しょこら@です。
今回は、いわゆる仕組預金について、私の「失敗したぁ!」という、経験談です。
ここを見られているような、金融リテラシーの高い皆様にとっては、
”だっさー。情弱乙” なんて、失笑ものの話かもしれません。
リスクを十分ご理解の上で、同じようにこの商品を買われている方は、以下、適当に流して下さい。
もしも、この商品をご存知のない方は、是非そのリスクに気をつけて頂きたいので、恥をしのんでシェアしようと思います。
仕組預金とは
仕組預金とは、預金という名前がついていますが、普通の預金とは違い、何らかの条件・制限(リスク)が課せられていて、その分少し高い利率が享受できるという『金融商品』です。
その条件は商品によって様々ですが、よくあるタイプは以下2つです。
①満期変動型
普通の定期預金では、●か月、●年など、特定の期間に限って預けますが、住信ネット銀行の「プレーオフ」、楽天銀行の「楽天ステップアップ」等の仕組預金は、その年々の金利動向に応じて、毎年満期の延長をするかどうかの判定が銀行側でなされ、延長が決まるとそのまま自動継続されます。
付与される金利は、延長されるほどアップするもの、満期までフラット(1年目からそれなりに高い)のもの、それぞれあります。
②外貨特約型
住信ネット銀行の「コイントス」に代表されるタイプです。
最初、日本円で預金しますが、満期時の為替レートによって円で償還されるか、外貨で償還されるかが変わります。
例えば、100万円を、特約レート(銀行が指定している最初の条件)US$1=100円で預けるとします。仮に満期時に90円の円高となった場合は、外貨$10,000+金利、で戻ってきます。当然90円で日本円に戻すと10万円も損しますので、いくら金利が高くても全く意味がありません。
私が買った仕組預金
さてさて、私のポートフォリオの定期・財形預金枠には、この仕組預金が200万円あります。前述の、住信ネット銀行<プレーオフ>なのですけどね。
ある日・・・
ま、直ぐ使う金でもないし、置いとくかの。直近の実績見ても1-2年で満期迎えてるみたいだし、何とかなるやろフフンw
と、軽ーい気持ちで買ったのが、事の始まり。
ちなみに最大延長期間10年。金利は、フラット年0.35%です。
金利は、確かに普通の定期預金よりは、ずっと高いですよね。
10年間手がつけられない?
さて、この「満期変動型」の仕組預金、途中解約が出来ません。
厳密に言うと、解約は出来ますが、ペナルティが大きいです。
定期預金の途中解約は、利子に対してのペナルティがありますが、元本は守られます。こちらの商品の場合、大きく元本割れしてしまいます。
毎年3月に延長判定があって、今年1回目があったのですが、結果は『延長』
ただいま、2年目に入っています。
最長で、2027年まで帰ってきません。
まぁ、他にキャッシュはあるので、延長されても影響は無いんですが...。
購入時、高配当株による運用を、未だ本格的にやっていませんでした。
例えば、今年の2、4月みたく、市場が一時的に暴落した時、
ううっ、JTまた2,900円切って絶好の買い時なのに...
(´;ω;`)
なんて時の、財政出動が出来ませんね。
また、投資に限らず、プライベートでお金が必要になった時も、満期が見えないので、予定には全く組み込めません。
無かったものに出来る方はどうぞ
この満期変動型の仕組預金の最大の問題は、資産の流動性が完全に失われるという一言に尽きます。勿論、<10年後のための徳川埋蔵金>みたく、完全に記憶の彼方に消せる方なら、元本保証される分、配当株の放置プレイよりはリスクは低いとは言えますが。
しかし今後、金利や景気がどうなるかなんて、1年先ですら全く分かりません。むしろ税金や社会保険料の増大、物価の上昇などが待ったなしになっている中、コンマ%の僅かな金利差で、最悪10年間の資産運用の余地を自ら放棄するのは、あまり賢い選択では無かったなと、今更ながら反省しています。
と言う訳で、仕方なく次の3月での満期判定を祈っております(*・人・*)
当ブログでは、特定の銘柄を推奨してはおりません。
くれぐれも、投資は自己責任でお願いします!