しょこら@です。
昨日(12/10)は、私が勤務している会社からの、待ちに待った冬賞与の日でありました(∩´∀`)∩ ワーイ
日々定時退社を厭わない不良管理職ではありますが、幸いにも前回同様の評価を頂くことが出来ました。会社に身体半分を縛られた、サラリーマンという身分のありがたみを実感できる、数少ない瞬間の一つであります。
私と同様、この時期のサラリーマンの多くは、大金を前に「さーて、このお金をどう使おうか?」と心躍らせていることと思います。
今の時期、賞与を狙う悪鬼が蔓延っている..
そんな浮ついた我々を狙いすますが如く、J●とかゆ〇ちょとか△△銀行とか、様々な金融機関が、
『冬のボーナスは定期預金へ!今ならキャンペーン金利でオトク!』
『この機会に、投資信託で将来に向けた財産形成を!』
などと、大々的な呼び込みを行っています。
ひと昔前までは私も「将来に向けて、とりあえず貯金しておかないとね」と考えて、身近な金融機関の定期預金に一直線!でした。
でも、ちょっと待ってください。
定期預金なんて、お金を数か月~数年ガッツリ拘束される割に、その対価(利子)がたったの数百~数千円ぽっち。下手したら、送金・出金手数料だけでマイナスといった、本末転倒な事態に遭いかねません。
また、銀行が取り扱う投資信託も、本当に良質な商品はごく一部。油断していたら、異常に手数料の高いものを勧められたりね。
リスが楽しそうに踊るCMに踊らされてはいけません。
大事なお金を遊ばせる?働かせる?
我々の、虎の子の賞与をどうするか・・・
- 用途が明確に決まっているが、少し先になるので何処かに入れておきたい
- 教育費用や自宅購入費用などの目標に向け、少しづつでも貯めたい
- 自分で手をつけられないよう、預かってもらいたい
人によって、背景・目的は様々だと思います。
定期預金はいわば、自分では開けられない蓋付きの器みたいなものです。自らを律することが出来ない人は、管理を銀行に委ねるのも良いでしょう。でも、自分のお金の管理を「してもらっている」のですから、利子だなんて見返りを求めるのはお門違い。むしろお金を払うくらいに考えるべきです。
やはり大多数の人は「出来れば殖やしたいな」という期待があるのではないでしょうか。しかし、殖やすという点では、定期預金はパフォーマンスが悪すぎます。
以下は、10年間というスパンで、まとまったお金を定期預金で預けた場合と、総額は同じながら積み立て+複利運用した場合の比較グラフです。
10年物の金利は、殆どの銀行が0.05%以下です。240万円という大金を10年間預けても、利子は1万円にすらなりません。運用の年利3%は比較的コンサバ(固め)な数値ですが、それでも積み立て+複利運用をしていけば、最終的な金額差は40万円近くにもなります。
「運用は、なんだか難しそうだし、リスクが怖いから」と考えて、この差を甘んじて受け入れて定期預金に走るか、それとも少しづつでも投資を勉強して、目標到達に向けて最善を尽くすか。全てその人次第、自己責任の世の中なのです。
お金の相対的な価値は少しづつ下がっていく
さて、将来に向けた貯金の差、だけで済めば良いのですが、これからは日々生きていくためのコストですら、どんどん負担が増してしまいます。
- 税金が増える
これは来年の消費増税を手始めに、日頃ニュースされている通りです。 - サービスに対する対価が上がる
今までは無料で済んでいたサービスが廃止される、若しくは同等のサービスを享受するにはより多くのお金を取られるようになります。例えば年々値上げされるディズニーランドの入場料だとか、ネット通販の自宅配送等。 - モノの価格が高くなる
今まで買っていたものに新機能が入ったり、「日本製で高品質」といった付加価値がついて、同じ値段で買えなくなります。仮に買えたとしても、内容量が減っていたり、劣化版とか中華製になっていたりします。
企業の側も、人件費や材料費、研究開発費の増加に喘いています。それらは最終的には我々の支払いに跳ね返ってきます。単純に同じお金を持っているだけでは、今と同じような生活が送れなくなる恐れがあるのです。
「更にお得なサービス」に対するアンテナを高く持ったり、積極的にお金を殖やす努力をしなければ、その先に待っているのはジリ貧な生活です。そしてそれを、政治や社会のせいにしても、誰も助けてはくれません。
で、しょこら@家の賞与は働いてるの?
・・・という訳で私も、帰宅後に速攻で、会社から賞与が振りまれた銀行口座のネット画面を開きました!
んで、
「えっと、大学の入学金はこちらの口座に移して、と」
「保険の支払いがあるからこの金額は残さないとな」
「固定資産税は〇〇円か。んー、高いなぁ・・・カチカチ」
と、目的別口座に予算を振り分ける作業を行いました。
はい、
6か月待った賞与の仕分けが、5分で完了。
貯めるとか殖やすとか、これまで偉そうなことを宣っていた割に、あれこれ考える余地がそもそもありませんでした(´;ω;`)ブワッ
40~50代くらいの家族持ちの皆様にとっては、大なり小なり、そんな感じではないでしょうか(我が家だけかな?)実に厳しい時期、真っ只中におります。
折角の機会ですから、安易に「器」に頼らず、時間を味方につけた長期的な資産形成を考えてみてはいかがでしょうか。