しょこら@(@syokora11_kabu)です。
3月は、日本株の多くが決算を迎え、配当の権利確定がある月です。ただあまりに銘柄数が多く、悩ましいですよね?その、悩みながら買うのが個別株投資の魅力でもあり、楽しみでもあるのですが。
高配当株を所有する上で辛いのは、いっときの含み損などではなく「減配・無配」これに尽きます。未来は誰にも読めませんが、経営が上手くいっている・無理した配当政策を取っていない、という点くらいは予め確認したいところ。
具体的に、以下3つは重要な確認点だと考えます。
- 連続増配、もしくはこれまで長期間減配していない
- 儲ける力(営業キャッシュフローマージン)が高い
- 配当性向が低い
そこでこの記事では、これらのポイントを中心に「減配リスクが低く、バイアンドホールド向きな高配当銘柄」をテーマに調べてみました。
【STEP-1】過去、長期間に渡り減配していない
先ず、これまで10年以上減配をしていない、かつ配当利回り3%以上(税引前)の銘柄を一通りリストアップしてみます。※増配に限っていません。
およそ80銘柄くらい出てきました。
【STEP-2】営業CFマージンが安定している
次に、安定的に本業で稼げているかどうかのチェックをします。使う指標は「営業CFマージン」これが10%を超えているようなら優秀だと言えます。
過去10年間の営業CFマージンの平均値が10%以上か否かで判断しました。調べる上で参考としたサイトは「IR BANK」です。
10%に満たない銘柄には、ご退場頂きましょう。
【STEP-3】配当性向が低い
さて、これまで減配していないとは言え、利益が出ていないのに無理に配当を出しているなら、将来減配してくる恐れがあります。配当性向が安定的に低いという点も押さえたい点ですね。過去10年間の配当性向の平均が50%を切っているという基準でソートします。
ドン!
脱落した銘柄は、リストから消えて頂きました。
薄いハッチングは、配当性向50~75%と、惜しくも基準に達していない銘柄です。増配は無理だけど何とか維持は出来るかな?という微妙なレベル。
これら22銘柄(次点を含めると30銘柄)が、以上3つの条件を満たした「指標上は減配リスクが低い企業」たちです。よく見かける鉄板銘柄が多く残りましたね。
ところで・・・「金融系」の会社は人のお金で食べている会社ですので、基本的にキャッシュフローや配当性向は良く見える傾向になると考えています。私なら、例えば地銀には投資しません。
個人的に欲しい3月確定・高配当銘柄
ここから先は、好みの業種に絞ったり、具体的な事業の進捗をIR資料で見たり、株価の割安感などで買うタイミングを探ったりと、それぞれの判断の範囲となっていきます。貴方ならどのあたりの銘柄に食指が伸びますか?
私は時価総額の大きな(500億円以上)企業に安心感を持つタイプなので、おススメ銘柄を紹介しても "ド定番" に行きついてネタもオチもヒネリも何も無いのですが、もし今、上の表から欲しい3月確定銘柄を選ぶとしたら、
(8316)三井住友ファイナンシャルグループ
【株価】3,971円
【PER】7.93倍
【PBR】0.53倍
【利回り】4.28%(税引前ベース)
これ一択ですw
なんといっても『累進配当政策』を掲げていることが大きい。公式に「減配はしない。少なくとも配当は前年維持か、増配する」と言っている訳ですからね。長期で保有する上でめちゃめちゃポイント高いです。株価も相当高いですが(´・ω・`)
同じ金融系でも(8308)りそなHDや(8410)セブン銀行は、株価が安くて買いやすいですが、減配しないと明言しているこちらの方が安心感が段違い。次点は(9432)日本電信電話(9437)NTTドコモ(8766)東京海上HDあたりかな。
「どれも鉄板過ぎて、つまらん」という声が・・・
海外株の方に資金を振り分けているので積極的には買いにいけませんが、この(8316)は、暴落で凹んだ時に是非エントリーしたい銘柄であります。
以上、ソリッドなETF投資もいいけど個別株も大好きな管理人が考える『リスクを抑えた銘柄探し』の一例をご紹介しました。これからも、日々楽しみながら、投資に相対していきたいと思います☆
当ブログでは、特定の銘柄を推奨してはおりません。
くれぐれも、投資は自己責任でお願いします!