2019年中に、30都市以上に拡大する
- 利用には、モトローラ製スマホ「moto z3」を使い「5G moto mod」というアタッチメントを取り付ける必要がある(以下画像)
- 5G moto modは一括で買うと$349.99。でも今だけ特別価格で$199.99
- データ無制限プランに入る必要あり。
- 既にサービス開始している家庭用「5G Home」とは互換しない
要は、シカゴ・ミネアポリスに住んでいる人が、モトローラのスマホ一択で買った上で、2万円お金を出して背面にアタッチメントをつけて、街中の特定エリアに行けば利用できる、という鬼条件。
さすがにこの縛りで買う奴はドMやろ・・・
【韓国】6名に端末配布→「世界最速ニダ!」
一方、お隣の韓国。
もともと4/5からのスタートを予定していたのですが、Verizonが4/3に前倒しするという情報をキャッチした通信大手三社は、4/3深夜に急遽国内の有名人6名に端末を配布した上で、5G回線を開通させました。そして「(時差の関係で)米国より1時間先んじて、世界で最も早く5Gを立ち上げた!」などと報道したのです。
まったく、世界にバ〇を晒して恥ずかしくないんかね?
こんな感じで、正直言って一般人からすれば目くそ鼻くそな両国の争い。
まぁ、客観的には「公に端末を購入して使えるようにした」という点で、5G世界最速の座はアメリカに軍配があがるだろう、という顛末でした。
しかし、相変わらず隣国は、斜め上の笑いを取りに来てくれますなぁ(´・ω・`)
【日本】唯我独尊、のんびりiPhone待ちの状態
さて、かたや我が国ニッポン。一番を取りたがらない国民性は、相変わらずと言うべきか。サービス開始は、オリンピックが開催される2020年に合わせて本格運用開始。プレサービスとしてのお披露目は、今年9月のラグビーW杯になるそうで。
更に、5Gに対応した機種開発も圧倒的に中韓メーカーの後塵を拝しています。日系メーカーで唯一気を吐いているのがソニー。今年リリースのXperia新機種が5G対応するようですが、ファーウェイ・LG・サムスンに比べても、全く熱がありません。
iPhoneに依存する比率が世界の中でも類を見ない日本人のことですから、iPhoneが5G対応すると言われている2020年以降でないと、盛り上がらないでしょうね。
私自身はAndroid(Galaxy)ユーザーなのですが、個人的に「通信料金が上がるのなら別に要らんし」と思っており、全く関心がありませんw 普及の状況を冷ややかに眺めているところです。皆さんは関心ありますか?