しょこら@(@syokora11_kabu)です。
はてなの「最近のアクセス傾向」を見ると、Twitterから来て頂いている方がとっても増えていることに気付きました。
はてな公式ヘルプによると、こちらの条件としては直近の1,000件のアクセス元を示すデータだそう。ここ2日は、全体の1/4がTwitter経由からの流入ということか。
カウント期間が直近のみとはいえ、ソーシャルメディア(オッサン的に平たく言うとクチコミ?)の力は、本当にスゴイなと改めて実感しました。いつもお読み頂きまして、本当にありがとうございます。
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さて、お肉好きなカエルが、なかなか面白いニュースを発見しました。
立ち食いステーキ店「いきなり!ステーキ」をアメリカにも展開した(3053)ペッパーフードサービス。進出当初はその物珍しさから注目を浴びたものの、その後は苦戦を強いられています。そして同社は、立ち食いステーキ形態から、鉄板に焼いた形で出すステーキ形態に切り替えることにしたらしく、NYC初となる「ペッパーランチ」を先週ブロードウェーの一等地にオープンさせました。今後こちらの業態で反転攻勢を目指すんですって。
いやー、思わず笑ってしまった。
本当にやる気があるのかw
と。今日はそんな「肉肉しい」お話。
ステーキに関しても最先端の国、アメリカ
私も、付き合っていた知人との限られた範囲の経験しかありませんので、断定するつもりは全くありませんが「アメリカ人は特別な日にしかステーキを食べない」というのは誤解を招く表現で、非常にポピュラーな食べ物であると思っています。
彼らがステーキを食べる場所は、すごーーーくラフに言って、以下3つ。
①☆がたくさんついた、高級店
②全米に店舗のある、標準的なチェーン店
③自宅
自宅でのBBQパーティーは、夏の風物詩!
このうち最もポピュラーなのが、③。
多くのアメリカ人は、自分のBBQセットを持っています。価格はピンキリですが、安いものは$100以下、$1,000以上する本格的な高級機種もあります。
こんなやつ ↓
彼らはパーティーが大好きです。日の長いサマータイム、週末ともなると毎週のように親族・友人・同僚を自宅に招いて、広い庭でBBQをやりながらドンチャン騒ぎします。そしてその時に決まって出るのが、超大判のステーキ肉。どこからともなく赤身のサーロインを仕入れてきて、豪快に焼いているのです!
そんな機会に多く接するにつけ、彼らとステーキは切っても切り離せないものだと感じてきました。そして「うるさい」人間が多い印象。
チェーン店で食べるステーキも美味い!
アメリカには、街中に多くのステーキチェーンがあります。駐在時私がよく利用したのは「Texas Roadhouse」「Outback」等ですが、これらのお店の看板は、どの州でもだいたい見かけることができます。
特に美味しいと思ったのは、リブアイ(Ribeye)と呼ばれるお肉。リブ(肩)肉の中でも真ん中のあたりにある、特に柔らかい部位で、脂身が多くてペロッといけちゃいます。もしも機会があったら是非オーダーしてみて下さい。
これらのチェーン店で食べるステーキの値段は、例えばTexas Roadhouseの場合、一番小さい6oz(170g)のサーロインで$10ちょっと。前述のリブアイは少しだけ高くて、10oz(280g)で$16くらい。いずれにしても$20以内で十分に堪能できる価格帯です。
ペッパーは一体どの客層を狙っているの?
かたやNYCのみで展開中の「いきなり!ステーキ」私も試しに一度だけ行ったことがありますが、値段は、
サーロイン:$2.0/oz
リブアイ :$2.5/oz
の量り売りです。従って前述のチェーン店と比べて2~5割ほど高い。肉質は言うほどの差はない。しかも立って食べさせるドSスタイル(今は止めたみたいですが)
レストランの激戦区中の激戦区NYCには、ステーキハウスも、☆3クラスの名だたる名店が唸るほどあります。特別な雰囲気を楽しみたい人は、ドレスアップをして、そういうお店でワイングラスを傾けながらお肉を楽しむのでしょう。
そんな目の肥えた人々が行き交う街で、誰が「いきなり!」に行くというのか。
そして今回の「ペッパーランチ」
Pepper Lunch USA - Home
メニューを見ると、8ozサーロイン単品で$21、8ozリブアイ単品で$24、ペッパーライスという謎の肉片混ぜご飯で$11.5、という価格設定。
いや、だから高過ぎだって( ゚Д゚)
「いきなり!」よりも上がっている。
もし、自分で焼く鉄板焼きスタイルを差別化の売りにしているというのであれば、立ち食いで失敗した経験を何も活かしていないと言わざるを得ないと思うのですがいかがなものか。それとも(9861)吉野家(7550)ゼンショーですら成し得ていない市場で、肉片混ぜご飯が通じるとでも思っているのでしょうか。
是非、今度はNYCというごく限られた場所だけでなく、全米にお店を出して頂きたいものです。そして、お肉好きアメリカ人にどれほど日本のチェーン店が受けるのか、その身をもって実証して欲しいなと思いました。
NYCの人口なんて、全米の3%にも満たないんやで・・・