【24/7】高配当株とかマイレージとか車とか【独り言】

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貴方は有休100%取れていますか?日本人の取得率調査結果を見て思うこと

しょこら@です。

2018年もあと僅かになりました。
皆さまも、今年1年忙しく過ごされたことと思います。

1年振り返ってみて、さて今年は何日「有給休暇」を取得できましたでしょうか?
弊社は年度単位で24日間の権利がありまして、これまでのところ私の取得日数は『15日間』・・・まだ結構残っています。

旅行サイト「エクスペディア」が、アメリカやカナダ、ドイツや韓国など世界19カ国18歳以上の有職者男女1万1144人を対象に実施した有給休暇取得に関する調査の結果を公表しました 日本人の有給休暇取得率を世界19カ国で比較したところ、3年連続最下位になったことが、旅行サイト「エクスペディア・ジャパン」の調査でわかった。日本の有休消化率は50%、取得日数は10日で、率と日数ともに最下位だった。トップのブラジル、フランス、スペイン、ドイツはいずれも100%(30日)。その他の国もいずれも取得率は7割以上で、日本の低さが際立つ結果だ。
【BuzFeed Japan】

 

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※参照:Expediaより

実に半分しか取れてないという事実!しかもその2/3くらいは「体調不良」「家族の用事」「役所等の手続き関係」じゃなかろうか。もしそうなら、それって自分自身のリフレッシュに全然なってないですよね。
特に家族持ちの方。自分のために何日休めていますか?
 

人手不足・職場の空気・無理解な上司

有休が取れない要因は、だいたいこの3つに集約されるのではないでしょうか?

以下は、私の職場の実話です。
同じ職場の同僚Aさんが、2011年3月11日に発生した東日本大震災の直後、3月末から4月頭にかけて10日間、有休を取ってモルディブに海外旅行に出かけました。彼はそれなりにキャリアのある営業担当として、担当顧客を幾つか任されていました。

震災によりサプライチェーンが完全に寸断されて、仕入先の被災状況確認やら、顧客への報告やら、代替メーカー・ルートの検討やらで、営業フロアはもうそれはそれは、大戦争状態でした。

そんな中一人休みをとって、遊びに行った訳です。
あ、もちろん事前に承認は得ていましたし、職場に周知はしてましたよ。半年以上前の2010年10月頃に、チケットを全部押さえていたようです。

さて、そのような人が同じ職場にいた時、管理職ないし同僚としての貴方は、率直にどう思いますでしょうか?

  1. 「この大変な時に遊びに行きやがって!マジふざけんなよ!」
  2. 「まぁ権利とはいえ、時期が時期なだけにどうかとは思うけどなぁ」
  3. 「事前に許可は得ていたのだし、この震災は不測の事態なだけ。何とかチームでカバーしよう」

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はい、1と2を選んだ方はNGです。
そういう気持ちが、冒頭の有休取得率アップを阻害しているということを自覚したほうがいいかと思います。

これはいささか極端なケースかもしれませんが、それでも本人の半年前からの楽しみを奪うことは出来ないでしょう。一人欠けたことを踏まえて、リソースの配分をマネージし直す、もし手持ちの人員で足りなければ上に掛け合ってヘルプをもらう、というのが管理職の仕事です。そして「皆でカバーするから楽しんでおいで!」と気持ちよく送り出すのが、あるべきチームの姿かと。

因みに実際のケースでは、彼の上司は1.でした。
でも、周りで分担しあったことで、無事旅行に行って貰えましたよ。彼はだいぶ恐縮していました。まぁ当然ですよね。
でも、そういうことがあると「彼の休みの時は、今度は私が代わりに頑張ろう!」と、皆がお互いの休みに対して協力的になるものです。実際彼は、以後同僚の休みの時は、積極的にカバー役に回ってくれました。

これからを担う我々が、積極的に変えるべき

それから7年が経ち、自分も部下を持ついっぱしの管理職になりました。

私は、自分の部下が休みを申請してきたら何も理由を聞くことなく判を押しています。休む理由を聞くのがタブーなアメリカでやってきたので、抵抗はありません。さすがに前の日に「明日から一週間休ませて」と言うのは社会人として若干厳しいものを感じつつ、業務状況をヒアリングして問題無ければ承認。

逆に休みが取れてない人には「お前、来週休めないの?!」と、イエローカードを出します。2枚目でレッドカード、強制?退場。年間24日ということは月平均2日ですから、1ヶ月で1日も消化されていなければ、翌月に4連休取ってもらったり。
とにかく、ネガティブな雰囲気を出すのが一番ダメだなと。少なくとも「休めるのが当たり前」って空気にしないと、有休なんて絶対消化し切れないんじゃないでしょうか。それでも余る可能性が高いですが。

今、会社の中枢にいる40・50代の老害先輩社員が退いて、その後を担うのは30・40代の我々世代。自分たちが積極的に職場の空気を変えないとダメだ!と思いながら、先ずは自分の周りから取り組んでいる日々です。

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蛇足ですが・・・

上記の例で、震災直後に旅行に行ったの、実は私ですw
自分で言うのもなんですが、マジで申し訳ないと思いました。でもチケットをキャンセルしようがないので、半ば強引に行かせて貰ったのです。
でも、その時に周りに助けてもらった経験が、今の自分の一部になっているんだと、改めて振り返れば思ったりして。ちょっと前向き過ぎですかね...