しょこら@です。
突然ですが、私、タバコは全く吸わない人です。
タバコって、結構いい値段するんですよね。私は昔から、海外出張時には現地の人たちのために免税店で買っていくのが恒例になってます。最近は紙タバコがIQOSのカートリッジに変わってきて、時の変遷を感じるのですけど、だいたい一箱4,000円強。それでも皆「いやぁ、安い安い!」と、喜んで支払ってくれます。健康を害する品にわざわざそれだけのお金を払う感覚が、どうにも私には分かりません。
そんなタバコ嫌いの私ですが・・・ちゃっかり投資先にさせて頂いています。ヤニの魅惑から逃れられない人達は、世の中にゴマンといます。そんな彼らが支払うタバコ代から、有難く配当金を頂いております。
日本をはじめとする先進国は、愛煙家にとっても厳しいトレンドが続いてて「もうタバコ株はオワコン」みたいな雰囲気がありますが、
赤道から下半分の国々では、まだまだ多くの野郎共が、フツーに道端でくゆらせています。彼らがタバコを止めるなんてことは、一生涯無いでしょう。禁煙とか分煙とか、そんな理性的な対応が進んでいるのは世界でもごく一部というのが、様々な出張先で感じた私の認識。
喫煙率が下がる先進国でのタバコ販売は、今後減る一方です。電子タバコの動向といっても、結局紙から変わるだけですからパイ自体は同じ。人口そのものが増える途上国で、いかにシェアを確保出来るかが、各社売上維持のキーだろうと考える今日この頃です。
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さて、本日そんなタバコ銘柄を買い漁りました。
まずは(2914)JT。既に溢れんばかりの含み損を抱え込んでいるこちらの株を、このたび100株買い増し。計500株持ちとなりました。
私のPFの中のトップランナーです。といっても全体の13%程度ですけどね。
盆栽投資家としては、こんなキリのいい数字が、保有して眺める上で心地良いのです・・・まさに枝を切り揃える感覚w でもこれ以上買い増しはしません。次のキリのいい数字は1,000株、これは多すぎなので。
実にくだらない言い分・・・自覚はしております・・・
お次は、海外銘柄であります。
昨年11月に「アメリカ食品医薬品局(FDA)がメンソール系たばこ製品の販売規制を検討中」という非公式情報がリークされて以来、株価が絶賛低迷中のブリティッシュ・アメリカン・タバコ ADR(BTI)を100株、新規購入しました。
1株あたり年間配当金は$2.647。従って税引前ベース利回りは驚異の8.26%です。税引後でも5%は確保できますね。
いろいろリスクが取り沙汰されていますが、つまるところ以下二点の「独断」と「偏見」が、私の購入を後押ししました。
- こんなに優良なグローバル超大企業が、メンソール一つでガタつく訳がない。彼らもバカじゃないのだから(ロビー活動を含めて)対処してくるはず。
- 減配の懸念と言っても、万が一8%の利回りが半分になってもまだ4%あり、全く許容できる水準。
以下の指標を見ても、大きな問題は見当たりません。
売上高は横ばいですね。営業利益も同じような動きをしています。
営業キャッシュフローです。潤沢に抱えてます。営業キャッシュフローマージンも30%強を維持していて、稼ぐ力は非常に強いです。
ポンドベースの配当は10年連続で増配中で、配当性向も60~70%を維持。まだ十分余裕はありそうです。
リスクを差し引いても、現在の価格は割安だと思われます。1年前に100株買おうと思ったら70万円必要だったのが、今では30万円そこそこですから、バーゲンセールもいいところ。
電子タバコの行方も、どう転ぶかはまだ不透明です。FDAは件のメンソール味タバコの規制と同時に、若者に人気なフルーツ等フレーバー付き電子タバコの規制案も発表、この種のタバコの全廃も辞さない考えを表明しました。現在アメリカの電子タバコで圧倒的なシェアを誇るJUULも、これにより一般小売店での販売中止等の対応に追われています。はてさて、なかなかすんなりとはいかなさそうですね。
更に価格が下がるようなら、喜んで買い増します。そして配当金を享受しつつ、動向を見守りたいと思います。
当ブログでは、特定の銘柄を推奨してはおりません。
くれぐれも、投資は自己責任でお願いします!